AIといえば難しい専門知識が必要そう…と思っている方も多いですが、実はChatGPTは「質問の仕方(=プロンプト)」さえ分かれば、誰でも使いこなせるツールです。
操作方法は非常に簡単で以下の赤線で囲った質問ボックスに質問文を入れるだけで回答を返してくれます。

このブログ記事はChatGPTに目次と本文の80%を作らせていて、僕がしているのは装飾デザインや少しの手直しだけです。
この記事ではChatGPTを使いこなすために必要なプロンプトの書き方についてお伝えしています。
この記事を読めばわかること
- ChatGPTって何ができるの?
- プロンプトってそもそも何?
- 初心者でもうまくいくプロンプトの書き方
- すぐに使えるプロンプトの実例とテンプレート
- よくある失敗とその対策方法
ChatGPTのプロンプトの書き方さえマスターする事ができれば、誰でもプロのような専門的な文章を書き、論理的に物事を整理したりできるようになることがわかります。
初心者でも迷わず使えるように、専門用語はゼロでやさしく丁寧に解説していきますのでご安心ください。
1.ChatGPTってそもそも何か?
ChatGPTは【OpenAI】という会社が作った「会話型AIツール」で、ざっくり言うと、「質問したら答えてくれるすごいチャット相手」のようなものです。
ChatGPTは文章を考えたりするだけでなく、アイデアを出したり、メールの文章を整えたり、画像を生成したりとかなり使い方はかなり多岐にわたります。
もちろん日本語でもOKで、スマホでもサクッと使えるのが特徴です。
ChatGPTの性能を引き出す上で「うまく伝えるコツ」が重要な理由
ChatGPTはとても賢いAIですが、人間のように「空気を読んでくれる」わけではありません。
こちらが「何をしてほしいか」をハッキリ伝えないと、思った通りの答えが返ってこないことが多いんです。
この「何をしてほしいか」を伝える文のことを、プロンプトと呼びます。
ChatGPTの性能を引き出すためのプロンプトの書き方さえ分かれば、ChatGPTはめちゃくちゃ頼れる相棒になります。
ChatGPTとは?簡単に言うと「AIとの会話ツール」
ChatGPTは、あなたが送った文章(質問やお願い)に対して、AIが自然な文章で答えてくれるチャット形式のツールです。
たとえば、
- 「ブログのタイトル案を出して」
- 「わかりやすく要約して」
- 「文章をやさしい表現に直して」
といった指示に対して、それっぽい答えを自動で出してくれます。
難しい設定や知識は不要で、LINEみたいに文章を送るだけでOK。
それだけでAIが反応してくれるのがChatGPTのすごさです。
プロンプトとは?
「プロンプト」とはChatGPTに対して「これをやって」と伝えるための文章のことを言います。
たとえば…
- ✕「ブログについて教えて」→あいまいすぎて微妙な答えになる
- 〇「初心者向けにブログの始め方を3ステップで教えて」→具体的な答えが返ってくる
こんなふうに、何を・どんなふうに・どれくらいなど、できるだけ詳しく伝えると精度が上がります。
なぜプロンプトが大事なのか?
ChatGPTの回答は、こちらが入力したプロンプトの内容に強く影響されます。
つまり、「プロンプト次第で結果が変わる」のがこのツールの特徴です。
何となく質問すると、何となくな答えしか返ってきません。
でも、ちゃんと伝えると、プロ並みのアイデアや文章を出してくれたりもします。
だからこそ「プロンプトの書き方を学ぶこと」が、ChatGPTをうまく使いこなすための第一歩なのです。
2.ChatGPTプロンプト書き方【基本ルール4つ】
ChatGPTを上手に使いこなすには大きく4つの基本ルールがあります。
プロンプト書き方4つのコツ
- ChatGPTへの”作業指示”は具体的にする。
- 自分はどのような人かというパーソナル情報を共有する
- どのような出力形式で情報をまとめるかのデザインを指示する。
- チャット形式で自分が求めるものに近づけていく。
それぞれプロンプト例文を交えて説明します。
プロンプト書き方ルール①:作業指示は具体的に行う
プロンプトを書くときは、「どのような作業をして欲しいのか」という命令をはっきり書く事が大事です。
指示が曖昧なプロンプト例
あまりにも以下のような短いプロンプトは自分が求める情報が得られない場合が多いです。
ChatGPTは頑張って意図を汲み取ろうとしてくれますが、情報があまりに足りないと適当に返してきます。なぜなら抽象度が高すぎて、一般的に当てはまる占いのような回答しかできないからです。
上記の質問に対するChatGPTの回答が以下になります。
ChatGPTとは、OpenAIが開発した「会話型のAI(人工知能)」です。簡単にいうと、「人と会話するように、質問や指示を入力すると、それに対して自然な言葉で答えてくれる賢いチャットロボット」です。
ChatGPTの回答
指示が詳細なプロンプト例
では【ChatGPTが出来ること】という情報を付け加えたプロンプトを作成してみました。
上記に対するChatGPTの回答が以下になります。
💬 ChatGPTって何?
ChatGPT(チャットジーピーティー)は、**OpenAIという会社が開発した会話型のAI(人工知能)**です。
かんたんに言うと、「文章で質問やお願いをすると、それに対して自然な文章で答えてくれるAIロボット」です。
たとえば、こんなふうに使えます。ChatGPTでできること一覧
ChatGPTの回答
やりたいこと 例文プロンプト 出力される内容(例) わからないことを聞く 「NFTってなに?初心者にもわかりやすく教えて」 噛み砕いた解説文 アイデアを出してほしい 「副業におすすめのアイデアを5つ教えて」 リスト形式で副業案 文章を直してほしい 「この文章をもっと自然な日本語に直して」 リライトされた文章 記事の構成を考えてほしい 「〇〇というテーマで記事構成を考えて」 見出し付きの構成案 メールやLINE文の例を作ってほしい 「謝罪メールの例文を作って」 丁寧な文例 ブログ文章を一部書いてほしい 「この見出しに合う導入文を書いて」 自然な導入文 翻訳してほしい 「この英語を日本語に訳して」 日本語に訳された文 プログラムコードを見てほしい 「このコードにバグある?直して」 エラー箇所と修正案
出力情報がかなり変わりました。
それは当然のことで【ChatGPTって何?】という文章では「ChatGPTという言葉の意味が知りたいのか」・「ChatGPTで出来る事を知りたいのか」・「ChatGPTというアプリはどの会社が提供しているものなのか」という質問の目的がわかりません。
「どのような情報を求めているのか?」というChatGPTに具体的な作業指示をしてあげる事が大切です。
プロンプト書き方ルール②:自分の情報をChatGPTと共有する
会話において、初心者の方に説明する時、専門家同士が議論する時、子供へ教える時など、人は無意識に使う言葉を使い分けます。
会話は相手の語彙力や経験、知識量に依存するからです。
それはChatGPTからしてもそうで、あなたのことについて知らなければ、専門用語をどこまで使って、どこから説明していけばいいかが分かりません。ChatGPTに自分の情報を付け加えてあげる必要があります。
ChatGPTに自分の情報を付け加えたプロンプト例
下記は「AIについて予備知識がなく、専門用語を全く知らない」という状態を付け加えた文章になります。
上記のプロンプトに対するChatGPTの回答が以下になります。
AIってなに?
👉 人の代わりに考えてくれるコンピューターの頭。ChatGPTってなに?
👉 話しかけると、ちゃんと答えてくれるおしゃべりロボット。
スマホでも使えるし、日本語でOK。🔍 ChatGPTでできること(ほんの一部)
○ わからないことを聞ける(先生みたい)
○ アイデアを出してくれる(相談相手みたい)
○ 文章をつくってくれる(作文の手伝いみたい)☝ポイント
○ むずかしいことを知らなくても使える
○ 話しかけるだけでOK(文字で)📝 まとめ
⇒AIは「頭のいいロボット」
⇒ChatGPTは「話せるロボット」だから、スマホで話しかけるだけでいろいろやってくれる便利ツールなんだよ!
ChatGPTの回答
生成される文体がかなり変わったのが分かると思います。
このように「自分の知識や語彙力がどの程度なのか」という情報を付け加えてあげると、ChatGPTはそのレベルに合わせて使う言葉を調整してくれます。
プロンプト書き方ルール③:出力の形式や条件を明記する
情報というのは量よりも質が重要です。
長文をダラダラ書かれても読んで理解するのに時間がかかるし、まとまっていない情報だとあとで自分でワードやエクセル・パワポなどで加工しないといけないので非常に面倒です。
以下のようにどんな形で答えてほしいか、最初に言ってしまうと手間が減ります。
例:
- 「箇条書きでまとめてください」
- 「500文字以内で」
- 「HTML形式で出力して」
ChatGPTが出力できる形式まとめ
ChatGPTが出力できる形式は以下のもになります。
- 表形式:ExcelやGoogleシートで使用される形式で、行と列にデータを整理します。
- 箇条書き:項目ごとにリスト化されたデータです。主にテキスト形式で提供されます。
- CSV形式:コンマで区切られたデータで、データのエクスポートやインポートに利用されます。
- フローチャート:プロセスの流れや関係を視覚的に表現します。
- 画像ファイル:文章や記述に基づいて生成されたイメージです。
- テキストファイル:プレーンテキストの形式で、文章や情報を提供します。
- HTML形式:Webページの形式で、リンクやフォーマットが含まれることがあります。
- PDF形式:ドキュメントの形式で、レポートやマニュアルなどの提供に使われます。
上記をコピーし【○○形式で出力して】というプロンプトを書くようにしましょう。
出力形式を指定したプロンプト例
またテキストというのはレイアウトやデザインがとても重要になります。
「情報をまとめて整理する」というのはある程度の経験がいる作業になります。
そういった情報をまとめるというのもChatGPTは得意としています。実際の例文を見てみましょう。
上記のプロンプトに対するChatGPTの回答が以下になります。
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恐れ入りますが、〇月〇日(〇)までに参加の有無をお知らせください。
下記のどちらかで返信いただけると助かります!
- このメッセージに【出席/欠席】と返信
- またはLINEで新郎〇〇 or 新婦〇〇まで直接ご連絡ください
💬 おわりに
お忙しいとは思いますが、
お会いできたら本当に嬉しいです!
どうぞよろしくお願いします✨新郎:〇〇〇〇 新婦:〇〇〇〇
連絡先:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇(任意)
レイアウトも考えてくれて非常に楽チンですよね。いらないところは削除し、文章を自分好みに手直すだけで済むので労力もほぼかかりません。報告書を表形式に作成し、「この表テンプレートに情報を入れていって」という命令文を書けば、報告書作成や議事録のまとめを作る事だって出来ます。
プロンプト書き方ルール④:一気に求めすぎず、対話しながら進める
最初の頃はChatGPTの回答が「そうじゃないんだけど・・・」というものがどうしてもでてきます。
しかしChatGPTはチャット形式のAIツールなので、対話を重ねていくことができます。
「そうじゃなくて○○が聞きたいんだよ」という質問をしたり、「それはいらない。○○だけを詳しく教えて」という質問をしたり、「情報が多すぎ。もっとシンプルにまとめて」という注文をしたりなど、会話形式で作業を進めていけるので、段階的に質問をしていき、自分が求める情報に調整していくという使い方をしていきましょう。
ChatGPTと会話をしていくことが上達への鍵
下記の画像は【ChatGPTが出力できる形式まとめ】の質問の後に続けたチャットになります。

上記のようにChatGPTはとても親切に別のアプローチからの回答を試みてくれます。
暇な時に、ChatGPTを物知りな友達だと思って、会話をしてみる習慣をつけることが上達への近道になります。
ChatGPTは自分のスキルを高める師となる理由
ChatGPTは自分の専門知識や思考の幅を広げることにも大いに役立ちます。
以下の画像をみてください。
ChatGPTは回答の一番のした部分に「○○もできますよ」とか「○○はどうですか」という次なるアクションをおすすめしてくれます。

ChatGPTがおすすめする通りに対話を進めていけば、「そんな言葉もあるのか」とか「そんなやりかたもあるんだ」、「それもできるんだ」など、「自分が思っていなかったこと」を知ることにつながります。
使い続けていると本当に勉強になります。
3.プロンプトの書き方実践編【記載すべき5つの要素】
ではここからは具体的なChatGPTのプロンプトの書き方実践編に移ります。
以下に書いてある通りに実践してもらえれば、まず失敗はないので必ずマスターするようにしましょう。
要素1:ChatGPTにさせることのできる命令文一覧
ではまずChatGPTにさせることの出来る命令文についてみていきます。
ChatGPTへの命令文をまとめたものが以下の表になります。
カテゴリ | 主な用途例 |
---|---|
文章・文書作成 | ブログ記事、SNS投稿、メール文、LINE例文、小説、タイトル案、招待状、レビュー |
リスト・表形式 | タスクリスト、チェックリスト、買い物リスト、スケジュール、比較表 |
アイデア・企画出し | ブログ・動画ネタ、商品名案、企画アイデア、キャラクター設定、ストーリー構成 |
ビジネス・仕事活用 | プロフィール文、LP構成、広告文、議事録、報告書、返信テンプレート |
コミュニケーション支援 | お礼文、クレーム対応文、面接の質問例、感謝・励ましメッセージ |
学習・調べもの | やさしい言葉での説明、調べ物の要約、学習スケジュール、クイズの作成 |
遊び・創作系 | 川柳・俳句・作詞、診断コンテンツ、会話シナリオ、占い風ストーリー |
上記の表を参考に【○○をしてください。】という文章を作成してください。
今回は誰もが親しみやすいように旅行というテーマでプロンプトを書いてみました。
要素2:状況や設定を伝え人物像を明確にしよう
では次にChatGPTに【背景情報(あなたのステータス)】について記載しましょう。
今回は大学生というケースで情報を記載してみました。
上記のプロンプトからは「海鮮が食べられる海沿いの県で温泉が楽しめる旅行がしたいんだな」という人物像が見えてきました。
要素3:制約条件を定義し回答に方向性を持たせよう
しかしこのままではChatGPTは超高級旅行を提案するかもしれないし、超貧乏旅行を提案してくるかもしれません。
そこで回答の方向性を限定する”制約条件を定義”しましょう。
制約条件を付け加えたプロンプトが以下になります。
予算と日程が追加され、「現地で行き当たりばったりの自由度が残された旅行プラン」という条件が出てきました。
これでかなり回答の方向性が限定されました。
要素4:出力形式を指定して情報のデザインを行おう
ここでどのような形式で情報をまとめてほしいかの指示をしましょう。
今回は旅行に関するものなので「スケジュール(工程表)の作成をして」というものにしました。
【私の情報】
♯私は21才の来年に卒業を控えた大学4回生です。
♯温泉と海鮮が好きです。
【制約条件】
♯大学の同級生(全て男性)4人で国内旅行に行くことになりました。
♯予算は10万円、2泊3日の旅行を企画して欲しいです。
♯あまりスケジュールはつめず、現地で臨機応変な感じで旅行するのが好きです。
【作業内容】
♯卒業旅行のプランを作って欲しいです。
♯スケジュール(工程)表にして作成してください。
かなり具体的なプロンプトになってきましたね。
作業指示書<仕様書>といったものをイメージすると分かりやすいかもしれません。
要素5:出力イメージ(こうしてほしい、など)
最後の仕上げとして[出力形式]に複数のプランを提示し、それぞれのメリット・デメリットの比較が出来るように指示しました。
【私の情報】
♯私は21才の来年に卒業を控えた大学4回生です。
♯温泉と海鮮が好きです。
【制約条件】
♯大学の同級生(全て男性)4人で国内旅行に行くことになりました。
♯予算は10万円、2泊3日の旅行を企画して欲しいです。
♯あまりスケジュールはつめず、現地で臨機応変な感じで旅行するのが好きです。
【作業内容】
♯卒業旅行のプランを作って欲しいです。
♯場所は北海道がいいです。
♯旅館での豪勢なご飯、繁華街でのご飯などいろんな経験が出来るようにして欲しいです。
【出力形式】
♯スケジュール(工程)表にして作成してください。
♯プランを最低3つ以上作成し、それぞれのメリット・デメリットの比較表を作ってまとめてください。
上記のプロンプトを貼り付けるとかなり長くなってしまうので、実際に上記のプロンプトをコピーし、ChatGPTに貼り付けてみてください。
かなり精度の高い回答をしてくれることが分かると思います。
最初の頃は上記を参考にテキストを差し替えて使うようにしてください。
chatgptプロンプトに記載すべき5つの情報まとめ
ここまでご紹介したChatGPTプロンプト記述5つの要素をまとめると以下になります。
プロンプト階層 | プロンプトコンセプト |
---|---|
ステータスの記述 | どういう立場にたってタスクを考えてもらいたいのか。 |
動機の記述 | なぜそのタスクをChatGPTにしてもらいたいのか。 |
タスクの記述 | 具体的にどんなタスクをしてもらいたいのか。 |
条件の記述 | どういう条件で情報を限定して欲しいのか。 |
出力の記述 | どのような形式でコンテンツを生成してもらいたいのか |
最初は難しいかもしれませんが、慣れて来ると数分でプロンプトが作れるようになるので、少しずつ慣れていきましょう。
4.ChatGPT プロンプト【6つの用途別:書き方の実例16選】
ここまででプロンプトの書き方、作りこみ方のイメージと手順を理解してもらえたのではないでしょうか?
ただ実際にプロンプトを書いてみると難しいと思うので、良く使われるプロンプトの実例を紹介したいと思います。
これから紹介するプロンプトを実際にChatGPTに貼り付けてみて出力されるデータを見てみてくださいね。
実例集1:ChatGPT自身にプロンプトを書かせる
まず最も覚えて欲しいプロンプトは【ChatGPT自身にプロンプトを生成させるやり方】です。
以下の文章をコピペし、テキストを変換して使ってください。
上記の実例の場合だと以下の文章が作成されました。
🍉 ChatGPTプロンプトテンプレート(夏イベント企画用)
ChatGPTの回答
項目 内容(あなたが入力する部分) 業態(居酒屋・カフェなど) 例:大衆居酒屋 客層 例:20代〜30代の会社員 立地 例:駅から徒歩5分の繁華街 店舗の強み 例:生ビールの種類が多い、海鮮と串焼きが人気 実施時期 例:7月中旬〜8月末 予算 例:5万円以内 1日あたりの来店目標 例:通常より+20人 イベントの目的 例:集客アップ、SNSでの話題化、新規顧客獲得 希望するアイデアの特徴 例:低コスト、実現可能な範囲、SNS映えも狙える 出力してほしい内容 3〜5個のイベント案(概要・目的・準備物・メリット・注意点)をそれぞれ出力して ChatGPTへの依頼文例 あなたは飲食業界に詳しいマーケティング担当者です。私の飲食店で夏のイベントを企画したいと考えています。
【業態】:○○
【客層】:○○
【立地】:○○
【店舗の強み】:○○
【実施時期】:○○
【予算】:○○
【来店目標】:○○
【イベント目的】:○○
上記条件をふまえて、3〜5個のイベント案を出してください。それぞれの概要・目的・準備物・メリット・注意点を簡潔にまとめてください。SNS映えや若年層の参加意欲も意識してください。
このプロンプトは非常に便利です。
ChatGPT自身がこのような情報を書いて欲しいということを教えてくれるので、ガイドに従って進めてもらえればOKです。
実例集2:文章の要約・翻訳をさせる
要約・翻訳は、最もChatGPTが得意とすることであり、最近ではスムーズな日本語で返してくれることが多いです。
ただChatGPTに翻訳させる・専門分野の要約させる時は[事実部分]と[解釈部分]をしっかりと分けて書かせる事が重要です。
あわせて今後の展望やより深掘りたい部分を書かせることでよりリッチな回答を得やすくなります。
また日本語から英語に直すこともできるので、SNSで海外の人とのやりとりをしたいという方はとても重宝するプロンプトになります。
ChatGPTを活用すれば簡単に文字起こしをさせることができる
ChatGPTは音声データや画像・エクセル・ワードファイルを張り付けることもできます。
例えば、会議や面談を音声録音しておき、ファイルをアップロードしてから以下のプロンプトを入力すると簡単に文字起こしをすることができます。議事録作成などほぼコストをかけずにすることができます。
顧客のカウンセリングや面談などをしている場合、音声録音の許可を取り、アプリで録音しておくだけで面談記録を自動で作成するプロンプトを簡単に作り上げることも可能です。
報告書などスタイルや形式を指定することもできる
またChatGPTで音声ファイルとは別にワードやエクセルのテンプレートをアップロードすることで会社の書式にあわせて生成することもできます。
他にもCSVデータをアップロードし「エクセルフォーマットにあわせて入力しろ」とするなど、データ加工も効率化できるので、かなり役立つ機能になります。
プライベートで役立つプロンプト
プライベートでもChatGPTは非常に役立ちます。
例えば、ラインの文章をコピーし、以下のプロンプトに貼り付けましょう。
※ラインは個人情報を多く含みます。氏名や住所などは必ず消した上でChatGPTに貼り付けてください。
他にもAmzonで買えるプレゼントを探すなど、様々な使い方ができます。
実例集3:専門知識を教えてもらう
では次にChatGPTを使って勉強するためのプロンプトについてご紹介します。
専門テーマの概要を教えてもらうためのプロンプト
まずは専門用語について学ぶためのプロンプトです。
会社やSNSで専門用語を知ると思います。そこでまず以下のプロンプトを入力し、用語についての理解を深め、関連テーマ・トピックにはどのようなものがあるのか、そしてどのような勉強方法・実践方法があるのかを学びましょう。
おすすめ書籍・WEBページを教えてもらうプロンプト
ざっくりと全体像について学ぶことが出来れば、より高度な情報の発信元について知るようにしましょう。
僕の場合はその分野のインフルエンサーをフォローするようにしています。そうすれば勝手にタイムラインが流れてくるので、情報が勝手に集まるようにできますし、専門書を読む時は引用論文リストをみるようにしています。
ただ自分の専門分野以外の勉強をする時は、権威のある学会や教授、経営者が誰なのか分からないので、ChatGPTで当りをつけるようにしています。
ノウハウ・やり方を教えてもらうプロンプト
次は実践編です。勉強はインプットだけでは頭でっかちになるのでアウトプットも大事にしましょう。
アウトプットで勉強になるのが、実際にどのような実例があるのかのケーススタディです。
また金銭や時間コスト、ノウハウや設備などの問題もあるので、自分の職場で出来る条件を指定するのも効果的ですよ。
上記のプロンプトをChatGPTに貼り付けれるとサンプルがどんなものかわかるので、実際に試してみてください。
実例集4:文章を生成させる
ここからは具体的な実務で活用できるプロンプトの紹介です。
メール本文やチラシを書かせる
ChatGPTに文章を生成させるには、以下のように目的・用途をしっかり明記する事が大切です。
誰のための、どのような目的の文章かをしっかりと定義しましょう。
SNSの文章を生成させる
SNSの投稿文章やネタを考えるのもChatGPTは得意です。
ネット副業に関するプロンプトは以下の記事で個別に解説しています。
マニュアルを生成させる
ChatGPTは使ってみると非常に優れたツールですが、職場で使おうと思うとかなり抵抗感を感じる人もいます。ChatGPTに限らず手順書(マニュアル)という形に落とし込んであげないと新しいことに挑戦できない人は非常に多いです。
そこで新しい工程やルールをマニュアルとしてChatGPTに作成してもらいましょう。
新しい取り組みであっても体系的にまとめる事ができるので非常に重宝します。
オリジナルストーリーを生成させる
ChatGPTはオリジナルストーリーだって作成できます。
遊びで作ったプロンプトが以下です。
生成されたテキストも非常に面白いですので、是非上記をコピーしChatGPTに貼り付けてみてください。
実例集5:アイデアを出して欲しい時
アイデアと聞くと創造性(クリエイティビティ)が必要な作業と思われるかもしれません。
しかしほとんどの新規ビジネスや取り組みって従来のものを掛け合わせたものがほとんどなんですよね。
ChatGPTを使ってアイデアだしをするプロンプトを紹介します。
重複・過不足なくアイデアを出させるプロンプト
アイデアというのはテンプレートというものが存在します。
いわゆる定番というやつですね。まずその定番を知った上でベースをどこにおき、そのプランの同様な要素に+1を加えていくか。
アイデアを出す前に過不足・重複なく、要素をChatGPTにリストアップさせましょう。
To doリストを作成させるプロンプト
方向性が決まれば、大体のやることは決まります。
ある事柄について、どのような要素<タスク>が付帯し、優先順位・流れはどのようになるのか。
個別に要素を見るのではなく、全体像をみることで自分がやるべき事が見えてきます。
企画書を生成させる
アイデアというのは実は無限にありません。
時間的・金銭的・労力的な制限があるからです。
そういった制限の中で出来る事を加味して、ChatGPTにリストアップさせましょう。
そういったベースの上にオリジナリティを出せば、比較的簡単にアイデアを取りまとめていくことができるようになります。
実例集6:コードを書かせる
ChatGPTはコードを書くこともできます。
コードを生成させるためのプロンプト
ChatGPTにコードを書かせれば、コードを書く勉強になります。外注していた業務コストを削減し、作業コストを大幅に削減し、全体設計に集中することができるようになります。
人間じゃないとできない作業・ChatGPTに任せる作業を区別することで効率化を図っていきましょう。
コードのエラーを発見するためのプロンプト
コーディングにおいてChatGPTを活用するシーンはどちらかでいうと以下のプロンプトです。
どこでエラーがでていて、全体視点からコードを最適化するなど、非常に便利です。
僕は文系出身ですが、ChatGPTを使えば圧倒的短期間でプログラムを勉強できるので本当におすすめです。ちなみに僕は独学で勉強したのが10年前でGoogle先生に聞きながら勉強していました。ChatGPTがある今が本当にうらやましいです。
まとめ
ここまでChatGPTのプロンプト作成の手順と実例集について紹介してきました。
ChatGPTは非常に有用なツールであり、今後ますます進化していくと思われます。
ChatGPTを利用する上での注意
そんなChatGPTを活用する上での注意点は、生成されるデータが全て正しいとは限らないことです。
「どのようなWEBページを参照し作成されたデータなのか」、「利用される数値の参照ページはどれか」をしっかりと把握しなければいけません。
そして上記を確認するためには、データの取り扱い・信頼性について自分がまず勉強していく必要があります。
知らないものを判断することは不可能であるからです。
そのために必要なものがChatGPTを利用しながら専門性を高めていくことであり、ChatGPTが作業を知れくれる一方で、それを扱う人間側は専門性を高めていくということに時間を投資する事が重要になります。
ChatGPTを使いこなすためには
ChatGPTはいわばとても仕事が出来るエース社員とイメージしてもらえればOKです。
仕事が出来る部下に対して、あなたは的確な指示さえできればいいのです。
あなたが仕事をしなくてもかまいません。
作業の要件を定義し、取りまとめる方法について学ぶ。
それがプロンプトの書き方を学ぶということの本質になります。
プロンプトの書き方を学ぶことを通じて、ChatGPTというエース社員を使いこなせる敏腕プロデューサーになることに挑戦しましょう。