アフィリエイトブログをこれから始める人がまず覚えるべきことは「アフィリエイトリンクの貼り方」です。
アフィリエイトの注意点や禁止事項をしっかりと把握しておかないと、知らず知らずの内に利用規約の違反をしてしまいアカウント停止になってしまったり、成果が正しく反映されず、報酬が支払われないというトラブルになってしまうケースも多いです。
ASPサイトの規約に基づき、正しいブログアフィリエイトをしていく事が大切です。
この記事では【アフィリエイトリンクの取得方法と貼り方】について以下のことについてお伝えしています。
この記事でお伝えしていること
- アフィリエイトリンクを貼り付ける上での注意点・禁止行為
- アフィリエイトリンクURLの取得方法
- 独自アフィリエイトリンクURLの作成方法
- アフィリエイトリンクを貼り付け方3つ
最後までご覧になっていただければ、アフィリエイトリンクに関する必要な知識全てをマスターする事ができます。
1.アフィリエイトリンクとは
ではまずアフィリエイトリンクを取り扱う上での注意点・禁止事項について解説します。
アフィリエイトブログをこれからしていく上で、アフィリエイターとして必ず知っておかないといけない知識になるので、必ず抑えておきましょう。
アフィリエイトリンクとは
アフィリエイトの基本的な流れは【ブログ記事】や【Xのツイート】、【Youtubeの概要欄】などにアフィリエイトリンクを貼り付け、そのリンクを押して広告主の公式サイトに飛び、そこで成約条件を満たせば、報酬が支払われるという流れになります。
上記の一連の流れにおいて、アフィリエイトサイト(ASP)は、成果を追跡するために必要な情報をリンクに埋め込んでいます。
アフィリエイトリンクに含まれている主な情報は以下の5つです。
5つのアフィリエイトリンク情報
- トラッキングID(アフィリエイター識別情報)
- 広告主・商材の識別情報
- 商品やキャンペーン情報
- リダイレクト設定
- セッション情報(クッキーに付与)
トラッキングIDはアフィリエイターを識別するための固有のコードであり、リンクをクリックした人がどのアフィリエイターからの紹介であるかを特定し、広告主・商材の識別情報は、どの商品やサービスに関する契約であるかを特定することに使用されます。
また特定の商品やキャンペーンを実施している場合は、その情報もリンク内に含まれます。
リダイレクト設定は、アフィリエイトリンクのクリック先である広告主ページのサイトURLで、一度そのページに飛んだ読者が一定期間内に購入したかどうかを判断するための情報がセッション情報(Cookie:クッキー)になります。(※ASPサイトによってクッキーの保存期間は異なります)
アフィリエイトリンクを取り扱う上での基本ルール
アフィリエイトリンクをブログ記事に埋め込む上で「こういうテキストの方が本文に合うな」とか「こういう画像にした方がクリック率が上がる気がする」など、改変を加えたいと思う事が必ず出てきます。
しかしアフィリエイトリンクURLに改変を加えることはほとんどの場合NGです。
アフィリエイトASPサイトは広告主の企業に対して「アフィリエイト広告を出してくれたら売上アップにつながりますよ」というPRを企業にしていかないといけないので「どのサイトから、どういった商材の、どのリンクから、クリック・成約が発生したのか」というアフィリエイトの効果測定を測らないといけません。
下記の画像はA8.netが定義している【クリック率】と【EPC】になります。
引用元サイト:A8.net
アフィリエイトリンクを勝手に改変されると上記の数値を正しく把握できなくなってしまうので、「ASPサイトで取得するアフィリエイトリンクを短縮してはいけない」というルールは必ず守るようにしましょう。
アフィリエイトリンクを取り扱う上での禁止事項
またASPや広告主は、以下のように独自のルールやガイドラインを設定しています。
ASPサイト側だけでなく、XなどSNSサイト側の利用規約もあるので、SNSとASPの2つのルールを必ず確認するようにしましょう。
各SNSプラットフォームのアフィリエイトリンクの使用に関する規約は以下の通りです。
SNS媒体毎の注意点まとめ
- Instagram: プロフィール欄でのリンク共有は可能。ただし、投稿やストーリーズに直接リンクを貼る場合は注意が必要。
- Twitter(X): アフィリエイトリンク自体は許可されていますが、スパム行為や過剰な宣伝は禁止されています。
- Facebook: 個人アカウントでのビジネス活動には制限があるため、ビジネスアカウントやページの利用が推奨されます。
- TikTok: プロフィール欄でのリンク掲載は可能ですが、過剰な宣伝は嫌われやすいです。
アフィリエイトリンクを貼る上での禁止事項
アフィリエイトASPに共通する禁止行為は以下の通りとなっています。
アフィリエイト禁止事項
- 自己アフィリエイトの乱用
自分でリンクをクリックして報酬を得る行為(自己クリック)は、ほとんどのASPで禁止されています。 - 不正なトラフィックの誘導
ボットや自動クリックツールを使用してクリック数を不正に増加させる行為はNGです。 - 著作権や商標権の侵害
他者のコンテンツや画像を無断使用してアフィリエイトリンクを設置することは禁止されています。 - 誤解を招くリンク設置
「こちらから無料ダウンロードできます」と表示し、実際には有料商品リンクに誘導する行為。
関連性のないリンクを設置してクリックを誘導する行為はNGです。
過剰なリンク挿入は避けるほうがベターです。
アカウントBANの危険性があるので、絶対に上記の行為はしないようにしましょう。
アフィリエイトリンク切れへの対処方法
多くの記事にアフィリエイトリンクを貼り付けていくとリンク切れが発生するのは避けられないので、リンク切れを防ぐための対策をしっかりと講じることが重要です。
リンク切れ対策まとめ
- 定期的なリンクチェックを行う
リンクが正常に機能しているかを定期的に確認することで、リンク切れを未然に防げます。
Broken Link Checker、Ahrefsなどのリンク切れを通知するプラグインを導入しましょう。 - リンク切れ発生時の通知設定を活用する
A8.netやAmazonアソシエイトなどでは、リンク切れや広告終了に関する通知をメールで送信してくれる場合があります。
ThirstyAffiliatesやPretty Linksといったリンク管理プラグインを使うと、リンクの状態を一元管理できます。 - 301リダイレクトの設定
サーバー側でリダイレクトを設定して、リンク切れ発生時に適切なページに誘導する。
Pretty LinksやThirstyAffiliatesでは、リダイレクト先を簡単に設定できます。 - アフィリエイトリンクの一元管理
Pretty Links: 短縮URLの作成やリダイレクト設定が可能。
ThirstyAffiliates: アフィリエイトリンクをカテゴリごとに整理できる。 - Googleスプレッドシートで管理
リンクの詳細(リンク先、使用記事、ASP情報など)をスプレッドシートに記録しておく。
アフィリエイトをする上で、Broken Link Checker(WordPressプラグイン)、Ahrefsなどのリンク切れを報告してくれるプラグインの導入は必須です。WordPressおすすめプラグインに関しては以下の記事で解説しています。
2.アフィリエイトリンクの取得方法
アフィリエイトリンクURLの取得方法は以下の手順で行います。
アフィリエイトリンクURLの取得から貼付け手順
- アフィリエイトサイト(ASP)の登録をする。
- アフィリエイトプログラムの申請をする。
- アフィリエイトリンクを生成・選択する。
- アフィリエイトリンクをコピーする。
- ブログやSNSに貼り付ける。
- リンクの動作を確認する。
アフィリエイトプログラムの申請方法
アフィリエイトASPサイトの会員登録が完了できたらログインしましょう。
この記事ではA8.netの例で説明しますが、基本的な流れはどこも同じです。
ASPサイトにログインしたら【プログラム検索】のタブを押してアフィリエイト商材を探しましょう。
初心者におすすめの審査なし商材
アフィリエイトプログラムには【審査がある商材と審査のない商材】の2つが存在します。
【即時提携】のアフィリエイト商材は審査がなく、すぐにアフィリエイトを始める事ができるので、ブログ記事が数記事しかない初心者の方におすすめです。
アフィリエイトプログラムの申請手順
【プログラム検索】をクリックすると以下のようなアフィリエイトプログラムが並びます。
お目当ての商材を見つけたら【詳細を見る】をクリックすると、アフィリエイトプログラムの詳細画面が開くので、画面をスクロールし、【提携申請をする】ボタンを押せば申請完了となります。
即時提携の商材の場合はすぐにアフィリエイトをできるようになり【参加中プログラム】のタブからアフィリエイトリンクを取得できるようになります。審査がある商材の場合は【申し込み中プログラム】の欄から確認できます。
アフィリエイトURLリンクの取得方法
アフィリエイトプログラムへの申込みが出来たら【プログラム管理>参加中プログラム】のタブを押すと参加中のアフィリエイトプログラムが一覧で並びます。
ブログ記事などに貼り付けたいアフィリエイトプログラムを探し、【広告リンク】ボタンをクリックしましょう。
【広告リンクコード作成】という上記のようなページに移るので、ブログ記事に埋め込みたいアフィリエイトリンクを探し【素材をコピーする】をクリックすればアフィリエイトURLリンクの取得が完了します。
アフィリエイトリンク3つの種類
アフィリエイトリンクは大きく以下の3つの種類に分ける事ができます。
3種類のアフィリエイトリンク
- テキストリンク
- バナーリンク
- メールリンク
テキストリンクは本文中に埋め込むリンクのことであり、以下のようなテキストが青色で表示されているものになります。ブログ記事中で最も使用率が高いリンクになります。
バナーリンクは、以下の右側下部にある画像リンクのことをいいます。本文中ではあまり使用せず、サイドバーやブログ上部・下部に配置することが多いリンクです。
メールリンクはメルマガや公式ラインなどの顧客リストに対して送る定型文のリンクの事を言います。見込み顧客リストを作ってる場合に使用するリンクになるので、初心者の方はほぼ使わないリンクになります。
アフィリエイトリンクURLに関して必ず目を通しておくべきこと
アフィリエイトリンクを選ぶ上で抑えておきたいポイントは以下の2つです。
アフィリエイトリンク確認事項
- ブログ記事に合うテキストリンク
- アフィリエイトリンクを押した先に遷移するLP
ブログ記事本文に埋め込むアフィリエイトリンクの主役はテキストリンクです。
どれだけ綺麗に記事テキストの一部として、埋め込むかによって【アフィリエイトリンクのクリック率】が大きく変わります。また商材によっては複数のLP(ランディングページ:アフィリエイトリンクをクリックした先のページ)が用意されていることがあり、ブログ記事の続きとしてどのページに飛ばすべきかを考えることで【アフィリエイト商材の成約率】を変える事ができます。
これからアフィリエイトをしていく上で重要となるのが【PV数・クリック率(CTR)・成約率(CVR)】という3つの数値です。
アフィリエイトリンクは設置して終わりではなく、上記3つの数値改善にこだわることで、ブログ記事の収益性を高めていく事ができます。
アフィリエイトのCTR・CVRの改善方法は近日中に公開を予定しています。
3.独自アフィリエイトリンクURLの作成・生成方法
アフィリエイトをしているとどうしても「ブログ記事に合うようにテキストを改変したい」・「自分で作った画像バナーを貼り付けたい」という事を感じるようになります。
しかしここまでお伝えしてきた通りアフィリエイトリンクは基本的に改変不可ですが、アフィリエイト商材によっては、自分のブログ記事に合うようにカスタマイズできる場合があります。
テキストリンクが自由に変更できる自由テキスト
テキストリンクの中にはリンクの文言を自由に変更できる【自由テキスト】がある場合があります。
上記のアフィリエイトリンクの場合は、テキストリンクの文言が変更可能です。
非常に自由度が高く、ブログ記事に差し込みやすくなるので、テキストリンクに自由テキストがないかを確認する癖をつけるようにすることをおすすめします。
独自アフィリエイトリンクの生成方法
またアフィリエイト商材によっては、商品リンクを自分で作成可能な場合があります。
商品リンクが可能な商材かどうかは以下のように【商品リンク】の欄があるかどうかで判断が可能です。
独自リンクが作成可能であるかどうかはASPサイト、アフィリエイトプログラムによって異なります。しっかりと利用規約を読み、ルールを守ってアフィリエイトをする事が大切です。
商品リンクを作成可能な商材はまず案件の詳細ページで【商品リンク】の設定方法を確認しましょう。
商品リンクに関する詳細情報を見る事ができる。
また商材によっては備考欄に【バナー画像やレビュー記事を作成するための素材】を提供してくれる場合もあるので有効活用しましょう。以下のようにブログ記事作成に役立つ画像素材を用意してくれている場合があります。
独自テキストリンクの作成方法
独自テキストリンクは【リンク先URL】に広告主の遷移させたいURLを貼り付け、【リンクテキスト】を入力し、【商品リンク作成】ボタンを押せば、アフィリエイトリンクURLが生成されます。
後はブログ記事に取得したURLを貼り付ければ設置完了になります。
独自バナーリンクの作成方法
バナーリンクの場合は、クラウド上に掲載画像をアップロードする必要があります。
クラウド上にアップロードした画像のURLを【掲載画像URL】に貼り付け、リンク先URLを設定すれば、バナー素材のアフィリエイトURLを生成する事ができます。
ブログ記事直下にCTAボタンを設置する場合は、バナー商品リンクの作成は必須ともいえるくらい重要です。
CTA(コール・トゥ・アクション)を有効活用することで、クリック率・成約率を大幅に改善する事ができるので、アフィリエイト記事を作成することに慣れたら勉強してみることをおすすめします。
4.アフィリエイトリンクの貼り方5つ
では最後に取得したアフィリエイトリンクを貼り付ける方法についてお伝えします。
3つのアフィリエイトリンクの貼り付け方
アフィリエイトリンクをブログ記事に貼り付ける方法には3つのやり方があります。
直接リンクを貼り付ける方法
1つ目はブログ記事本文に取得したコードをそのまま貼り付ける方法です。
アフィリエイトに特化したWordPressテーマを使っている場合は、何もしなくても取得したコードをブログ記事にコピー&ペーストするだけで貼り付ける事が可能なので操作が非常に楽チンです。
このブログでも利用しているAFFINGER6(WordPressテーマ)は、名前どおりアフィリエイトに特化したテーマです。アフィリエイトブログ記事の編集作業が効率化・高品質化するので非常にお勧めです。
使用しているWordPressテーマが対応しているかわからない場合は、とりあえず取得したアフィリエイトリンクURLを記事本文にペーストしてみてください。
青色リンクテキストが表示された場合はそのテーマは対応しているといえます。もちろん念のためプレビュー画面でリンクをクリックし、動作確認をするようにしてくださいね。
コードエディターに貼り付ける方法
WordPressテーマの機能に関係なく、アフィリエイトリンクを貼り付ける方法として【コードエディター】があります。
コードエディターは記事編集画面の右側上部の縦に並んでいる【・・・】をクリックすると以下のようなバーが開きます。
ブログ記事の編集は基本的に【ビジュアルエディター】で行いますが、【コードエディター】をクリックすると以下のような画面に切り替わります。
少し画面が見づらいですが、画面をスクロールして貼り付けたい箇所に取得したアフィリエイトURLリンクを貼り付けましょう。
カスタムURLに貼り付ける方法
コードエディターの操作は非常に画面が見づらく、コードがずらっと並ぶため、どこの行を指しているのかが非常にわかりづらいです。
そこでおすすめなのが、無料WordPressテーマにも必ずある【カスタムURLブロック】を使ってアフィリエイトリンクを挿入する方法です。
カスタムURLブロックをクリックし、取得したアフィリエイトリンクを貼り付けます。
プレビューをクリックすれば、以下のようにブログ記事画面を確認する事ができます。
カスタムURLはほぼ全てのWordPressテーマにあるブロックだと思うので、必ず使い方をマスターするようにしておきましょう。
ボタンリンクの貼り付け方
アフィリエイトブログで必ず見かけるのが以下のようなボタンリンクです。
ボタンリンクを作成するにはまずボタンブロックをクリックします。
すると以下のようにボタンブロックが出てくるので【・・・】をクリックします。
以下の詳細オプション設定画面で【HTMLとして編集】をクリックしてください。
後は表示させたいテキストリンクをペーストすればボタンリンクの設置完了です。
ウィジェットへのバナーリンクの貼り付け方
アフィリエイトブログでは、以下のようなサイドバーにアフィリエイトバナーが表示されている事が多いと思います。
サイドバーにバナーリンクを表示するには【外観>ウィジェット】から編集する必要があります。
WordPressテーマによりますが、AFFINGER6(WordPressテーマ)の場合であれば、カテゴリ別にサイドバーに表示させるサイドバーの個別編集が可能です。
カテゴリ別ボックスの▼をクリックして【ウィジェットを追加】をクリックします。
するとサイドバーに以下のようなボックスが挿入されるので、取得したアフィリエイトURLを【テキストエリア】にコピーします。
カテゴリIDはWordPressダッシュボードの【投稿>カテゴリ】から確認できます。
まとめ
ここまでアフィリエイトリンクの注意点・取得方法、設置方法についてお伝えしてきました。最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくるとそこまで難しい作業ではなくなります。
アフィリエイトリンクは設置するのが目的ではなく、成約につなげることが何よりも重要です。
むしろ設置してからがスタートで「どうすれば埋め込んだアフィリエイトリンククリックしてくれるのか?」・「どうすれば成約につなげられることができるのか?」を考えることこそが、アフィリエイトの醍醐味であり、難しいところでもあります。
ブログ記事の品質を損なうことなく、アフィリエイトリンクはブログ記事本文の一部として埋め込めるようになる事をこれから目指していきましょう。