ブログ運用

【ロングテールキーワードの探し方のコツ】お宝SEOワードの発掘手順

ブログで多くのアクセスを集めるには、狙ったキーワードで上位表示させるノウハウを学ぶことが必要です。どれだけ良いコンテンツであったとしても検索ニーズに合わないコンセプトで記事を作り続けても結果は伴いません。

それは逆のことにも当てはまります。

ブログ初心者で文章力がなくても検索ユーザーが求めている情報を提供できていれば、検索上位表示を達成し、1記事だけで月1000PV以上集めることは100記事くらい書いた人であればほぼ全員が経験することではないでしょうか。

そこで大事になってくるのが”打率”です。

ブロガーやWEBマーケターは、検索上位を達成するためのノウハウを一生懸命勉強します。

特に初心者の方は「自分が良い記事を書けたかどうか」よりも「読者の検索キーワードをどれだけ正確に掘り当てられたか」を重視するようにすべきです。

記事の中身うんぬんはその後です。まずは適切なキーワードを探し当てないことには成果は絶対に出ません。

キーワードを探す・見つける上で重要なポイントは以下の2つです。

  1. 記事コンテンツにぴったりとはまるロングテール・SEOキーワードであること
  2. サイト・収益の導線になるロングテール・SEOキーワードであること

この2点についてこの記事では丁寧に解説しています。

1.ブログ記事におけるキーワードの探し方・見つけ方

ではまず「キーワードリサーチの全体像」から解説していきます。

キーワードプランナーの使い方、キーワードボリューム数をこれまであまり意識してこなかった方だけでなく、キーワードリサーチで必ず抑えておきたい基本的な考えたを以下の記事で解説しているので、先に以下の記事にさらっと目を通していただけると理解がより深く出来ると思います。

よくあるブログキーワードの探し方【失敗例】

多くの方は以下のようにキーワード探しをしてこられたのではないでしょうか?

「キーワードの探し方・見つけ方に関するノウハウ」という記事を書くぞ!

キーワードプランナーを使って【キーワード 探す】のボリュームを調べてみよう!

あれ?でもボリュームが少ない・・・。キーワードを見つけるというネタは読者ニーズがないのかな・・・。

このように最初に思いついたキーワードボリュームだけを見て、判断される方は非常に多いです。

上記のように、キーワードツールで軽く調べただけで判断するのは早いです。

以下の画像を見てください。

上記の例と結果が全く違うのがわかると思います。

キーワードリサーチツール・Googleサジェスト仕組みと弱点

キーワードツールで検索ニーズを掘り当てるには、コツをしっかりと抑えておく必要があります。

検索言語は【コアキーワード】の前後に接頭語と接尾語の3つで構成されます。

接頭語メインキーワード接尾語
SEO
ブログ
ロングテール
キーワード調べる 方法
調べ方 コツ
発見

リサーチツールが得意としているのは、以下の画像のようにメインキーワードの後ろに続く接尾語の予測です。

後ろに続く【接尾語】の予測をしてくれますが、最初に入力したキーワードの左側【接頭語】の予測はしてくれません。

キーワードツールの弱点は「そもそものメインキーワードがずれていればどうしようもない」というところにあります。

ブログ記事キーワードを見つける理想の状態【一例】

この記事では【キーワードの探し方・見つけ方】に関するノウハウをお伝えするコンセプトになっています。

そのコンセプトにぴったりとはまるキーワードを調べた結果が以下の画像です。

この記事は「個人・法人関係なく、キーワードの探し方がわからない、狙ったキーワードでインデックスしてもらえない、検索順位が上がらない。」という方向けに「一からキーワード探しを見つめなおしたい」というニーズに対して書いています。

どういった瞬間に、どういった検索ワードでユーザーは検索するのか?それらを拾い集めたのが上記になります。

ロングテールキーワードを探す・見つける上でのコツ

多くの方の記事で書かれているように、Googleの検索画面に表示される「他の人はこんな検索をしていますよ」という機能は非常に使えます。

お宝ロングテールキーワードを見つける・探し当てる上でのコツは「決めうちをしない」ということです。

僕はキーワードを探す上で以下の3つを意識するようにしています。

  • 検索ボリュームが少なかったとしても、自分の打ち込んだキーワードがずれている確率の方が高い。
  • 最初に「これかな?」というキーワードを見つけても、思いつく限りのパターンを試す。
  • 検索ボリュームが大きいキーワードを見つけても、記事コンセプトに合わないものをねじこもうとしない。

では具体的な手順をこれから説明します。

2.ロングテールキーワードの探し方・見つけ方5手順

では実際に当記事を例に、ロングテールキーワードを探す手順を解説します。

STEP1:1語ワードの”コアキーワード”の探し方・見つけ方

ではまずメインキーワードとなる”コアキーワード”から考えて見ましょう。

コアキーワードとは、キーワードの中核となる【名詞】のことで候補としては以下の3つが考えられます。

【キーワード+数】で2語なんじゃないの?と思われるかもしれませんが、検索ワードの構造の例として” SEO キーワードボリューム 調べる 方法 ”とした場合、構造的には1なので、僕の場合は1語としてカウントしてます。

大事なのは、国語的な意味よりも検索構造です。

  • キーワード
  • キーワード数(キーワードボリューム)
  • キーワード順位

今回の記事コンセプトは、キーワードの中身の話になるので【キーワード】がコアキーワードになります。

STEP2:2語ワードの”ミドルキーワード”の探し方

では次に、記事コンセプトを明確にするために”ミドルキーワード”を探していきましょう。

接頭語に付けるやり方と接尾語につける2通りがありますが、今回の場合「キーワードを探す」という動作をコンセプトにしているので、接尾語から考えることにします。

この中で今回の記事に当てはまりそうなキーワードは【調べる】・【探す】・【見つける】の3つですが、これら3つの検索キーワードで上位表示されている1ページ目のサイトを見ると以下のように分類する事ができました。

調べるという単語は【キーワードボリュームを調べる】という単語が続いていて、キーワードを決める・選ぶ、入れるという単語は完全に別物です。

この記事では②の【探す・見つける】を広げていくことにします。

STEP3:類似語・同義語・活用語を連想しよう

では【探す・見つける】という動詞の類義語・同義語・活用語を連想します。

今回の記事はそこまでなく、以下くらいしか思いつきませんでした。

上記の単語は全く同じ意味で、同一ニーズの単語です。

それらを上手く見つけ、文中や小見出しにいれていく事が大切です。

STEP4:3語ワード”ロングテールキーワード”の探し方・見つけ方

では次に接頭語の単語を探せば、3語のロングテールキーワードが完成します。

専門用語からロングテールキーワードを探す方法

ブログ運営では、書く時間と同じくらい、ライバル記事や書籍、twitterで情報収集する時間が大切です。専門用語を知らなければどうしようもないからです。なので、電車や休憩時間など、自分が今書いている、あるいは書きたいネタの上位記事を読むようにして、専門用語を学ぶと上記のように様々な語句が思いつけるようになりますよ。

読者シーンからロングテールキーワードを見つける・思いつく方法

基本的に検索というのは困った時にすることが多いです。

「読者は何をする時に調べるのか?」それを連想することができれば、お宝キーワードの発見率は上がります。

STEP5:4語以上のスモール・ニッチキーワードの探し方

では最後に接尾語を考えて4語以上のスモールキーワードを見つけていきましょう。

スモールワードは【コツ・手順・例・無料・方法】などの定番ワードであることが多いので、慣れてくれば大体わかってきます。

上記のキーワードは4語以上でボリュームが100くらいありますが、検索ボリュームが10でも問題ありません。語句数が多くなればなるほど、ライバルは減りますし、新規記事投稿して数日以内にいきなり検索アクセスが来る時もあります。それを足がかりに短期間で検索順位を上げていけるので、まずはどれほど多くの4語以上のスモールキーワードを見つけられるか?という事を目標にしてもいいと思います。

ロングテールキーワード探しに記事を書く時間よりも時間をかけるべき理由

上記の各ブロックは掛け算の関係になるので、14×2×9×6=1512パターン存在することになります。もちろん、ボリュームが全くない組み合わせも多いですが。

これが読者ニーズを絞り込んだ記事のほうが結局多くのアクセスを集められるという話の根拠です。

キーワードの月間検索ボリュームが1000程度の記事でも、1ページ目に入れば月間1000PV、1位を独占すれば1万PVを1記事で叩きだせるのは、派生キーワードのおかげです。

そして派生キーワードをどれだけインデックスしてもらえるかは「しっかりと関連キーワードを探し、文中に入れられるか?」で決まります。

3.SEOキーワードの探し方・見つけ方

では次に1記事だけの話ではなくて、サイト全体目線でのSEOキーワードの探し方・見つけ方についてお伝えします。

SEOキーワードの探し方・見つけ方4手順

当たり前ですが、会社ブログ・収益を目指すブログであれば、成約につながるものでないと意味がありません。

そのためには以下の4つのフェーズに分けてキーワードを探していく必要があります。

STEP1:新規読者を囲い込む”SEOきっかけキーワード”の探し方・見つけ方

例えば、WordPress関連のアフィリエイト商材を売る場合をモデルケースとして考えて見ましょう。

個人サイトでも大手サイトに勝つためには、「顕在ニーズ:WordPressサイトを立ち上げたい!」という購買に直結するキーワードではなく、【潜在ニーズ:Wordpressという言葉を今は知らないが、興味を持ってくれる潜在読者】を掘り当てる事が大切です。

そこで大事なのは、WordPressという言葉を知るきっかけになる”きっかけキーワード”です。

個人サイトの場合法人サイトの場合
ブログを始めたい人
在宅ワークスキルを身につけたい人
起業を考えている人
WEBで案件を獲得したい人
副業で儲けたい人・稼ぎたい人
広告コストを抑えたい
WEB集客を自前でしたい
HPを低コストでリニューアルしたい
営業での成約率が落ちてきている
アフィリエイトロングテールキーワードを探す・連想するコツ

商品やサービスというのは、「課題や要望を解決したい」から買うのであって、それを満たしてくれるのであれば、他の代替商品「TwitterやYoutubeで稼ぐ、案件を獲得する」であってもいいわけです。マーケティングは、商品の機能や品質で売るのではなく、顧客の悩み・要望を明確にしていく事が大切です。

  • あなたが売りたい商品は、どのような悩みや要望を持った人に響くのでしょうか?
  • そしてその悩みや要望を持った人は、まず真っ先にどのようなきっかけキーワードを打つのでしょうか?

そういった心理を先回りして、「こういった願望があるのですね。そんなあなたにおすすめなのがWordPressというツールです」と商材を知るきっかけを作る。個人ブロガーや自分で受注を獲得し単価を上げたいフリーランス、中小企業であるほど、大手のサイトに取られる前に、見込み読者の開拓が重要です。

STEP2:”新規読者を放さないための”SEO教育ワード”の探し方・見つけ方

ここは企業の人にも抑えておいて欲しいですが、知りえたきっかけキーワードをブラウザバックをして、再度、検索窓に打ち込む人が大半です。

簡単にいえば「良い事を教えてくれてありがとう。でも成約は他のサイトからするわ」あるいは「他の比較サイトを見て決めるわ」、「より詳しい情報は他のサイトで調べるわ」となられてはおしまいです。

「Wordpressの使い方」や「ブログライティングのコツ」など成約とは関係のないコンテンツを充実させることで、「このサイトの他の記事も読みたい。面白そうだ」となり、「ブックマークしとこ。」となり、サイトの巡回率が上がります。

サイトの巡回率が高くなるということは、他のサイトを見ない、比べられないと言う状況を作ることになり、成約率は劇的にあがります。

まずは「ブログに訪れる新規リピーター」をどれだけ増やせるか?が重要です。

SEOキーワードとは成約に関連しないワードも含みます。

購買ターゲットが興味を持つコンテンツ全てがSEOキーワードであると言えます。

STEP3:ユーザーの背中を押す”今すぐワード”の探し方・見つけ方

自分のサイトで購買をしてもらうには、「後」ではなくて「今すぐ」買ったほうが良いよ、というメッセージをつける事が大切です。

WordPressならブログ開設して半年はアクセスはほぼきません。

なので「今すぐWordPressサイトを開設しよう。たった5分で出来ます。やり方はこちら」という自然な流れを作ることができれば、成約率は高まります。具体的なコンテンツとして「WordPressサイトで収益がで始める期間目安」などの記事を作り、内部リンクとして配置し、そこから成約ページへと移動させる。SEOとは1記事だけで考えるのではなくて、読者が離脱せず、内部リンクに従い、ページを読みすすめて行くと知らない内に成約ページに誘導されている。という形が理想です。

そのためには読者が興味を持つ、内部リンク記事のSEOキーワードをしっかりと考える事が大切です。

STEP4:成約ページにいたる”こちらワード”は添えるだけ

特にアフィリエイトでは、購入ページは触る事がで来ません。

しかし、内部リンク記事を循環していた読者の購入意欲を高められていれば、問い合わせページや購入ページの質は関係なくなり、一直線に成約ボタンへとたどり着くようになります。

よく「企業HPでLPが悪い」とか「アフィリエイトでは成約率は改善しようがない」とか言う人がいますが、それは小手先のテクニックで無理やり欲しくもない商品を押し付けているだけに過ぎません。

読者ニーズを知り、読者の悩みに共感し、それを解決する記事を提供できていれば、ただボタンを設置するだけで成約にいたります。

大事なのはプロセスです。

  • 「あなたにはこういう要望、悩みがあるんだよね。」と集客キーワードで見込み読者を集め、
  • そこから内部リンクで「こんな解決方法あるよ」と読者に情報を提供し、
  • 教育ページで「こういった場合、こういった事を重視するならこの商品はおすすめだよ」と購買意欲を促進する。

このプロセスを経た読者はリンク先のLPが薄いものでも気にしません。

なぜならそこまでに購買を判断するまでの情報はすでに手に入れているから。

これは企業ブログでも同じです。

問い合わせや資料請求、商品購入ページに余計な情報は要りません。商品の仕様や連絡先、返品に対する対応など事務的なことさえかかれていれば十分です。問い合わせページがCVしない。そもそもCVページに送客できていない。

だからバナーやリンクをやたら増やして露出を増やす。それは悪手です。コンテンツの質を下げるだけになってしまうので、サービスを購入したくなるような導線作りを考える事が大事です。

SEOキーワードを連想する・探す・見つける上で一番大事な事

最後にまとめると、SEOキーワードとは、読者の検索する瞬間の心理を切り取ったものです。

あなたが売りたいものは、どんな人の、どんなシーンの、どんな悩みを解決するもので、どんな願いを持ったときに「それは欲しい」となるのか?

逆に言えば、どんなきっかけでそれを知り、どういう情報を手にすれば、見込み客を「欲しい状態」にさせることができるのか?

その心理プロセスを考えることが「SEOキーワードを探す」ということの本質です。

  • 商材の名前を知るきっかけとなるのはどういうシーンか。
  • どういう情報を得た人が、その商品を買ってもいいかなと興味を持つのか。
  • 更にどういう情報を得れば、その商品じゃないと駄目だ。と思うのか。

上記の3つをそれぞれ意識して3種類のSEOキーワードを考える事が大切です。

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