ブログ運用

【ブログコンセプトの作り方】ブログテーマを決める5つのポイント

ブログサイトを立ち上げ、ブログ記事を書く前に決めないといけないのが”ブログコンセプト(テーマ)”です。

あなたは知人や家族に「へぇーブログをしているんだ。どんなブログ?」と聞かれた時どのように答えますか?

「○○に関するジャンルで、□□の人向けに▲▲という切り口でブログを書いているよ。●●って検索すると見つかると思う。」

これからブログをする上で「誰に」・「どのような情報を」・「どのような切り口で伝えるのか」という ブログコンセプト(テーマ)の決定はとても重要な要素になります。

なぜならブログのコンセプトが曖昧であると以下のような問題が起きるからです。

ブログ初心者のよくある失敗例

  • 読者にとって何のサイトかわからず、ブックマーク・フォローされない。
  • カテゴリ間の相乗効果(シナジー)を生めず、PV数が伸びにくい。
  • インカテゴリと関係のない記事を後で大量削除することになりやすい。

逆にブログコンセプトがはっきりしていれば以下の期待を読者に与える事ができます。

ブログコンセプトがあるブログ

  • このブログを書いている人と私はかなり共通する部分がある。
  • このブログは●●の情報を発信してくれる。これは私の知りたいことだ。
  • このブロガーは面白い切り口で情報を発信している。ファンになった。

ブログは1つの記事で終わりません。今後どのような情報を発信してくれそうか、どのような切り口で情報を発信してくれるのか。

「自分がこれから書きたいこと」と「サイトを訪れた読者が期待すること」の2つをつなぎ合わせるものが、ブログコンセプトです。

1.ブログのコンセプト(テーマ)の決定が重要な理由

ブログだけでなく、あらゆる経営施策において【コンセプト(テーマ)】を設計しなければいけない理由は以下のは5つです。

コンセプトの策定理由

  • Vision(ビジョン)ブログの一貫性を軸を作りあげるため
    ブログコンセプトが明確であれば、記事のテーマや内容に一貫性を持たせることができるだけでなく、一貫性のあるコンテンツは、ブログを「信頼できる情報源」や「特定分野の専門ブログ」として認識させやすくします。
  • 差別化ターゲット読者を引き付けるため(差別化)
    明確なターゲット層に絞ることで、読者が共感しやすくなるだけでなく、ブログ記事をどのような口調で書き、どのような具体例を紹介すべきなど、自分のキャラクターが定まります。
  • マネジメント:記事作成を効率化するため
    ブログコンセプト(テーマ)を決めることで、「次に何を書けばいいのか」迷わなくなります。コンセプトが明確であれば、ネタ探しやテーマ選定がスムーズになります。1つの記事に使う時間や労力が少なくなり、ブログの更新頻度を保ちやすくなります。
  • SEO(検索エンジン最適化)に効果的
    コンセプトが定まることで、特定のテーマやキーワードに集中した記事を増やせます。専門性の高いブログは、検索エンジンに「特定分野で信頼できるサイト」と認識されやすくなります。その結果、検索順位が上がり、アクセス数が増える可能性があります。
  • 自己成長専門知識・ノウハウの獲得
    コンセプトを明確にしてブログを運営していくことで、そのジャンルの専門知識や自分なりの解釈・やり方というノウハウが身に付きます。同じジャンルのブログコンテンツを書き続けることで、その道の専門家として大きく成長する事ができます。

ブログで作成しなければいけない記事が決まる

ブログで一番難しいことは【コンテンツ作成】です。

ブログでどのようなことを読者に伝えたいのが明確に決まっていれば以下のことについて悩むことはなくなります。

ブログジャンルネタ探し

  • どのようなブログジャンルを選べばいいのか?
  • どのようなキーワードを攻略すればいいのか?
  • どのような記事を作らなければいけないのか?

ブログコンセプトが事前にパーフェクトに決まっていれば、売りたい商材、検索上位で表示したいキーワードの全てが事前に見えているはずです。

「攻略しないといけないキーワードは何で」「収益を上げるために作成すべきコンテンツ数はいくつあるか」の全てがブログサイトの立ち上げ当初が見えています。

ほとんどのブロガーが「どのような商品を売る」ために、「どのようなブログコンセプト」で、「どのようなキャラクターで情報を発信していくのか」が決まっていないから、「どんな記事を書けばいいのか」だとか「ブログジャンルはどれを選べばいい?」と悩むのです。

経験豊富なアフィリエイターやブロガーがブログコンセプトに悩まない理由は、ブログサイトコンセプトが明確になっていることにあります。

ブログコンセプトの2つの型

ブログコンセプトには「特化型のブログコンセプト」と「雑記型のブログコンセプト」の2つやり方があります。

雑記型ブログよりも特化型ブログをおすすめされる理由

一般的に稼げているブログの特徴として「特化型のブログサイトが多い」ということが挙げられます。

その理由は、特化ブログは記事の中に【ジャンルキーワード】を集中しやすくなるので、検索エンジンに「特定分野で信頼できるサイト」と認識されやすくなるからです。他にもおすすめ記事や関連記事などの記事同士のシナジー効果が発揮しやすいです。

上記のように最終的には【集客記事】・【関連(読者教育)記事】・【収益記事】の3つに分けて、記事導線を作っていくことになるので、特化型のブログのほうが収益化をしやすいという利点もあります。

雑記型のブログコンセプト

「キャンプに関するブログ」などのような特化型ブログは当然競争も激しいです。

アフィリエイターだけでなく、会社がWordPressブログを運営している場合もあるので、そう簡単には上位表示は出来ません。

現在は特化型ブログに雑記型ブログを取り入れた【ハイブリッド型コンセプト】が主流になってきています。

当ブログは雑記要素が強い【知れば得するビジネス雑学】というブログコンセプトです。

当ブログのコンセプト

  • 読者ターゲットは20代後半から40代前半
  • 今より収入アップ・スキルアップをしたいという願望を持っている。
  • 資金はあまり持っていないが、時間を投資することは出来る真面目さを持っている。
  • 会社でのマネジメントやリーダーシップなど、経営学にも興味が出てきた。

このブログは20代の若者からバリバリ管理職をしているビジネスマンの方向けに、私のビジネス経験や大学院での研究者時代に培った経営学に関する情報をお届けしたいと思っています。

そうしたコンセプトがあると読者は1つの記事を読めば以下の期待を持ってくれます。

読者が持つ3つの期待

  • 【記事品質への期待】この人はこういった視点、こういう価値観でブログを書いている。
  • 【カテゴリへの期待】ならば同一カテゴリの他の記事を読んでみたい。
  • 【ブログサイトへの期待】この人の発信する内容は自分が求めるものだと思う。

人は提供される情報に関して、「続き」や「関連情報」を期待・想像します。

1つの記事を読んで、「この人はこういう切り口でこの情報を発信しているのか。ならば、他の記事もこういう視点で解説してくれているに違いない」という予想をしながら人は情報を読み取っていきます。

だからこそ「おすすめ記事や関連記事を読んでみたい」という欲求が生まれ、カテゴリタブをクリックし、全体を見渡した後、フォローやブックマークをしようと思います。

ブログのアクセスを増やしていく上で”リピーター(再訪問読者)”の比率を高めていく事が何よりも重要になるので、「誰に対して、どのような情報を発信するのか」という”TARGET(ターゲット読者)”を決める事がとても重要になります。

ブログで成功するためのコンセプトチェックリスト

成功するブログは、明確なコンセプトと質の高いコンテンツを軸に、ターゲットを意識しながら継続的に運営されています。

最終的に以下の5つの全ての条件を満たせるようにブログコンセプトを作り上げる事がこの記事のゴールです。

成功するコンセプト

  • 一目でブログの内容がわかるキャッチーなサイトタイトルが付けられているか?
    誰のためのブログなのか、どんな価値を提供するのかを明確にしたブログタイトル
    例:「副業初心者向けの収益化ブログ」「子育てママの時短術ブログ」
  • 自分がブログを継続して更新しようと思える興味を持てるテーマか?
    ブログの一番のファンは自分自身です。過去の自分が読んでみたいと思える内容かどうか
    ;●●を調べたくていっぱいググったけど、▲▲の視点で解説したサイトはなかった。
  • ブログタイトルを見ただけで、どのような層の読者を狙っているかわかるか?
    年齢や性格、職業・ライフスタイルなどを連想できるキーワードを取り入れているかどうか
    例:知れば得するビジネス雑学(ビジネスというテーマを初心者にもライトに伝えるブログ)
  • SEO(検索エンジン最適化)を意識してブログコンセプトを設計できているか?
    これからどのようなキーワードを狙って検索エンジンからの流入を増やすかをイメージできているか
    例:ブログコンセプトに関して検索ボリュームの多いキーワードを予め調査しておく。
  • SNSや他媒体との連携を意識してブログコンセプトを考えているか?
    ブログの関連アカウントを作成し、SNS上でのキャラ作りを意識してブログコンセプトを練る
    例:TwitterやInstagramで記事の更新を発信。読者とのコミュニケーションを積極的に行い、信頼を築く。

これからブログ記事を書いていくことになりますが、「こうでもない。ああでもない。」と右往左往したり、アクセス解析結果に一喜一憂したりするのは、自分の中に確固たる信念(ブログコンセプト)がないからです。

だからブログのネタ探しに困ったり、どんな記事を優先して作ればいいのか、このままブログを続けるべきなのかといった将来に不安を感じたりします。

そうならないようにこれから一緒に成功するブログコンセプトを一緒に作り上げていきましょう。

2.ブログコンセプト(テーマ)を決めるための3つの方法

ここまででブログコンセプトを決める事がいかに重要であるかをご理解いただけたのではないでしょうか?

では次に【ブログコンセプトの決め方3つの種類】についてご説明します。

目的別コンセプト設計例

  • 特化型ブログのコンセプトの決め方の見本
  • 今後収益化を目指す人のブログコンセプトの決め方の見本
  • 情報発信を主とするブログコンセプトの決め方の見本

特化型ブログのコンセプト(テーマ)の決め方例

特化型ブログの場合は【ブログを始める前からジャンル・商材】が決まっています。

そのため売りたいモノを購入したいと考える見込み・潜在顧客像を先にイメージしてみましょう。

女性の化粧品に関するブログを書きたいという場合の想定読者(ペルソナ)は以下になります。

見込み読者はどのような人か?

  • ターゲット: 30代~40代の働く女性で、肌の悩みを抱えている人。
  • 悩み: 肌荒れやエイジングケアについての情報が知りたい。
  • 購買動機: 信頼できる成分で手軽にケアできる化粧品を探している。

その中でもどのような切り口でコンテンツを発信していくかを考える事が大切です。

ブログコンセプト例

  • 「忙しい働き世代のための時短スキンケア情報を発信するブログ」
  • 「30代女性が選ぶ、本当に効果のある健康食品レビューブログ」
  • 「ガジェット初心者でも安心!使いやすさ重視の最新ツール紹介ブログ」

上記のようにブログコンセプトを見れば、今後「どのような情報を」、「どのような視点で発信してくれそうか?」ということがわかるようになっている事が理想です。

これから収益化を目指す人のコンセプト(テーマ)の決定例

収益化目的でブログを始めた人は、まだ「どのような商材やブログジャンルがあるのか?」ということや「ブログの収益化の仕組み」「ブログPVの単価を上げて効率の良い稼ぎ方」など、まだまだブログについて深く知っていく段階です。

そのためまずはどんなブログ記事でもいいので好きに記事を書いて、ブログ記事を書くということに慣れましょう。

ブログ記事を書きながら、空いている時間に学ぶべきことは以下のことになります。

ブログコンセプトを固めていくために学んで欲しいこと

これからブログの収益化を目指す人が調べるべきことは以下の3つです。

学んで欲しい3つのこと

  • トレンドリサーチ現在どのようなニーズやトレンドがあるかを調べます。収益化につながりやすいテーマを見つけやすくなります。
    • Googleトレンドで人気のキーワードを調べる。
    • SNS(Twitter、Instagram、Pinterestなど)でトレンドや人気投稿を確認する。
    • 同ジャンルの人気ブログやYouTubeチャンネルをチェックする。
  • 商材リサーチリストアップしたテーマの中から、以下の基準でジャンルを絞り込みます。
    • 収益性: アフィリエイト商品があるか?需要があるか?
    • 競合性: 同じジャンルで競争が激しすぎないか?
    • 情熱:長期的に書き続けられるテーマか?
  1. 差別化の検討同じジャンルの競合との差を出す。
    実体験を元にしたレビューや、失敗談を交えたリアルなアドバイスができそうか?
    自分独自の視点や解釈を交えた独自コンテンツを作成できそうか?
    ライバルサイトと具体的にどのようなコンセプトの違いがあるか説明できるか?

収益化目的において以下の記事は是非読んで欲しい記事です。

ブログコンセプトを明確にする上で重要な知識と考え方について掘り下げて解説しています。

収益化目的サイトのブログコンセプト設定例

ブログ記事を書きながら収益化の方法・商材知識について学ぶ事が出来れば具体的なブログコンセプトを設定しましょう。

ブログコンセプト例

STEP1:読者が「このブログで何を得られるか」を明確にする。

  • 例: 忙しいママでも実践できる簡単な美容法。
  • 例: 初心者でも安心して始められる副業ノウハウ。

STEP2:短い一文でブログの方向性を伝えるフレーズを作成。

  • 例: 「時短でキレイ!忙しい女性のためのスキンケア情報ブログ」
  • 例: 「ゼロから始める!初心者向け副業ガイド」

自分の知識やライフスタイルに関するブログのコンセプトの決定例

ここまでお伝えしてきたブログコンセプトの設定例はあくまで最初から収益化を狙った場合の話になります。

アフィリエイトをしなくともグーグルアドセンスさえ貼り付ければ広告収入を得る事ができますし、PV単価は落ちますが、アクセスが集まってから収益化について考えるのも1つの手ですし、ブログ初心者が最初から収益目的でブログを始めてもライバルが多いジャンルでは勝つことは難しいので、最初は書きたい記事を好きに書いている人のほうが上手くいきやすいというのもあります。

ブログ初心者の方におすすめの「ブログコンセプトの決め方」は【自分自身を最初の読者にすること】です。

自分をターゲットにしたブログコンセプトの作り方の例

僕の「ビジネス雑学」というブログを書こうとしたきっかけは「過去の自分を救いたかったから」です。

「就活が上手くいかず、適当な会社に就職して今の会社で昇給や昇進をしたいとも思えない。でも特別なスキルや知識なんてないし、起業するお金もない。だけど時間なら投資できる。」

そういった人たちに対して「今の会社で働きながら、帰社後の時間にスキルアップのための勉強や副業をして、転職・独立・起業につながるような情報をお届けするサイトを立ち上げたい。」と思いました。

これがこのサイトが解決するべき課題であり、ブログの立ち上げの動機です。

他にもブログを書く動機には様々な観点が存在します。

動機の軸ブログコンセプト例
自分の興味自分が実際に購入して使ってみた商品をレビューする口コミブログ
自分の不満「進学塾に通わせて成績が伸びなかった子供」を減らすブログ
自分の生活「外回りをしている男性営業マンが入りやすくて上手いお店」の紹介ブログ
自分の課題「素人でもお金をかけずにできる副業の紹介とやり方」のノウハウブログ
自分の過去「●●する時にこれを知っておけばよかった。」という情報発信ブログ

ブログコンセプトを決める時に一番参考になるのは「自分の喜怒哀楽の感情」です。

「こんな人になりたい。」という願望でもいいですし、「これを知りたい」という今の気持ちや「これに困った」という課題・「苦い過去体験」というネガティブな気持ちから来るものでもOKです。

過去の自分が知りたかったことを書き出してコンセプト化してみよう

自分自身をターゲットにする場合、これまでの経歴を書き出すと僕の場合、以下のようになります。

自分の興味を書き出す

  • 僕は経営学の大学院出身で、マネジメントやマーケティングについて学んだ。
  • いろんなことに挑戦したけれど、会社を立ち上げるより個人で稼いだほうがらくだと思う。
  • 今の会社で出世したり、良好な人間関係を作りつつ、投資や副業で稼ぎたい。
  • チャレンジングな人生じゃなく、リスクをとらずにお金を稼ぎ、豊かに暮らす方法を発信したい。

「こんなブログサイトがあれば読みたいな」

上記のような素直な気持ちからでたブログコンセプトの方が成功しやすかったりします。

3.ブログコンセプト(テーマ)の決め方【方法とその手順】

ではここからはブログコンセプト(テーマ)の決め方の手順を具体的にお伝えします。

STEP1:ブログコンセプトを決めるための情報収集

ここまでお伝えしてきたとおり、ブログコンセプトを決めるためには情報が必要です。

まずは以下の情報について調べるようにしましょう。

お手本サイトを見つけよう

  • 【ブロガー 有名】と検索し、ブックマークして参考サイトにする。
  • 自分が好きな趣味で【●● ブログ】と検索し、ブックマークして参考サイトにする。

ブログ初心者の方がすることは最終的な成功イメージをまず固めるようにしましょう。

「こんな感じのブログが作りたい!」というお手本サイトをまず検索して見つけるようにしてください。

STEP2:ブログジャンルについて学ぶ

自分が作りたいブログサイトの成功イメージを持つことが出来れば、次にジャンルの選定に移りましょう。

以下の記事を参考にブログジャンルを決定しましょう。

STEP3:想定読者像の設定

ブログジャンルを決定できれば、次に「どのような悩みを解決したいのか?」「どのような価値を提供したいのか?」を決めましょう。

このブログの想定読者は以下の通りです。

当ブログの想定読者(ペルソナ)

  • 25歳以上の男性のサラリーマン
  • 仕事終わりと休みの時間を有効活用したいと思っている。
  • 今の現状に満足しておらず、収入を増やしたい願望がある。
  • 副業に興味があり、方法を問わず、ビジネスに高い関心がある。
  • マネジメントやスキルアップに関することに興味がある。

「誰の、どのような課題を、どのように解決するか」という”ペルソナ”はブログコンセプトにおいて超重要な要素なので、必ず落とし込んで考えるようにしましょう。

ペルソナ設定方法に関しては以下の記事で解説しています。

STEP4:どのような情報を提供するのか

想定読者(ペルソナ)が定まってくれば、その読者が求める情報がぼんやりと見えてきます。

このブログの想定読者である「現状に満足していない25歳以上の男性」といっても求めるキャリアは違います。それぞれのニーズに合わせて対応するカテゴリを考えると以下のようになります。

想定読者(ペルソナ)想定読者が求める情報
会社で昇進したいと思う人マネジメントやマーケティングに関する経営学の知識・方法
副業で稼ぎたい人お金をかけず出来るネットビジネスに関する知識・方法
転職・生活環境を変えたい人25歳から独学でできる転職先やスキルアップに関する知識・方法

今、会社で昇進したいと思っている人が、これから先もそうであるとは限りません。

結婚して子供が出来れば、通勤時間や自由な時間を欲しいと感じ、転職を希望するように大切なものの優先順位が変わるかもしれませんし、大きな失敗やトラブルによって現状のままではいられないという状況になるかもしれません。

「今まで積み上げてきたものを捨てる。」・「今の環境から抜け出したい。」と考えた時に、上記のような情報が1つのサイトにまとまっていたら、「このサイトをブックマーク(フォロー)しておこう。」と思ってもらえますよね。

このブログは上記の三本の軸でカテゴリを作っていく予定をしています。

STEP5:どのようなキャラクターで情報発信をしていくか

最後に決めるべきことは【ブログのキャラ作り】です。

ブログ記事を読んでいると「誰が書いたか」が一目でわかるようになります。

ブログ記事のらしさを感じる要素

  • 好んで使う単語や例え話。
  • 挿入する画像のチョイス。
  • よく使う言い回しや話の展開の仕方。
  • 多用するブロック。
  • ブログ全体で使う色。

このブログでは25歳以上の社会人男性に共感してもらえるように、言葉を崩しつつも専門用語を織り交ぜるようにしています。「言葉や話し方はフレンドリーなんだけど、この人は専門知識を沢山持っていそうだとか、仕事が出来そう。」というイメージを与えるような”自分に親身になって教えてくれる仕事の出来る会社の先輩”というキャラを演出するようにしています。

どのようなブロックを、どのような色で、どのような基準で使用するのかといったデザインルールを決めているので、「この記事とあの記事とで使うブロックが違うとか」、「色に統一感がない」という無意識に感じる気持ち悪さをなくすことにも気を使っています。

このブログではAFFINGER6というWordPressテーマを使っているんですけど「柔らかく清潔感がありつつも、洗練されている」という事を演出することにつながるという理由でこのWordPressテーマを購入しました。

ブログ記事のデザインも、読者が感じる「自分のブログらしさ」を演出するための重要な要素なので、ブログコンセプト(テーマ)に一番合うWordPressテーマを選ぶようにしましょう。

>>【無料VS有料】WordPressおすすめ最強テーマ9選

4.ブログテーマが決められない・決まらない時の対処法4つ

ブログコンセプト(テーマ)を決めるというのは、ブログ初心者の方にとって簡単なことではありません。

「どうしてもブログコンセプトが決まらない」という場合は以下の事を試して見ましょう。

自分の興味・得意分野を書き出してみる

ブログコンセプトが決められない場合、「アクセスが多いジャンル」や「収益性が高いジャンル」など条件をつけずに、まず「自分が書いてみたい」・「興味が持てそうだ」ということだけに限定して考えて見ましょう。

稼ぎ方とかはブログ記事を書く習慣が身に付いてからでOKです。

まずは「ブログを10記事書いてみる」という経験を積むことに集中しましょう。

自分の興味・武器チェック

  • これまでこれはどうなの?と疑問に思ったことは?
  • 普段、どのような記事やツイート・動画を見る事が多い?
  • 日常生活でどのような情報を調べる事が多い?
  • 自分が得意と思うことは何?
  • 自分が知識が豊富な分野は?
  • 人に「教えて」と頼まれることは?
  • 自分のライフスタイルはどのようなもの?

ブログコンセプトが決まらない場合は、まず記事単位でネタを探してみましょう。

読者の願望や困りごとを調べてみる

ブログというのは「何か調べ物をしたい読者」に対して情報を届けるツールです。

つまり「何かに困っている」・「何かをしたいと思っている」という検索ニーズが根幹にあります。

そしてそういった読者たちの声はSNS上で転がっています。

SNSでリサーチをしよう

  • SNSのツイートでどのような不満や願望があるのかを調べてみる。
  • ツイートの中で興味の持てる不満や願望を絞る。
  • その人たちはどのような読者像なのかの共通点を探る。
  • 自分がその読者だったとしたら「どんな情報が欲しいか」を考える。

考えても考えても決められない時は、無理に決めようとせず情報収集あるのみです。

複数の候補を組み合わせる

「自分だけのブログコンセプトを作る」というのは実はそれほど難しいことではありません。

なぜなら複数の要素を組み合わせるだけで、独自性のあるブログテーマが生みだすことができるからです。

候補の組み合わせ例

  • 「旅行 × 節約術」
  • 「子育て × キャリア支援」
  • 「ガジェットレビュー × 初心者向け解説」

まず自分の興味の持てるキーワードを拾ってみて、組み合わせを考えるだけで面白いコンセプトが生まれることはよくあります。

ブログコンセプトはアクセスの反応を見てから後で決める

逆に「ブログ初心者なのに最初から効率性を求めるから上手くいかない」と逆転の発想をしてしまいましょう。

回り道をしたっていいじゃないですか、後で書いた記事を削除する羽目になってもいいじゃないですか。初心者の内から「ノーミスで最短で結果を出そう。」と欲張るから手が止まるのです。

100記事書いて70記事を消すことなんてざらにあります。

とりあえず好き勝手に記事を100記事書いて、アクセスが集まった記事以外を全部削除すれば、「自分がどのようなジャンルの記事が得意か」が大体見えてきます。その時に、無駄な記事を書いたと思うのではなく、「自分の適性を知るために必要なことだった」と思いましょう。

初心者の内は、まず思うがままに記事を書く。そして記事を整理し、自分が進むべき方向を見つける。

何を書いていいかわからず、ブログを書く手が止まるくらいなら「行動しながら考える」ということを優先した方がいいです。

沢山行動して「数値」を作る事をまずは心がけましょう。

まとめ

「一言で自分のブログの紹介をする。」ということは誰でも出来る簡単なことではありません。

ブログのコンセプト(テーマ)設計は、1分プレゼンやエレベーターが上がり切る前に企画内容を説明するということが大手企業で採用されているように、高学歴で高給取りの人たちですら苦戦する非常に難易度の高い作業です。

しかし、それを今すぐに出来る必要はありません。

これから沢山記事を書いて、アクセス解析をして、試行錯誤した1年後・2年後にできていればそれでOKです。ブログのコンセプト(テーマ)は一度決めたら変えれないものではなく、見つかるまで考え続けるものであり、後でいくらでも修正ができます。

もちろんその過程でカテゴリ名を変更したり、その変更に併せて記事の大幅な修正や削除といったことが必要となりますが、それはほとんどの会社でやっていることです。

会社の方針や戦略が定まっている会社なんか少ないほうですし、売上などのデータを見て、どの会社も試行錯誤し続けています。

「これだ!」と思っていても「実際に数値をみたらあれ?」と仮説と全然違うなんてことは普通に起こります。

ブログ初心者の方に一番大切なことは、沢山記事を書いてまずはアクセスデータを集めることであり、沢山の記事を書けば書くほど、早い段階でいろんな数値を手にする事ができます。

初心者の段階で大切なのは、書いた記事全てを当てることではなく、数値を蓄積していくことです。

無駄な努力をしたいと思う人なんか1人もいません。でも初心者の内は無駄な努力を覚悟でまず行動しなければいけません。

練習なしに人は上達することはできません。

その努力を無駄と考えるかはその人次第ですけど、あれこれと考えて行動しない人より、行動して学べる人の方が成果を早く手にする事ができています。

まずは行動する。ブログの書く時間を増やす。その後で作り直す。このプロセスを大切にしましょう。

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