ブログ初心者がいざブログ記事を書こうとすると「長い文章が書けない。」、「話の持っていきかたがわからない。」といった悩みに直面します。
ブログライティングの悩みは、ブログ初心者の方だけの話ではありません。
- 読者が読みやすいと思う文章とはどのようなもの?
- 読者が面白いと思う文章とはどのようなもの?
- ブログ記事での文章構成のテンプレとは?
ブログ記事(WEBライティング)の書き方は、小説などのストーリー展開、プレゼンなどの資料構成、セールストークとは全くの別物です。
高品質なブログ記事を書くために必要な要素は以下の5つです。
ブログライティング5要素
- 記事要約:冒頭のリード文を読めば記事の内容がわかる。
- 1メッセージ:自分の知りたい事だけが書いてある。
- わかりやすさ:具体例を交え、わかりやすい文章になっている。
- 読みやすさ:文字でごちゃごちゃしておらず、整理されていて読みやすい。
- 話の続き:内部リンクがあり、もっと先の話を知ることができる。
上記の5つを満たしている文章であれば、誤字脱字があったり、変な日本語を使っていても問題はありません。
読者は自分の知りたい情報が手に入ればそれで満足するからです。
逆に言えば、どれほど語威力が豊富で、文章力があったとしても情報の中身が薄ければ見向きすらされません。
ブログライティングは”読者ニーズに合わせた文章を書く”という事が何よりも重要で、上記のポイントをしっかりと抑えてブログ記事を書くことさえ出来ていれば、文章を書くことになれていないブログ初心者でも高品質な記事を書くことは十分に可能です。
この記事では以下の3ポイントについてわかりやすく解説しています。
この記事でお伝えしていること
- ブログ記事の基本構成(文章の書き方の流れ)
- 5つのブログ記事の書き方テンプレート
- 再訪問読者を増やす文章の書き方5つのコツ
最後までご覧になってもらえれば、記事別に文章の書き方を使い分けられるようになると思うので、是非最後までご覧になってみてください。
1.ブログ記事の書き方【基本となる5つのパーツ】
ではまずブログ記事の全体像からご説明します。
ブログ記事の基本となる5つのパーツ
ブログ記事のパーツは大きく以下の5つの要素で構成されます。
ブログパーツ | 各パーツで達成すべきこと |
---|---|
タイトル | 記事を読むメリットを32文字以内で表現する |
リード(フック)文 | 読者の興味・関心を刺激する文章を書く |
本文 | 具体例や画像・表を交え情報を上手くまとめる |
ボトム(まとめ)文 | 読者に新たなる課題を与える |
CTA | 読者の悩みを解決するサービスを提供する |
ブログ記事の全体像が以下の図です。
それぞれ詳しく解説します。
当記事と併せて読んで欲しい
この記事ではブログの書き方という文章作りについてお伝えしていますが、SEOを最大化するWordPressブログ記事の書き方を別記事で解説する予定です。小見出しタグの使い方をはじめ、絶対に知っておくべき知識です。近日中に公開します。
①:ブログ記事タイトルの書き方のコツ
以下の画像は【ブログ 書き方】と検索した結果です。
似たようなタイトルが表示されていますよね。ブログ記事タイトルは検索エンジンからの流入(クリック率)を左右する最も重要なパーツであり、どれほど良い文章をかけていたとしてもクリックをしてもらえなければ、作った記事を読者に読んでもらえません。
しかし他の記事と似たような記事タイトルではだめで、上位表示されている記事のタイトルと差別化をする必要があります。
ブログ記事タイトルを考える上で重要なポイントは以下の5つになります。
記事タイトル5つのポイント
- 読んでもらいたい読者像を絞り込んだ記事タイトルにする。
- 記事を読んだ後のベネフィットを記事タイトルに入れる。
- 同じ意味でも違う言葉を使って差別化を感じる記事タイトルにする。
- 読者の悩みの声を記事タイトルに取り込む。
- すでに上位ページを読んだ読者を対象にした記事タイトルにする。
例えば、この記事であればすでに【ブログ 記事 書き方】の上位ページを読んだ人をターゲットにしています。
この記事の想定読者
ブログ記事の書き方のコツを解説している記事を沢山読んだけど、やっぱり上手く出来ない。
手っ取り早くテンプレを教えてくれよ。それを真似るから。
抽象的な話はもううんざりだ。テンプレートを知りたい。
想定読者は1年前の僕です。
当時の僕は「色々な記事を読んだけどやっぱりわからない。もっと具体的に教えて欲しい。」とブログSEOに悩んでいました。
そんな悩みがあると思ったのでこの記事のタイトルのメインを【ブログの書き方テンプレート】にすることにしました。
②:リード(フック)文の書き方のコツ
検索をして、ブログ記事タイトルに興味を惹かれた読者がクリックをし、自分の記事に訪れてくれました。しかしまだ安心はできません。ブログ記事タイトルから本文に入るまでのリード(フック)文章を読み、この記事をそのまま読み続けるかどうかを読者は10秒以内に判断するからです。
リード文を読んで「この記事には自分が知りたいことは書いていなそう」と判断すればすぐにブラウザバックをされてしまいます。
最後までブログ記事を読んでもらうために必要なリード文の要素としては以下のものが挙げられます。
注意・関心を惹くフック文の例
- ○○に関して、□□と感じた経験はないでしょうか?
- ○○で□□と思っている人は非常に多いです。しかし実は・・・
- ○○に関して□□担ってしまう原因には△種類のパターンが存在します。
フック文章は記事の種類によって使い分ける必要があります。
ブログ記事の種類 | ブログ種類に対応したリードコンセプト |
---|---|
○○とは?等の定義系の記事 | 年度を記載し、最新情報や専門性を感じさせる文章 |
レビュー系の記事 | 性格や年齢、趣味など読者に親近感を湧かせる文章 |
原因系記事 | 複数の原因を提示し、自分に当てはまるものを連想させる文章 |
ノウハウ系記事 | これまでの失敗経験を連想させ、希望を抱かせる文章 |
まとめ系記事 | 情報の網羅性・手順を整理し、まとまっている印象を与える文章 |
後で詳しく説明しますが、読者の興味をひきつけるリード文章とは「情報ニーズに合わせた文章」である必要があります。
例えば、商品やサービスの体験談やレビューに関する記事だったら「小さなお子様がいて、一軒家に住んでいて、コスパを重要視している人であれば絶対におすすめです。」という文章をリード文に書き出します。
「この人と自分は似ているな」と読者は感じれば感じるほど、読者は記事を最後まで読んでくれます。
リード文のコツは「読者にどれだけ親近感を感じさせるか」、「悩みや要望と言った感情の共有をできるか」であり、詳しくは次の章で解説します。
③:ブログ記事本文の書き方のコツ
ブログ記事では文章力よりも「検索ニーズを満たすことが出来たか」が何よりも重要です。
5つの検索ニーズ毎に求められる情報が以下のものになります。
ブログ記事の種類 | 読者が求める情報ニーズ |
---|---|
まとめ系の記事 | 情報の信頼性が感じられる構成になっている |
レビュー系の記事 | 値段の相場や他商品との比較など購入の検討がしやすい |
原因系記事 | 全ての原因が網羅されており、自分の症状にあてはまる |
操作系記事 | ツールに関する操作手順がわかりやすく整理されている |
ノウハウ系記事 | 独自の観点での問題解決手順が示されている |
極論をいってしまえば、読者の悩みが解決される文章構成、話の書き方になっていれば、どんな書き方をしてもOKです。
どれだけ話が上手く、専門的な知識で書いてあったとしても「最後まで読んでみて、ふわふわしたことばっかりで具体的に何をすればいいかが書いていない。」、「いろんな情報が載っていたが、自分の知りたいことは書いていなかった。」と読者が感じればブログコンテンツとしての価値は0です。
以下の5つのことを考えてからブログ記事の文章構成を書き出すことが大切です。
記事を書く前の5つの下調べ
- ペルソナ:設定したSEOキーワードから流入した読者像は?
- 検索ニーズ:その読者はどのような情報を求めているのか?
- 不満:その読者は今どのような不満を持っているのか?
- 提供情報:どのような情報を読者にお届けしたいのか?
- イナフポイント:この記事でどこまでをお伝えするのか?
ブログ記事はメッセージを伝える事が重要で、今読者が問題にしていないことは他の記事で伝えるべきです。また今の読者が求めている以上の情報を書いてもキャパオーバーになります。
「この記事で何をどこまで書くのか?」をブログ記事を書く前にワードやエクセルで整理する癖を付けておきましょう。
そうすれば「何を書けばいいかわからない。筆が進まない。」ということが少しずつ少なくなってきます。
サンプル
この記事の場合であれば、以下の3つをメモ帳に書いてからブログ記事を作成しました。
- ブログ記事の全体像:パーツをざっくりと解説する。
- 記事の種類別にブログの書き方テンプレを紹介する。
- 文章を上手く見せる・読みやすい文章を書くコツを紹介する。
- 本格的なライティングノウハウは別の記事で書く。あくまで紹介にとどめる。
- SEOライティングに関しては別記事で書くのでこの記事では書かない。
上記のようにざっくりとしたメモ程度でいいので「何から書き始め、どういう話を展開し、最終的に着地点をどこにするか」をイメージしておけば、ブログ本文が書きやすくなりますよ。
④:ボトム(まとめ文)の書き方のコツ
「1を知って10を知る」という言葉があるように、何かを1つ理解すれば「この場合は?」とか「じゃあこれもやらないといけないよね。」など、新たな課題や疑問点、気付きが必ず生まれます。
「ブログ記事の書き方がわからない。」という課題をクリアすれば、書いた記事の掲載順位を上げる方法、ブログ記事のデザインなどより高品質な記事を書くための知識を求めるように誘導するまとめ文章を書くようにしましょう。
まとめ文の5つの型
- 【まとめ】この記事では○○のことについてお伝えしました。
- 【学習内容】○○を意識して取り組むことで△△をすることができるようになります。
- 【課題提示】感がいい人は△△する上で□□が重要になることをお気づきになられたのではないでしょうか。
- 【商品提案】もし●●で★★に真剣に取り組みたいのであれば、■■がおすすめです。
- 【オファー】以下の記事では☆☆について更に詳しく解説しています。
僕はT部長が運用しているXserverのブログが非常に参考になるかなと思います。下記のようにまとめには必ず関連記事を紹介していて、読者誘導をしっかり考えて作りこまれているなぁと参考にしています。
※以下の画像はXserverさんの記事のまとめの一部を切り取ったものになります。
Xサーバー様サイト:https://www.xserver.ne.jp/blog/から引用
まとめにも色々な型があって、どのように読者を誘導するかはどのような段階の記事であるかで変わります。
記事属性 | まとめ文のコンテンツ |
---|---|
知りたい(集客)系記事 | より深い課題に関する記事へと誘導するまとめ |
原因(教育)系記事 | 具体的な解決方法に関する記事へと誘導するまとめ |
解決記事(収益)系記事 | 有料コンテンツ・アフィリエイトへと誘導するまとめ |
まとめとは、読者に対して次にどのようなアクションをしてほしいのか、どのような情報(キーワード)に興味を持ってほしいのかを誘導するためのパーツであり、サイト全体の構造(読者誘導)を決める最も重要な文章といっても過言ではありません。
折角、読者に最後まで読んでもらい満足のいく記事を作り上げても「いい記事だった。じゃあさいなら。」では意味がありません。
平均閲覧ページ数・離脱率という数値にこだわってまとめ文章を考える事が大切です。
⑤:CTAの設置・書き方のコツ
CTA(コール・トゥ・アクション)とは記事直下につけられるバナーリンクのことでアフィリエイトブログの場合であれば「公式ライン登録はコチラ」とか「無料のPDF資料ダウンロード」、「無料メルマガに登録する」など、特定のアクションを喚起するボタンのことで、先ほど紹介したXserverさんのブログであれば以下のボタンが必ず設置されています。
https://www.xserver.ne.jp/blog/から引用
CTAボタンは、テーマによってあるものとないものがあるのですが、ホワイトペーパーやメルマガ、公式ラインなど無料コンバージョンを経由して、PDF販売や案件の受注、問い合わせの獲得をしたい場合には必ず設置しておくべきパーツです。
CTAボタンって何?という方も非常に多いと思うので、CTAボタンを設置することの効果と意味については別記事で詳しく書く予定をしています。
ブログ記事を書く上で最も重要なポイント
個々まで説明してきた通り、ブログのパーツは全部で5種類で、それに対応したスキルが求められます。
5つのブログライティングスキル
- 読者の興味を惹く”キャッチコピー(コピーライティングスキル)”
- 読者の共感(同意)を得る”セールスライティングスキル”
- 読者ニーズを満たすための”文章構成スキル”
- 読者の次なる興味を喚起する”導線構築スキル”
- 読者のアクションを提案する”マーケティングスキル”
この記事の【ブログの書き方】というお話では、3つ目の”文章構成スキル”が該当します。
ブログ記事はSEOを意識して記事を書く必要があるので、6つ目のSEOライティングスキルを加えた6つのポイントを意識して書けるようになるとブログで飯を食っていけるようになるというわけですね。
ブログを書きながら少しずつ知識と経験を増やしていけばいいので、ブログを書きながら知識・ノウハウを学ぶということを意識する事が重要です。
では本題に戻します。
ここまで繰り返しお伝えしてきたように、良い文章というのは型があって「こう書いておけば間違いない」という唯一最善のものは存在しません。記事ニーズに合わせて文章構成を変えていく必要があります。
次の章では、5つの記事ニーズに対応したブログ記事テンプレートをご紹介します。
2.【ブログ文章・目次構成】ブログ記事の書き方テンプレート
冒頭で少し触れましたが、ブログ記事は大きく以下の5種類の記事に分類する事ができます。
ブログタイプ5種類
- 「●●とは?」等の定義・意味を書く【定義(まとめ)系記事】
- 「レビュー」などの自分の感想を書く【口コミ系記事】
- 「●● 痛い(壊れた)」などのトラブルを書く【原因系記事】
- 「●● 使い方(やり方」などの操作方法を書く【手順系記事】
- 「●● 方法(コツ)」などの解決方法を書く【ノウハウ系記事】
上記のタイプ毎にブログ記事の文章構成・書き方のテンプレートを使い分けていきましょう。
定義・意味・まとめ系記事のブログ文章構成テンプレート
新しい単語を知ったときに検索するのが「●●とは 何か」か「●● 意味 わかりやすく」などの【定義系(まとめ)記事】です。
例えばブログであれば「ブログで収入を得るとは?」が当てはまります。
この時点で読者に事前知識が全くないため、読者はまとまりのある(網羅性の高い)情報・全体のざっくりとした説明(解説)を求めています。
文章構成の例として以下のようなものが挙げられます。
とは(まとめ)系記事のおすすめブログ文章構成
定義(まとめ)系の記事で文章構成を考える上でのポイントは以下の3点です。
まとめ記事の文章構成のコツ
- 1章で「●●とは」・「●●の全体像」について説明する。
- 2章で「要素」か「プロセス」のどちらかに関する全体像を詳しく説明する。
- 3章で「重要となるポイントやコツ」を提案する。
2章で詳しく説明する全体像は「要素としては全部でいくつありますよ。」か「手順は全部でいくつです」という2通りに攻め方があります。
ブログSEOだとSEOに関連する要素を全て拾い上げてまとめてあげるほうがいいですし、記事の順位の上げ方だとブログ記事のリライトの手順を整理して伝えてあげる事が大切です。
キーワードによってどちらのまとめ方をするのかを使い分ける必要があります。
こうしたまとめ系の記事を作る場合、「お互いに」、「重複せず」、「全体に」、「漏れがない」というMECE(ミーシー)というロジカルシンキングの思考フレームワークが非常に参考になります。
とは系・まとめ系記事を作るタイミング
とは系・まとめ系とは基本的にカテゴリページで作る場合がほとんどです。基本的にはざっくりとした全体像の話なので、1つ1つは詳しく説明できません。
そのため「カテゴリに関する記事を全て作り終えた後に記事リンクを埋め込んだまとめ系記事を作る。」という流れになるので、記事の作成順位としてはだいぶ後です。
「全体像を理解した。より詳しく知りたいと思ったけど、内部リンクがついていない。」となると検索エンジンに高評価してもらえないからです。
ブログ記事を書くのも順番があるので、カテゴリ設計をする時に最初に決めておきたいポイントになります。
商品・サービスのレビュー系ブログ記事の文章構成テンプレート
ブログ初心者にとって最も書きやすいテーマが【体験記・レビュー系記事】です。
記事を書く順番の優先度は非常に高く、カテゴリを作ったら真っ先に書くべきなのがレビュー系の記事になります。例として、有料WordPressのレビューのブログ記事構成であれば以下のような目次構成がおすすめです。
レビューで重要な要素として以下の3つのポイントがあります。
- 他の商品やサービスとの比較がされている。
- ネガティブな情報(デメリット)も掲載されている。
- 誰に対してお勧めなのかのターゲティングがされている。
読者に信頼されるレビュー系ブログ記事を書くコツ
あなたは人からどのようにおすすめされれば「ほしい」という気持ちが湧くでしょうか?
人にモノを売るためには”同意の積み重ね”がとても大事になります。
- あなたはこういう性格の人ですか?
- じゃあこういうデザインを好みますか?
- 予算としてはだいたいこれくらいですか?
- こういう機能を付いている方が良いなと思いますか?
- じゃあこの商品をおすすめしますが、買いたいですか?
セールストークは話の上手さより【「私もそうだ。」という相手との共通点をいくつ積み上げられるか?】が重要です。
多くの商品をあれこれと紹介するのではなく、ターゲット読者に対して「あなたにおすすめなのはこれですよ」と最もおすすめの商品を提案する記事こそが理想のレビュー記事・体験記事であるといえます。
お得にレビュー系ブログ記事を書くための仕組みを活用しよう
アフィリエイトにはセルフバックという仕組みがあります。
アフィリエイターに商品やサービスを魅力的に伝えてもらうためには、実際に商品やサービスを使ってもらう必要があるので、モノによっては100%の還元率のものもあります。
また化粧品やファッション関係でも1回限りですが、結構な割引をしてもらえるので普通にお得です。
詳しくは以下の記事で解説しています。
>>アフィリエイター向けの仕組み【自己アフィリエイト・セルフバックとは?】
トラブルや悩みに関する原因系ブログ記事の文章構成テンプレート
「●● できない」や「●● 原因」などで検索されるのが【原因系ブログ記事】です。
下記は【ブログ アクセス 伸びない】に関する記事の目次構成例になります。
この時点で読者はトラブルや問題が起きているけど「原因が何か分からない」あるいは「どのような解決方法があるのか知らない」のどちらかの状況に陥っています。だから「●● 上手くいかない」とか「●● 解決方法」と検索したのです。原因が分かっていれば、対処方法に関係するキーワードを打ち込むはずですからね。
原因系ブログ記事では、まず「自分がどのような状況にいるのか」を把握させてあげる情報が重要になります。
読者に評価される原因系ブログ記事を書くコツ
ある症状が出た時、原因として大抵、複数のものが考えられます。
原因系記事のオーソドックスな文章(目次)構成例は以下のようなものです。
原因系記事の文章(目次)構成例
- 1章:●つの原因が考えられますが「あなたはどれにあてはまりますか?」という診断
- 2章:それぞれに原因に対応する対処法の提示
- 3章:悩みや不安解消に対する精神的なアドバイス・フォロー
原因系記事で一番大事なことは【原因を網羅してあげること】であり「うーん。どの原因にも当てはまらない」となると記事としての評価は低くなります。また原因それぞれに対応するヒントがない場合でも同じです。
原因系記事を書く際は、事前に下調べの必要性や専門知識を学ぶ必要があります。
誰でも簡単に原因系記事を書く方法
ブログ記事というのは「調べながら書く、試しながら書く。」というのが基本になりますが、ChatGPTを上手く使うことによってその時間を大幅に短縮する事ができます。以下のテキストはChatGPTに【SEO対策に必要な要素を箇条書きに全て洗い出してください。】という問い(プロンプト)を打ち込んだ場合の回答をそのままコピペしたものになります。
SEO(Search Engine Optimization)対策には様々な要素が影響を与えます。以下は、基本的なSEO対策に必要な要素を箇条書きにしたものです:
- キーワードリサーチ:
- 適切なキーワードの選定
- 競合調査を通じた効果的なキーワードの特定
- コンテンツの最適化:
- キーワードを自然に組み込んだ高品質なコンテンツの作成
- タイトル、見出し、メタデータなどの最適化
- 技術的な最適化:
- サイトの高速化と応答性の向上
- モバイルフレンドリーなデザインの確保
- 内部リンク構造:
- 適切な内部リンクの設定
- サイトマップの作成と提出
- 外部リンクの管理:
- 高品質な外部リンクの獲得
- 悪質なリンクの回避と除去
- ユーザーエクスペリエンス:
- 見やすく、使いやすいデザインの確保
- 良好なユーザーエクスペリエンスの提供
- ソーシャルメディア活用:
- ソーシャルメディアプラットフォームでの存在強化
- シェア可能なコンテンツの制作
- ローカルSEO:
- 地域に特化したキーワードの活用
- Google マイビジネスの最適化
- アナリティクスとモニタリング:
- ウェブ解析ツールの導入と活用
- トラフィックとランキングのモニタリング
- コンテンツの更新と追加:
- 定期的なコンテンツの更新と追加
- 新しい情報やトレンドに対応したコンテンツの提供
これらの要素を組み合わせて、包括的なSEO戦略を構築することが重要です。SEOは常に変化する領域なので、最新のトレンドや検索エンジンのアルゴリズムの変更にも注意を払う必要があります。
ChatGPTの回答
SEOに関する知識が全くない人でも、SEO対策にはいくつの要素があって、それぞれ何をすればいいかを一瞬で知る事ができます。ブログ記事を書く前の下調べや専門知識を学ぶ際に非常に重宝するのでChatGPTは使えるようにしておくことをおすすめします。
必読記事
以下の記事ではChatGPTの命令文(プロンプト)の書き方についてわかりやすく解説しています。「chatGPTではどのような文章を書けるのか」、「どのような命令を書けば自分が求めている文章回答が返って来るのか」に関するノウハウをすべて公開しています。
操作方法や使い方を説明する手順系ブログ記事の文章構成テンプレート
何かを買ったり、情報を見て、実際にアクションを起こした時に検索されるのが【手順系ブログ記事】です。
「アプリをインストールしたけれど使い方がわからない。」、「ブログ記事を見て書いてある通りにしているけれど上手くいかない。」という状況に読者は陥っています。
以下の例は【サーチコンソール 使い方】に関する記事の目次構成になります。
手順系記事は書く事が明確であるので、非常にブログ初心者にとって書きやすく、記事の作成順位が高い記事です。
読者にとって参考になる手順系ブログ記事を書くコツ
ツールの操作方法や作業手順の説明に関するブログ記事を書くポイントは以下の3つです。
わかりやすく伝える3つのコツ
- スクリーンショットなどの画像を使う。
- 説明は簡潔に箇条書きでする。
- 説明をはしょらず丁寧にする。
操作・手順というのは、読者にとって読みやすさ・わかりやすさが全てです。
読者は他の記事がわからないから別の記事を探しています。
「これくらいはわかるだろう。」と説明をはしょったり、画像を使わず全て文章だけで説明したりせず、誰よりも丁寧に「これでもか」というほど、読んだ人が迷わずスムーズに作業できるようにするために、どのような工夫をすればをいいかを徹底的に考える事が大切です。
手順系ブログ記事を書く際の注意点
【WordPressの操作方法】などが手順系ブログに該当しますが、この記事タイプはすでに多くの上位記事が存在している場合が非常に高いです。
その上、記事コンテンツの中身を差別化しにくく、既存の記事との違いがあまり見られない場合「検索エンジンにインデックスしてもらえない。」可能性が非常に高いです。検索エンジンとしては似たような記事は必要ないですからね。
記事としては書きやすい題材ではあるんですけど、慣れていないとアクセスを集めにくいので競合度が高いキーワードの場合、自分が書かずに「●●の操作方法に関してはコチラの記事が非常に参考になると思います。」という感じで、他サイトの記事紹介リンクで逃げることも検討しましょう。
全ての記事を自分が作成する必要はありません。
記事トータルで読者ニーズを満たすことが出来てさえいれば、記事品質は評価してもらえます。
オリジナルコンテンツとなるノウハウ系ブログ記事の文章構成テンプレート
読者が強く惹かれる願望や抱えている悩みの解消をする記事がノウハウ系ブログ記事になります。
ノウハウ系の記事を検索する読者は、「すでに様々な記事を見て、自分で試してみた。上手くいかなかった。」という経験をしています。そして自分の書いたノウハウ系の記事にたどり着き、最後まで読んで「これだ!」と思ってもらえたとしたら、その記事の最後で「おすすめのツールはこれですよ」とか「ノウハウを全てコチラの記事で公開していますよ」というリンクを貼れば、読者は強く興味をひきつけられます。
以下は【PV単価の上げ方】というキーワードでのブログ文章構成の例です。
PVは上がってきたけど、全然収益につながっていない。
ブログをこのまま続けていて本当に稼げるの?と不安になっている状態です。
読者に強く訴求するノウハウ系ブログ記事の書き方のコツ
読者に強く訴求するためには以下の3つのコツを意識して文章を書くようにしましょう。
セールスライティング3つのコツ
- 1章:挫折している読者に希望(目標)を与える。
- 2章:自分が実行して上手くいった方法を提示する。
- 3章:読者が何をしないといけないかの宿題を与える。
1章では「今まで●●と悩んでいませんでしたか?」と読者が悩んでいることに対する問いかけをし、「私もそうでしたが●●について真剣に取り組めば、最低でも●●くらいはいけますよ。」と全体の話をまずします。
続けて2章で「私は●つの取り組みをして、それぞれ■■の成果が出ました。その証拠が以下の画像です。」と根拠を提示します。最後に3章で「もし●●で■■をしていない、そこまでやりきれていないであれば、すぐやったほうがいいですよ。」と宿題を与えます。
人は努力が嫌いじゃなくて、努力しても無駄になるのが嫌いなんです。
「この努力をすれば、今の状況から変われるかもしれない。」と思わせる文章がセールスコピーです。
収益が高いブログサイト・ブログ記事を作るために必要なスキル
稼いでいるアフィリエイターやブロガーは「有料ノートやアフィリエイトリンクは添えるだけ。」と言いますがその通りです。法人サイトでも同じで顧客教育をすれば勝手に問い合わせをするし、商品説明ページがださくても購入されます。
逆に言えば、読者教育であるブログ記事コンテンツが低品質であれば、いかに商品ページにお金をかけたとしても買ってもらえません。
「読者が何に困っていて」、「それは何をしてこなかったことが原因なのか」、そして「今までしてきたやり方からどのように変えれば読者が求める未来を手にする事ができるのか。」までをしっかりと書いていれば、その後でおすすめする商品やサービスはびっくりするほど売れるようになります。
必読記事
ここまで5つのタイプの文章構成テンプレートについてお伝えしてきました。
読者が求める情報によって、ブログ記事の書き方(話の展開の仕方)を変える必要がある事をお伝えしてきましたが、文章を書きなれていない人にとっては少し難しいかもしれません。しかし、ChatGPTを上手く活用し、目次構成を作らせたり、文章を代わりに書かせることで、少しの手直しをするだけでオリジナルのブログ記事を書けるようになります。
以下の記事ではChatGPTを活用してブログを書く手順と方法についてお伝えしています。
3.読者に読まれるブログ文章を書く20のコツ
ここまでブログ記事の5つのパーツと5種類のブログ記事の文章(目次)構成テンプレートについてお伝えしてきました。
最後に読者に読まれる文章を書くテクニックについてお伝えします。
読者に読んでもらえる文章を書くための5つのコツ
読者を惹きつける・読みたくなる文章を書くためには以下の5つのポイントが重要になります。
読んでもらえる文章5つのコツ
- 読んで欲しい読者像が明確であること。
- 読者像に併せた単語を使うことが出来ていること。
- 読者が共感できる具体例を使えていること。
- 記事の主訴ではない説明は極力省くこと。
- 1つの記事で説明しすぎないこと。
記事を書き始める前に想定読者(ペルソナ)を決めることは本当に重要で、読者像を明確にすることで、専門用語をどこまで使うか、文章はどこまで崩すのかが決まってきますし、親近感を持ってもらえるようにどのような言葉の言い回しをするかが決まってきます。
また年代によって、どのような具体例を出すかが変わってきます。わかりやすく理解するために具体例を挙げて説明するのに「知らない例を出されても・・・。」という話になりますので、ブログ記事は目の前にいる相手に話しかけるように書くことを意識する事が重要です。
会話は相手の質問に対してするので、相手が求めている以上に話しすぎたり、話の論点ではないことに力を入れて話さないように意識しますよね。
ブログ記事も同じです。相手が30代の男性なら同世代のアニメのキャラクターで例え話をし、ビジネスの話であれば畏まった口調、専門知識の話であればコンサルタントのような口調、一般の人を相手にするのであればフレンドリーな文体で書くなど、言葉の書き分けが重要になってきます。
「続きを読んでみたいなー」とか「この人の書く文章は読むのが苦でははない」と思ってもらえる文章を書くためには【ペルソナの設定】と【ペルソナに合わせたブログライティング】の2つを磨くようにしましょう。
上手く綺麗なブログ文章を書くための5つのコツ
では次に読者に「この人は文章を上手く書くなー」と思ってもらえるコツには以下の5つがあります。
上手な文章の5つのコツ
- 、や。を上手く使って文章の区切りが明確であること。
- 改行を上手く使い、字が詰って見える(圧迫感がない)こと。
- 重要な語句を下線や太字・赤字で強調し、メリハリがあること。
- 誤字脱字・「て・に・が・は・を・と」の助詞チェックを必ずすること。
- 必ず1日置いてから口に出して読んでから記事を投稿すること。
国語的な文章の綺麗さとは「誤字脱字が少ないこと」・「主語・目的語・補語・修飾語句という文章構造が間違っていないか」の2つで決まります。
また読んでいく中でどこが重要であるのかという強調がないと読んでいて辛いし、「文章が長すぎる」と感じますし、意味がない「、」や「。」でつなげられていると「この人の文章は読むのが辛い」と感じます。
私は必ずブログ記事を書いたら1日置いてから、次の日に口に出して読んで文章構成をするルールにしています。
なぜならその日に見直しをしても見直しにならないことを知っているからです。
次の日に文章を見返すと「この文章の意味がわからない」とか「この文章必要か?」などに気付けますし、口に出して音読することで「ここの文章の流れが悪い」・「この単語の並びは読みにくい」など、文章全体の綺麗さもチェックするようにしています。
読者に信頼してもらえるブログ記事を書く5つのコツ
記事を読みすすめてもらう上で「情報の信頼性」というのは非常に重要です。
記事の説得力を高める要素には以下の5つのポイントが挙げられます。
納得される文章を書く5つのコツ
- 有名人やインフルエンサーの言葉を引用する。
- 論文やアンケートの結果を引用する。
- 成功・失敗事例を紹介する。
- 論理的な文章構造になることを意識する。
- 専門用語を適所にちりばめる。
説得力のある説明をする上で「数値」というのは非常に大きな力を持ちます。他にも、有名人や専門用語などを使うことで”権威”を持たせたり、記事に関連するトピックの成功例や失敗例を紹介するということも主張の根拠を裏付けるものになります。
引用が難しい場合は、モデル図を作成したり、プロセスチャートを作るなども説得力を持たせるテクニックの1つです。
目に優しいブログ記事文章を書く5つのコツ
ブログ記事を最後まで読んでもらうためには、文章の上手さだけでなく、画面が窮屈に感じないかというデザイン面も重要になってきます。
ブログ記事のデザインとして重要な要素としては以下の5つです。
目に優しい文章を書く5つのコツ
- 空白を上手く使う。
- 箇条書きを取り入れる。
- ブロックを使うルールを作る。
- 表やモデル図を活用する。
- 画像を上手く使う。
僕の場合は3行、2行、1行でブログ記事を構成するようにしています。文章ばかりが続くと画面が詰って見えてしまうので、1つのブロックで長くても最大4行にとどめるようにしています。
テキストだけがダラダラ続くと目に優しくなく、読みづらく感じてしまうので、ブロック、画像、表を使って空白を作り出すコトもポイントで、表やグラフ、箇条書きなどを多用し、1つの小見出しに付き10行でまとまるデザインを目標にして記事を作りこむことを心がけています。
SEOを意識したブログ記事文章を書く5つのコツ
ブログ記事は上手く、見やすく、面白い文章を書くだけでは駄目で、検索エンジンのクローラーが理解しやすいSEOを意識したテキストを書く事が重要になります。SEOを意識した文章とは以下の5つの点を意識した文章の事を言います。
SEOを意識した文章を書くコツ
- 小見出しタグにロングテールキーワードをいれる。
- 同義語・類義語を小見出しタグに入れ込む。
- 共起語・関連語を本文の中に入れ込む。
- キーワードカニバリズムを避けた単語選びをする。
- 将来の内部リンク記事を想定して文章を展開する。
SEOキーワードはタイトルにさえ入れておけばいいというものではなく、小見出しタグや本文にもちりばめる事が重要です。
またその記事のキーワードの同義語や類似語に言い換えたり、共起語・関連語を本文にいれることで、多くのキーワードをインデックスしてもらえることができます。多くの言葉でインデックスしてもらえればもらえるほどアクセスの集まる記事になります。
まとめ:1つの記事を何度も直すリライトが大事
ブログ記事の書き方は非常に大きなテーマの1つです。
「ブログ記事を構成するパーツ」・「記事の構成」・「文章の書き方」という大きな3つのパーツに分かれ、そこから様々なテクニックに派生します。
今回紹介した全ての事を今すぐ出来るようになる必要はもちろんありません。
新しい記事を書く。過去記事のリライトをする。その際に知識として持っておけば、「今回はこうしてみようかな」とか「こう変えてみるのもいいかもしれない。」とどう改善していけばいいのかのヒントになります。そうやってブログを書き続けていれば、誰でも少しずつできるようになります。
僕自身、1年後の自分がこの記事を見たら直すところばっかりだなと思うと思いますし、今が完璧だなんて思っていません。知識として知ってはいても、実際書いてみて、数ヵ月後に自分の書いた記事を見てみると直したいところが次々と見つかるからです。
しかし、それは悪いことではなく、自分が成長している証拠です。
ブログ記事を書くライティング力を磨く上で一番重要なことは継続です。ライティング力は急には伸びません。
地道な努力をこれからも続けていきましょう。