どれだけ良い記事(コンテンツ)を作成しても、キーワードがそもそも検索されなければアクセスは集まりません。記事を書く前にしっかりとキーワードの需要があるかを調べる事が大切です。
キーワードボリューム調査では、2つのボリュームを調べる事が大切です。
- 最終的に狙うキーワードボリューム数
- 最初のアクセス獲得するためのキーワードボリューム数
これら2つのボリュームを整理する事が出来れば、弱小ブログでも、上位表示を達成しつつ、1記事で多くのアクセスを集められるようになります。
キーワードボリューム調査は、タイトルキーワードだけ決めて「はい。終わり」とはなりません。
当記事では、キーワードボリュームを調べる方法と目安について、徹底的に掘り落として解説しています。
1.月間平均検索キーワードボリュームとは?
検索キーワードとは、「1ヶ月でどれだけそのキーワードで検索されたか?」の月間検索回数を示す指標です。
検索キーワードボリュームを調べることの重要性
twitterやyoutubeといったサイト内で巡回するSNSとブログは異なり、ブログのメインの集客は検索エンジンからの流入です。しかし、検索キーワードがブログタイトルや記事の小見出し、本文に含まれていなければ、検索結果に表示すらしてもらえません。
どれほど需要のある・価値ある記事をかけても、そもそも検索されないキーワードであれば読者は増えません。
- 自分が書きたいネタを思いつく
- そのネタがなんと言う言葉で検索されるかを調べる
- 月間で最もキーワードボリュームのある言葉を選ぶ
- ブログ記事を書き、上位表示できるまでリライト・分析を繰り返す
ブログアクセスを方法を簡単にまとめると上記の4STEPです。
自分はこれから書く記事でどんな言葉での1位表示を目指すのか?
この目標がなければ、アクセス解析もリライトもできません。「この記事は上手くいった」・「この記事は駄目だった」、成功・失敗の判断をするためには明確なゴールの設定が重要で、アクセスが伸びない・増えない人の9割の原因が数値を振り返らず、ひたすら記事を書いていることにあります。
Google検索ボリュームの日本のシェアは7割以上
検索エンジンはGoogleだけでなく、YahooやBingなど他の検索エンジンが存在します。
Googleの日本のシェアは75%程度で、多くの記事で紹介されているキーワードプランナーという無料ツールは、Googleが提供しているアプリになるので、
【キーワードボリュームの数値=Googleで月間検索回数】という理解をしてもらえればOKです。
全検索エンジンを合わせた合計月間キーワードボリューム数は、キーワードプランナーの数値を1.2倍くらいした数値になります。正しく集計したければ、YahooやBingなどを集計できるツールを使う必要がありますが、そこまで厳密にするメリットは特にありません。
月間平均検索ボリュームを調べる方法
月間検索キーワード数は、キーワードプランナーという無料ツールを使って調べる事が出来ます。調べ方は、後で詳しく解説しますが、基本的にキーワードプランナーは無料で使うことが出来ます。
キーワードボリューム集計画面サンプル

上記の画像がキーワードプランナーでキーワードボリュームを調べた結果の画面になりますが、無料版では上記のように月間平均検索ボリュームに幅を持たせた状態で表示されます。
グーグル広告に課金するとはっきりした数値が見れるようになりますが、大体のキーワードボリュームさえわかれば僕は問題ないと思いますので、キーワードボリュームを調べるだけなら無料版で十分だと思います。
検索キーワードボリュームを調べるツールの無料版と有料版の違い
検索キーワードボリュームツールは無料版・有料版の両方で、様々なツールが存在し、キーワードプランナー同様にほぼ全てのツールで有料版が存在します。無料版と有料版の違いは以下の3つです。
- 1日の検索回数に限度がある(キーワードプランナーは制限なし)
- 具体的な数値を表示できる
- 関連するキーワードサジェストをしてくれる
有料版を使うメリットは③のキーワードサジェストにあります。
キーワードサジェストとは、「そのキーワードを検索する人はこんなキーワードを検索しているよ」というおすすめ語句を調査結果で教えてくれます。基本的にブログは”1記事1ニーズ”なので、その記事でメインで狙う関連キーワードをいれることでより多くのアクセス、上位表示を獲得しやすくなります。自分では予想もしていない、知らなかった言葉をおすすめしてくれます。
この記事とあわせて読んで欲しい
キーワードリサーチで重要なのは、関連キーワードを全て拾い上げることです。タイトルに入れるメインキーワードを調べればOKというわけではなく、検索ボリュームのある関連語句を拾い上げる事が大切です。ブログ記事のクオリティよりもまず記事を書く前のキーワードの洗い出しができていなければ、検索上位を達成することはまず出来ません。お宝SEOキーワードを見つける・探し当てる方法に関しては以下の記事で紹介しています。
月間の検索ボリューム数の推移:トレンドキーワードを調べる方法
キーワードボリュームを月間ではなく1年間推移で見たい、トレンドキーワードを探したい、という場合であれば、”Googleトレンド”というツールがおすすめです。以下のように調べたい検索語句を打ち込むことでそのキーワードの検索ボリューム需要の変化をみることができます。

これから伸びてきそうなキーワードを狙うか、毎月キーワードボリュームが安定しているキーワードを狙うかはブログテーマ・ジャンルによって変わりますが、これからブログを始めたいと思う方、ブログを立ち上げて間もない方、雑記ブログを書いている人は参考になると思います。
2.検索キーワードボリュームの調べ方6STEP
検索キーワードボリュームの調べ方で覚えることは以下の6STEPです。
STEP1:キーワードプランナーにログインしよう
では最も検索キーワードツールでポピュラーな無料ツールであるキーワードプランナーの使い方をご説明します。
キーワードプランナーを使うには「Googleアカウント」の作成が必要になります。
上記のリンクをクリックすると以下の画面に遷移します。

【キーワードプランナーに移動】をクリックし、Googleアカウントを持っていない人は作成し、ログインしてください。
STEP2:キーワードボリュームを調べる2つの方法
キーワードボリュームを調べ方には以下の2つの方法があります。
- 関連するキーワードボリューム数を調べる”探索的リサーチ”
- 自分の調べたいキーワードボリューム数だけを調べる”確証的リサーチ”
キーワードボリュームを調べる上でまずすべきは”探索型リサーチ”です。
なぜなら、読者はどんなキーワードで検索しているか「最初はわからない状態」であるからです。なので「この記事ならこんな言葉で検索しているはずだ!」という先入観で考える”決め打ち”をせず、関連キーワードをおすすめしてくれる【新しいキーワードを見つける】でキーワードボリュームを調べてみることをおすすめします。

【新しいキーワードを見つける】をクリックし、例として【検索 ボリューム】と入力したとします。
すると以下のような画面になります。

”新しいキーワードを見つける”では【検索 ボリューム】の月間検索回数だけでなく、「検索ボリュームと検索する人はこんなキーワードでも検索しているよ!」という関連キーワードを教えてくれます。
初心者だけでなく、自分が想定もしていなかったSEOキーワードを見つけることもできるので新しいキーワードを調べる際には、必ずやっておきたい手順です。
この探索的リサーチによって「検索 ボリューム 調べ方」というところがあたりをつけることができました。
STEP3:検索キーワードボリュームの目安
このようにキーワードボリュームを調べると「キーワードボリュームが多いのは攻略が難しいんじゃないか」や「キーワードボリュームが少ないのか割に合わないな」と必ず思います。
キーワードボリュームが多い検索キーワードをとるには、サイトパワーが必要とか、多くの内部リンクが必要とか言う人もいます。
結論から言うと一切関係がありません。
検索ボリュームが多いと攻略が難しいと言われる理由
「検索 ボリューム」という2語ワードと「検索 キーワード ボリューム 調べ方」という4語ワードでは、4語ワードの方が検索ボリューム数は少なくなる傾向があります。一般的に検索条件が増えれば増えるほど、該当するURLが単純に少なくなるという理由からです。
しかし、今回の【検索 ボリューム 調べ方】というワードは3語にもかかわらず、1万以上のボリュームがあります。
それはたまたまです。ただニーズがあっただけ。ただそれだけの話なので、検索ボリューム数よりも、何語のワード何かの方が重要です。
検索ボリュームが多いと弱小ブログでは攻略が難しいと言われますが、それは2語ワードとか1語ワードの話です。3語以上のロングテールキーワードで読者目線に立った記事をかけていれば上位表示が可能です。もちろん、ニーズがあるところには人は集まるのでライバルは増えやすいので簡単とはいいませんが、キーワードボリュームの多さに怖気づく必要はありません。
検索ボリュームが少なくても書かなきゃいけない
キーワードボリューム数に関するニーズは以下の2つです。
- キーワードボリューム数の調べ方に関する記事
- キーワードボリュームリサーチツールに関する記事
ボリューム数で言えば、キーワードボリュームリサーチツールの需要は少ないです。しかし、検索上位に表示したければ、キーワードボリュームの調べ方に関する記事だけでなく、ツール紹介の記事も必要になります。
「キーワードボリュームの調べ方はこうで、おすすめのツールはこの記事で紹介しているよ」この2つが内部リンクでつながって始めて読者の全てのニーズを満たすことが出来ます。
検索キーワードボリュームを調べることに意味があるのか
「検索ボリュームが多い、少ない関係なく、記事を書かなきゃいけないのだったら、キーワードボリュームを調べる意味なんてあるのか?」
上記のような疑問をもたれる方がおられるかもしれません。
しかし、上記の【新しいキーワードを見つける】では検索需要のあるキーワードだけを教えてくれています。
つまり、”検索ボリュームと言う言葉は「調べ方」と「調べるためのツール」の2つの情報を読者は求めているのか!”ということがわかります。
STEP4:できるだけ語句数が多いキーワードボリュームを調査しよう
新しい記事を公開し、短期間でアクセスが集まるようにするには、小見出しや本文に語句数の多く、キーワードボリュームのある言葉を入れ込む事が大切です。先ほどもご説明したとおり、語句数が多ければ多いほど、ライバルは減り、数は少ないですが、すぐに1アクセス程度は1日に発生するようになります。
そこで読者ニーズを満たす記事がかけていれば、ページ滞在時間やリターンアクセス等が考慮されて、掲載順位が短期間で上がっていきます。
いきなりボリューム数が1000以上のキーワードの検索流入は生まれません。しかし、時間が経てば順位が上がるということもありません。検索エンジンに評価されるための最初の1アクセスを集めるためのキーワードを見つける事が大切です。
そこでおすすめしたい無料ツールが以下のラッコキーワードです。会員登録不要で左のテキストリンクから飛ぶと以下のページになります。

【検索 キーワード ボリューム】と入力すると以下のようにGoogleサジェストの結果を全て抽出してくれます。

しかしラッコキーワードは、課金しないと検索ボリューム数がわからないので、上記を全てコピーして、キーワードプランナーを開き、今度は【検索のボリュームと予測のデータを確認する】をクリックし、コピーします。

すると以下のようにエラーが出るので、下に並んでいるエラーの文章を削除して【開始する】をクリックしてください。

すると以下のように語句数が多くボリュームのあるキーワードが発掘できます。

これらを小見出しや本文に入れ込むことで、最初の1転がしとなるアクセスを獲得しやすくなります。
STEP6:2つのキーワードボリュームを調べる事が最重要
最後にまとめるとキーワードボリュームとは、キーワードを見つけるのではなくて、ニーズを発見する事がであると理解してもらえればOKです。
そして一番重要なのは、【検索ボリューム数を調べる方法を知りたい】というゴールとなるキーワードボリュームを調べるだけでなく、最初のアクセスを獲得するためにより多くの語句でボリュームがある関連キーワードを探し当てることです。
「最初のアクセスを獲得するためのキーワード」・「ゴールとなるキーワード」の2つを事前にしっかりと調べ上げることができれば、あなたのブログアクセスは書けば書くほど伸びていくようになります。
そのためにはしっかりとしたキーワードボリューム調査が必要で、【ロングテールキーワードの探し方のコツ】お宝SEOワードの発掘手順の記事では更に関連キーワードを拾うための方法を解説しています。
どれほど良い記事を書いていても、Googleがあなたの記事を正しく評価してくれないとアクセスにはつながらないので、是非、上記の記事をあわせて読んでいただくことをおすすめします。