アフィリエイトにおいて最大のポイントが「アフィリエイトリンクのクリック率」・「リンク先のページでの成約率」という2つの数値です。
この2つの数値の上げ方さえわかれば、アフィリエイトで多くの収益を手にする事が可能になります。
「クリックされるアフィリエイトリンクの差し込み方」と「リンク先での成約のさせ方」の2つさえマスターできれば、アフィリエイトで稼ぐ方法がわかったということがいえるでしょう。
この記事ではアフィリエイトで稼ぐ上で最も重要なことについてお伝えしています。
この記事でお伝えしていること
- アフィリエイトリンクのクリック率(CTR)とは?
- アフィリエイトのCTRを高める方法
- アフィリエイトのコンバージョン・成約率(CVR)とは?
- アフィリエイトのCVRを高める方法
この記事を最後にご覧になってもらえれば、アフィリエイトで多くの収益を上げるために最も重要である「クリック率(CTR)を高める具体的な方法」と「成約率(CVR)を向上させるためのコツ」を理解する事ができます。
ぜひ最後までご覧ください。
1.アフィリエイトリンクのクリック率(CTR)とは?
アフィリエイトの収益性を示す指標には大きく以下の3つの数値があります。
アフィリエイト三大指標
- インプレッション数(アフィリエイト広告が表示された回数)
- CTR:クリック・スルー・レート(アフィリエイトリンクのクリック率)
- CVR:コンバージョン・レート(アフィリエイト商材の購入率)
インプレッション数とは、アフィリエイトリンクが表示された回数を表し、CTR(Click Through Rate)とは、「広告リンクやアフィリエイトリンクが表示された回数のうち、どれだけの割合でクリックされたか」を示す指標です。
CTRはクリック率とも呼ばれ、アフィリエイトのパフォーマンスを測る重要な指標の一つです。
アフィリエイトリンクのクリック率(CTR)は以下の式で計算する事ができます。
アフィリエイトリンクのクリック率(CTR)
= アフィリエイト広告のインプレッション(表示)回数 ÷ リンククリック数 × 100
例えば、アフィリエイトリンクが1,000回表示され、そのうち50回クリックされた場合のCTRは【50÷1000×100=5%】になります。
アフィリエイトクリック率平均はどのくらい?
ブログ記事内に埋め込むアフィリエイトリンクのクリック率(CTR)は、一般的に 1%~5% 程度が平均的とされています。
ただし、ジャンルや記事内容、読者層によってもクリック率の相場は変わります。
アフィリエイトジャンル別の平均クリック率
ジャンルごとのフィリエイトリンクのCTRについては、明確な統計データは少ないですが、ChatGPTによるとジャンル毎のアフィリエイトリンクのクリックの相場は以下のものになっています。
ジャンル | 平均クリック率 | 特徴 |
---|---|---|
美容・健康 | 3%~7% | 読者が商品の効果やレビューを求めるため、記事内リンクのクリック率が高い。 |
ガジェット・IT製品 | 2%~6% | 製品レビューや比較記事がクリックを促進しやすい。特に「購入はこちら」リンクが有効。 |
金融(クレジットカードなど) | 1%~4% | 関心が高い読者がいる一方で、慎重に検討するため直ぐにクリックされない傾向がある。 |
旅行・ホテル予約 | 3%~8% | 写真や体験談を豊富に盛り込むことで、予約リンクのクリック率が向上する。 |
趣味・エンタメ | 2%~5% | 商品や体験に関連したリンク(書籍や映画など)がクリックされやすい。 |
教育・資格取得 | 1%~4% | 実績や体験談が説得力を持つ場合にクリック率が上がるが、ジャンル全体としては平均的。 |
ファッション | 4%~10% | 写真やスタイリング例を使ったリンクが高いクリック率を生む。 |
美容・健康、旅行・ファッションなど、画像を見て「これが欲しい」・「ここにいきたい」というニーズが湧きやすい商材ほどクリック率は上がり、金融や教育など、サービスが可視化しにくい商材であればあるほど、クリック率は低下する傾向にあることがわかります。
目標とすべきアフィリエイトのクリック率目安
アフィリエイトで稼ぐのであれば、報酬単価が1000円以上の商材に絞る必要があるので、その場合に目指すクリック率の目安は、僕の場合であれば、最低1%で最大5%程度を目標にしています。
10%は記事によっては稀にでることもありますが、狙って出来るものではないので、全ての記事を平均すると大体3%くらいに落ち着きます。
アフィリエイトクリック率の目安
- 1%以下:アフィリエイトリンクの見直しをするべき
- 1%~3%:悪くもないが良くもない。改善すれば変わるかも。
- 5%以上:激当り。成功要因を分析し、今後に活かそう。
アフィリエイトにおいてCTRが重要な理由
アフィリエイトリンクのCTR(クリック率)は【アフィリエイト成約機会の回数】を表します。月に10万PVのサイトでクリック率が1%から3%に変われば、それだけで成約機会は3倍に増えます。単純に考えて月の収入が3倍になるというわけです。
アフィリエイト収益は【インプレッション数×クリック率×成約率×平均単価】という掛け算によって計算されるので、4つの数値のいずれかが低い場合は、他の数値が良くても大きな収益は手にすることが出来なくなります。
アフィリエイトリンクのクリック率(CTR)が高いアフィリエイト記事の特徴
アフィリエイトリンクはまたブログ記事のコンテンツの一部であり、【アフィリエイトリンクのクリック率が高い】ということは読者に対して以下の価値を提供できているともいえます。
CTRが高い記事の特徴
- 読者が記事に対して満足し、この記事は面白いと感じた。
- 読者がその記事を通じて、この人の言うことなら信頼できると判断した。
- 最終的に読者はその商品に対するウォンツ(購買意欲が高い状態)になった。
アフィリエイトリンクは読者に対するオファー(行動提案)です。
「読者はどういうことに悩んでいて(あるいは願望があって)、それはどういったことをすれば解決できて、その解決手段として○○をすればよいのか?」
上記の流れをブログ記事内で作り上げることができているからこそ、クリック率が高くなったということができます。
アフィリエイトリンクのクリック率が低いアフィリエイト記事の特徴
アフィリエイトリンクは、ブログ記事の内容が完璧であれば「上記の理由で僕はこの商品を愛用しています。」と一言を添えて、テキストリンクを貼り付けるだけで読者はクリックします。
しかし、逆にアフィリエイトリンクをただ貼り付けるだけでは、リンクを絶対にクリックしてもらえないということができます。
アフィリエイトリンクをクリックしてもらえない典型例には以下のものがあります。
CTRが低い記事の特徴
- ブログ記事の流れに沿わずにアフィリエイトリンクが挿入されてしまっている。
- ブログ記事の内容に適さないアフィリエイト商材が紹介されてしまっている。
- 読者の購買意欲が低い状態でアフィリエイトリンクを紹介してしまっている。
ここまでに話してきた流れが合って、その流れにおいて、このアフィリエイト商品が一番適しているからこそ、自信を持って紹介できるのです。流れに全く関係なく商品をおすすめしたり、自分が使いたいと思わない商品をおすすめしても売れるはずがありません。
アフィリエイトとは「ブログで商品の営業する」とイメージしてみるとわかりやすいかもしれませんね。
2.アフィリエイトのクリック率(CTR)を上げる方法
ではここからは具体的にアフィリエイトリンクのクリック率を上げる7つのコツについてご紹介します。
口コミや体験談・統計情報などの第三者の意見を取り入れる
アフィリエイトリンクのクリック率を上げる上で絶大な効果を発揮するのが【口コミ】です。今の時代に「口コミを見た事がない」という人はほとんどいないのではないのでしょうか?
以下の画像はこのブログで使用しているAFFINGER6という有料WordPressテーマの口コミになります。
AFFINGER6(WordPressテーマ)サイトより引用
自分だけでなく、第三者・複数の意見というのは、客観性・安心感・信頼感を演出することにつながります。他にも統計情報などの数値や有名人などの主張などを掲載するなど権威付けをすることなどもクリック率向上につながります。
【自分だけの主張ではない=情報の信頼性が高い】という演出をすることは非常に効果的になります。
読者の購買心理を刺激するフレーズを取り入れる
アフィリエイトに限ったことではありませんが、セールスライティングにいいて、購買意欲を刺激するフレーズというものがあります。
それが「今すぐ」「限定」「残りわずか」といった緊急性や希少性を感じさせる言葉です。他にも「簡単」「手軽に」「無料で」など、購買ハードルが下げるフレーズも有効です。
購買意欲を刺激するフレーズの例としては以下のものが代表的です。
クリックを促進するフレーズ
- 限定性を強調するフレーズ
「今だけ限定!〇〇%OFF!」
「在庫残りわずか!お急ぎください!」 - 時間制限を強調するフレーズ
「本日中にご購入いただくと、さらに特典がついてきます!」
「キャンペーン終了まであと〇〇時間!」 - お得感を出すフレーズ
「2点購入で1点無料!」
「送料無料キャンペーン実施中!」 - 信頼感や安心感を高めるフレーズ
「購入者の〇〇%が満足した実績!」
「30日間の返金保証付き!」 - 希少価値を強調するフレーズ
「期間限定モデル、今だけの特別価格!」
「この価格で手に入るのは今だけ!」
もちろんアフィリエイトでは誇張表現は禁止されているので取り扱いには注意が必要ですが、アフィリエイト商材の中には「期間限定特典」や「期間限定キャンペーン」を実施しているものもあるので有効に活用すれば、クリック率を大きく上げることができます。
ブログ記事内容にぴったりはまるアフィリエイト商材を探す
紹介するアフィリエイト商材は「自分が使いたいと思えるものである」ということがまず大前提です。
売れる営業マンになるためには、まず自分が商材に関して勉強する必要があるので、広告主の公式ページで誰よりもアフィリエイト商材について詳しくなるまで勉強するようにする事が大切です。
自分が商材についてよく知らなければ、魅力的なキャッチコピーも、それを紹介するブログ記事も書くことは出来ません。
このアフィリエイト記事の内容であれば絶対にこの商材だ!!
上記のように断言できる商材を見つけることに時間を使いましょう。確信を持って文章を書けば、必ず読者に伝わります。逆に「とりあえずこの商材にしとこ」というやっつけ仕事では読者の心に響く商材の紹介をすることはできません。
LPページとCVページを区別して設計する
ブログアフィリエイトでは、集客ページ(LP:ランディングページ)と収益ページ(CV:コンバージョンページ)を分けて考える必要があり、アフィリエイトリンクを貼り付けるのはCVページで、LPページとCVページの比率は大体9:1くらいです。
当たり前ですが、収益に直接つながるアフィリエイト記事は誰もが書こうとするので、検索流入はほぼ見込めません。
そのため購買につながるもっと手前の段階「○○を買いたいと思う人は、その前に□□を検索する」という潜在顧客を見つける事が大切になります。読者の購買フェーズは「見込み読者」「興味を持った読者」「購入に至る読者」の3段階で移行します。
「アフィリエイトとは?」と検索する読者は【見込み読者】であり、そこからアフィリエイトに関する記事を読み「アフィリエイトで稼いでみたいな」と思った人が【興味を持った読者】になります。そこから【アフィリエイトの始め方】とか【アフィリエイトの稼ぎ方】と検索する人が「購入に至る読者」になります。
「関連記事の紹介リンクにすべきなのか」それとも「アフィリエイトリンクにすべきなのか」は読者の興味ステージによって使い分ける事が重要です。
【ASPサイトの登録はこちら】というリンクを差し込むのは、【アフィリエイトを始めたい】と思った読者に対してのみにすべきであり、全てのブログ記事にアフィリエイトリンクをつけるのではなく、集客ページで集めた読者をどうやって、アフィリエイトリンクのクリック率が高い記事に誘導していくかを考える事が重要になります。
ブロックを活用してリンクの視認性をあげる
アフィリエイトリンクをクリックしてもらうためには【リンクの視認性】を上げることも効果的です。
以下の画像は取得したアフィリエイトリンクをブログ記事内にそのまま貼り付けたものになります。
一方、以下の画像は上記のアフィリエイトリンクをブロックレイアウトを使って装飾したものになります。
WordPressはブロック装飾を使うだけで、初心者でもインパクトのあるデザインにすることができます。
またボタンブロックを活用すれば以下のようなアフィリエイトリンクを作ることもできます。WordPressテーマによっては、リンクにカーソルを合わせると矢印が手に変わるなどのアニメーションがついているものもあります。
人間は動きに目が釣られる習性があるので、リンクに動作をつけてくれるWordPressテーマはアフィリエイトを真剣にするのであれば導入必須といえます。
アフィリエイター必須テーマ
アフィリエイトリンクの視認性を上げ、クリック率を改善するためには、このブログでも使用しているアフィリエイトに特化したAFFINGER6(公式サイトリンク)が本当におすすめです。
アフィリエイトリンク配置の最適化
アフィリエイトリンクの挿入箇所は大きく以下の3つです。
3つのアフィリエイトリンク
- ブログ記事内に埋め込むテキストリンク
- ブログ記事サイドに表示されるカテゴリ広告
- ブログ記事直下に埋め込むCTA
ブログ記事内にテキストリンクとして配置するか、カテゴリ別にサイドバーにバナーリンクを配置するか、ブログ記事直下にCTAボタンとして配置するかの3通りです。
記事を読んでいる最中にテキストリンクを押す人もいれば、記事を最後までじっくりと読んでからCTAリンクを押す人もいて、サイドに表示され続けている画像に興味を惹かれて押す方もいます。
アフィリエイトリンクをむやみやたらに挿入するのはコンテンツの質を下げるのでNGですが、一般的には記事の冒頭・中段・下部の3箇所にリンクを貼る事が効果的とされています。
A/Bテストを実施しデータに基づきクリック率を改善する
クリック率を真剣に改善したいのであれば感覚に基づく改善ではなくデータに基づく改善をしていく事が近道です。
WEBマーケティングの効果測定で使われるのがA/Bテストといわれる手法で「リンクの文言、ボタンデザイン、配置などを変更し、どちらがクリックされやすいかを比較したもの」になります。
以下のA/Bテストの画像はAFFINGER EX環境セットの紹介文を引用したものになります。
どのパターンのテキストがクリック率が高かったのかを計測できるので、データに基づいてクリック率を改善する事が可能になります。
またタグを埋め込んでいつ、どの広告が、どの記事でクリックされたのかまでわかる機能もあるので、記事の改善の優先順位なども決めることも可能でアフィリエイトで収益を出すことにこだわるのであれば、重宝する機能になります。
3.アフィリエイトの成約率(CVR)とは?
アフィリエイトはリンクがクリックされるだけでは意味がなく、広告主のサイトに読者が移動し、そこで成約アクションが発生して初めて報酬が支払割れる案件がほとんどです。
アフィリエイトリンクをクリックしたユーザーのうち、実際に成果地点(商品の購入、サービス登録など)に到達した割合を示す指標がCVR(Conversion Rate、コンバージョン率)です。
CTR(クリック率)が「どれだけクリックされたか」を表すのに対し、CVRは「クリック後にどれだけ成果につながったか」を表します。
項目 | CTR(クリック率) | CVR(コンバージョン率) |
---|---|---|
指標の意味 | リンクがクリックされた割合 | クリック後に成果に繋がった割合 |
計算式 | クリック数 ÷ 表示回数 × 100 | コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100 |
重要なポイント | リンクの目立ちや魅力的な文言 | 商品やサービスの魅力度、ページの最適化 |
向上の手法 | ボタンデザイン、適切なリンク配置 | ランディングページや訴求力の強化 |
CVRは以下の計算式で求められます
CVR(コンバージョンレート)の計算方法
= クリック数 × コンバージョン(成約)数 × 100
例えば、アフィリエイトリンクが100回クリックされ、そのうち5人が商品を購入した場合のCVRは5÷100×100=5%になります。
アフィリエイトでも工夫次第でCVRが改善可能である理由
アフィリエイトは広告主のLP(ランディングページ)に誘導するため成約率を改善することは難しいと考えられがちですがそれは間違いです。
アフィリエイトのCVRは【読者がLPに到達するまでの流れ】を改善することで大幅に向上させる事が可能です。
ブログ記事でできること
- 読者がアフィリエイトリンクを押すまでに購入に至る不安を解消しておく。
- 読者がアフィリエイトリンクを押すまでに購入を判断するための情報を提供しておく。
- ランディングページに不足している情報をブログ記事で補完しておく。
アフィリエイト商材をバンバン成約させていくには「広告主のサイトは購入ボタンがついているだけでいい」と考える事が大切で、広告主のLPの出来に左右されてはいけないと考えています。
もしもブログ記事で「ニーズ喚起」、「商品知識教育」、「購買後の姿】をすべてイメージさせることが出来ていれば、リンク先のページではただ購入するだけになります。
なぜならアフィリエイトリンクをクリックする時点で購入したいという気持ちができあがっているからです。
アフィリエイトコンバージョン率(CVR)の平均データ
では実際にアフィリエイトの成約率(CVR)の相場についてみていきましょう。
アフィリエイトジャンル毎の成約率の目安
一般的なアフィリエイトサイトの平均CVRは1~3%程度で、アフィリエイトジャンル毎の成約率の目安は以下の通りです。
ジャンル | コンバージョン率の目安 | 特徴・ポイント |
---|---|---|
金融(クレジットカード、ローン) | 1%~3% | 報酬単価が高いが、審査のハードルがあるためCVRは低め。信頼性の高い情報提供が重要。 |
美容(化粧品、サプリメント) | 2%~5% | 試しやすい価格帯の商品が多く、女性をターゲットにした場合CVRが高くなる傾向。使用感やレビューが鍵。 |
健康(ダイエット、健康器具) | 2%~6% | 健康志向のユーザーが多く、具体的な効果やビフォーアフターを示すことで購買意欲を高めやすい。 |
転職・就職サービス | 0.5%~1% | 報酬単価が高いが、ユーザーの意思決定に時間がかかるためCVRは低い。信頼できる情報と体験談が効果的。 |
オンライン学習・教材 | 1%~3% | 無料体験やトライアルの提供がある場合、CVRが高まりやすい。ニッチなジャンルほど成果が出やすい。 |
VOD(動画配信サービス) | 5%~10% | 無料お試し期間があるためCVRが高い。エンタメ好きなユーザーをターゲットにした記事が有効。 |
Webサービス(クラウド、ソフトウェア) | 1%~4% | 無料プランやトライアルがある場合にCVRが高まりやすい。課題解決型の提案が鍵。 |
ファッション(アパレル、アクセサリー) | 3%~8% | トレンドを押さえた情報やコーディネート提案が効果的。季節ごとの需要も影響する。 |
旅行(ホテル、ツアー) | 1%~3% | 予約がコンバージョンになるため、シーズンやタイミングでCVRが変動。写真やレビューが重要。 |
ペット用品 | 3%~7% | ペットオーナーの感情に訴える内容が有効。消耗品の定期購入などでリピーターを獲得しやすい。 |
電子機器・ガジェット | 1%~4% | 高単価商品の場合CVRは低くなるが、需要が明確な商品は効果が高い。使用方法やレビューが重要。 |
アフィリエイトにおける目指すべき成約率の目安
また成功しているアフィリエイトサイトと上手くいっていないアフィリエイトサイトではコンバージョン率に大きな差が生まれています。
商材・特性 | 成功しているサイトのCVR | 上手くいっていないサイトのCVR | ポイント |
---|---|---|---|
無料登録型サービス | 8%~15% | 1%~3% | 無料のハードルが低い商材ではCVRが高い。フォームが複雑、訴求が弱いと低CVRになりがち。 |
有料サブスクリプション(トライアルあり) | 5%~10% | 1%~3% | 無料トライアルを強調し、継続利用のメリットをしっかり伝えている場合に成功。トライアル後の解約率が高い場合はCVRに悪影響。 |
高単価商品(5万円以上) | 1%~3% | 0.1%~0.5% | 購入ハードルが高い分、信頼性の高いレビューや比較情報が成功の鍵。情報が不十分だとほぼコンバージョンしない。 |
低単価商品(5,000円以下) | 5%~10% | 1%~3% | 購入の心理的負担が少ないためCVRが高め。商品の魅力が伝わらない、価格競争が激しいと低CVRになりやすい。 |
物販(一般的な商品) | 3%~6% | 0.5%~2% | レビュー、使用例、比較表などがあると成功しやすい。単なるリンク貼りや薄い内容だとコンバージョンが難しい。 |
情報商材 | 2%~5% | 0.2%~1% | ニッチで価値のある情報を提供するサイトは高CVR。内容が不明瞭、信頼性に欠けるサイトでは低CVR。 |
転職・求人サイト登録 | 1%~3% | 0.1%~0.5% | 実体験や口コミが豊富でターゲットの信頼を得られる場合は成功。薄い内容や的外れなターゲティングだと苦戦。 |
金融サービス | 2%~4% | 0.2%~0.5% | 数値データや比較情報が豊富で説得力がある場合は成功。ユーザーの不安を払拭できていない場合は低CVRに。 |
VOD(動画配信サービス) | 7%~12% | 2%~4% | 無料体験キャンペーンを有効活用できている場合高CVR。ターゲット層が絞れていない場合は低CVRに。 |
電子書籍やアプリのDL誘導 | 10%~20% | 3%~6% | ワンクリックで簡単にDLできる設計が高CVRにつながる。魅力的な訴求がないと低CVRに陥りやすい。 |
上記の表を見てご覧の通り、平均はあくまで平均であり、上手くいっているサイトと上手くいっていないサイトを足して割った数値に過ぎません。
そしてCVRの差はそのまま収益の差になるので、CVRを改善すれば収益は3倍から5倍程度変わるということがわかります。
4.アフィリエイトのコンバージョンレート(CVR)を上げる方法
ではアフィリエイトの成約率、コンバージョン率の改善方法についてお伝えします。
STEP1:商品に興味を持ちそうな潜在顧客となる読者を集めよう
アフィリエイトの成約率を高めるためには、まず購入の意欲が高い見込み顧客を獲得していく必要があります。
アフィリエイトに限ったことではなく、その商品に興味がない人にいくら商品の魅力を伝えたって売れません。その商品に関心を示しそうな読者に絞った集客が重要になってきます。
特化型ブログが稼ぎやすいというのは、上記の理由からで「アフィリエイトブログコンセプト」をしっかりと作りこむことから始めましょう。
STEP2:集客用のページに訪れた読者に興味をもってもらおう
アフィリエイトブログにおける読者の購買意欲は【cold】【Warm】【Hot】の三段階に分ける事ができます。
検索エンジンやSNSから流入する読者のほとんどは商材やサービスについての認知がない、あるいは興味が薄い【Cold(コールド)読者】です。
コールド読者は情報収集を始めたばかりの段階で、明確なニーズや課題を自覚しておらず、商品やサービスの存在自体を知らない場合が多いので、「○○に困っていませんか?」や「○○を知らないと損する」といった課題喚起型のコンテンツを提供する事が有効的で、初心者向けの解説記事や「○○の基礎知識」といった教育コンテンツでユーザーに興味を持たせる事が目的になります。
ブログ記事の9割がこの集客記事になり、これらの記事ではアフィリエイトリンクは挿入せず、「こちらの記事も読んでみてください」という形でアフィリエイトリンクを貼り付けたCVページに誘導するだけに留めておきましょう。
STEP3:教育ページで読者のニーズをウォンツへと変えよう
集客ページを経由した読者はWarm(ウォーム)段階に移行します。
この段階では読者は明確な課題を認識しており、良い商品があれば詳しく知りたいと思っています。
読者教育記事では「初心者におすすめの○○」「コスパの良い○○の選び方」といった解決策の提案や「○○と△△の違いを徹底比較」「おすすめの○○5選」などの比較・レビュー記事が効果的になります。
STEP4:読者をHotな状態にした後にリンクを添える
最後の読者段階である【Hot(ホット)読者】は商品購入を検討しています。
後はどのメーカーの商品を買うのかを決めるだけです。
価格やライバル商品との違いなどのスペックに関する情報だけでなく、実際に使ってみた感想・こういった事を重視する人ならおすすめといった、広告主のサイトには書いていない情報を丁寧に記載することです。
ここまでくれば広告主にたどり着いた読者は余計なページを見ません。
なぜなら購入の意思決定に必要な情報は全て収集し終え、購入の意思がすでに固まっているからです。
アフィリエイトで収益を上げるためには広告主のページに頼らず、いかに導線を作り上げるかが何よりも大切です。