飲み込みが早い。成長が早い。理解力が高い。要領が良い。
その差は”学習力の高さ”にあります。
- 自分に求められている事が何であるかがわかり、
- それを達成するためにマスターしなければいけない知識・能力は何で、
- それをどのような意識で仕事に取り組めばできるようになるのか?
伸びる新人、上司に期待される部下・若手社員には、最短経路が見えています。
真の意味で学習が出来る人は、趣味、人間関係、ビジネス、スポーツ、何をしても人より短期間で成長し、頭角を表します。
それは才能でも能力の差でもありません。
この記事では、仕事ができる人が無意識に行っている成功習慣について解説しています。
最後までご覧になり、この通りに実践していただければ、程度の差はありますが、必ず仕事が出来るようになります。是非、じっくりと読んでみてください。
仕事ができる人とはどんな人か?
あなたはまず仕事ができる人とはどのような人をイメージしますか?
「仕事ができる人」という検索キーワードでこの記事にたどり着いたほとんどの方が、向上心があり、「仕事が出来るようになりたい」と思っているのではないでしょうか?
そこで大事なのは「小手先のテクニック」を知ることではなくて「なりたい自分の具体的なイメージ」を思い浮かべる事が大切です。この世のあらゆることは、目標があって、それにたどり着くために必要な練習メニューを考え、努力して、その能力を獲得することで、結果としてなりたい自分に近づくことが出来ます。
「どのような自分を目指すべきか?」からしっかりとイメージしましょう。
仕事ができる人の外見:どんな見た目をしているのか?
ビジネスにおける見た目とは、顔が整っているだとか、おしゃれであるとかは、関係がありません。
清潔感さえあればいいです。
この場合の清潔感とは、「かばんの中が整っている、靴が汚れていない、アイロンがかけられている。爪が伸びていない。」などです。
好印象でなくても良いので不快感、マイナスイメージを持たれないようにしましょう。
相手が持ってしまうマイナスイメージの印象例
- 清潔感がない(服やかばん、髪の毛、靴に関する乱れを気にする様子がない)
- 臭い・匂い(誰かに集中力を乱す。香りが強い香水なども避ける)
- 常識・モラル(鼻だしマスク:人と話す時めがねが曇るなら眼鏡のほうを外す)
- 性的な目(男性女性に関係なく、視線や表情・会話内容に気をつける)
- 仕草・態度(だらけた姿勢・相手を下に見る態度など)
仕事ができる人の見た目はなぜ洗練されていくのか?
よくTPO(時:Time・Place:場所・Oppotunity:機会)とかが言われますが、大事なのは、相手の性格や好み・嗜好、業界・業種常識に合わせることです。常識というのは、相手の心の中にあるもので、若い世代と高齢世代の常識は当然違いますし、ベンチャー企業と銀行業界では全く変わります。
マナーとは押し付けるものではありません。
自分の印象を良くして、良好な関係を作りやすくするためのものです。こういう場にはこういう格好のウケがいい、この会社、この担当者なら。といったように、演出したい自分のパターンが増えていきます。
仕事ができる人が「おしゃれ」と思われるのは、そういった意識があるからです。自分が仕事で有利に進めていくために、相手の反応を見て合わせていれば大体わかってきます。「立場が人を変える。成長させる。」というのは全くそうで、仕事を頑張れば、勝手にそういった事を意識するようになります。
せざるを得なくなるので。ちなみに私は全くファッションにできるだけ金をかけたくないし、興味はないです。でも、第一印象で「相手の聞く姿勢」が変わってくるので仕方なくしています。
仕事ができる・出世する人の性格・雰囲気とはどんなもの?
本当の意味で仕事が出来る人は”敵を作らない人”です。
知識や能力があっても、上から目線の人、言葉が乱暴な人、人の話を聞かない人は、できる人とはいえません。ビジネスでは、テストのように知識量や能力が高ければ、成果が高くなる、とはいえないからです。
正論を言っても相手に理解してもらえない。どれほど良いアイデアでも賛同を得られない。顧客に話すら聞いてもらえない。同僚や部下に嫌われ足を引っ張られる。上司にサポートを得られない。
いくら能力があっても、自分の言動や振る舞いに気を使えない人は、はっきり言って「ビジネスを舐めているか、学生気分が抜けていない」と言われても仕方がありません。実際の性格に関係なく、ビジネスでは、感情的にならず、社交的であることを努め、誰に対しても優しく、謙虚でいる。そんな職業人格を演出できない人は上手くいかないことが多いです。
この世で一番多いのが性格という”いい訳”
キャラなんかもともとの性格なんて関係ありません。演出する・振舞うものです。
自分はそういう性格だから。
そういえばやらなくて済みます。出来なくても仕方ないと自分の心を守れます。
必要であれば苦手な事をやってみようと思う。演じれるように努力してみる。
これが仕事のできる人の思考です。
仕事ができる人はどのような考え方をしているのか?
仕事ができる人と仕事ができない人の一番の違いは、「自分の世界で物事を考える」かどうかにあります。自分が重要だと思う事が、上司や顧客の求めるものであるとは限りません。
人間心理で一番厄介なのは、「良かれと思ってやっている善意」です。
自分が「私は間違っていない」、「私は正しい」と思っている人に、どんな言葉をかけても頭に入りません。人は他人の話を聞いているようで聞いていません。お互い正しいと思う意見をぶつけあっても、話はいつまでも平行線でわかりあえません。
仕事をする上で大事なのは、顧客の要望、上司の要望、会社の要望を満たすことです。
「私はこう思う」ではなく「相手はどう思っているか」
仕事ができる人は、自分の持論や考えを主張する前に、相手の意見をまず聞こうとします。
そうしなければ、自分はどうあるべきかが見えてこないからです。
仕事ができる人と仕事ができない人の人物像の違い①:あるあるまとめ
仕事ができる人と仕事ができない人の人物像における違いをまとめたものが以下になります。
仕事ができる人の人物イメージ | 仕事ができない人の人物イメージ | |
見た目 | 業界の常識を学び、それにあわせる。 周囲の服装を観察して、それにあわせる。 かばんや机の上など人目につく整理整頓。 お客様や場所に合う服装を調べる。聞く。 | 香水や髪の色など自分が思うオシャレ 服のヨレや汚れに気を使わない。 オシャレが苦手だからと言い訳する。 知らないことは調べようともしない。 |
言動 | 周りの言葉遣いに合わせようとする。 相手の性格に合わせた言葉を選ぼうとする。 常に綺麗な言葉遣いを使おうと心がける。 職場にあわせた言葉を話せるように努力する。 | 自分の性格だから仕方ないと考える。 その時の感情をぶつける。 立場が上のものにしか丁寧に話さない。 不満や愚痴をすぐにこぼす。 |
性格 | 誰に対しても謙虚でいようとする。 誰に対しても親切な自分でいようとする。 どんな時も嫌そうな顔をしない。 誰かが困っていればすぐに助けようとする。 | 常に勝ち負けで物事を捉える。 出来るだけ面倒ごとを避ける。 感情が顔に出る。 損得感情でしか物事を考えられない。 |
考え方 | 私に求められる役割とは何か? 役割から考えたらどうすることが正しいのか? 私がこれまでに思い込んでいた先入観は何か? 私はこれからどうなりたいのか? | 私はこうあるべきだと思う。 私はこれが正しいと思う。 私はこれが間違っていると思う。 私はこれがしたい。 |
基本思考 | 相手の目には自分はどう映っているだろう? | あるがままの私を受け入れて欲しい。 |
話してみて「この人、いい人だな。」や「この人は能力が高いのに損する性格だな」と思う人は沢山います。能力や知識がどうのこうの言う前に「今の自分は他人からどう見られているか?」という意識を持つことから始めましょう。
ビジネスを単純に言えば、「相手が求めるニーズを満たす」ことであり、相手視点で物事を考えられない人は、何をしたって上手くいきません。
仕事ができる・伸びる新人・部下の特徴
では次に、仕事ができる新人・部下とはどのような人なのか?について考えて見ましょう。
仕事ができる新人・期待される部下の条件は考えてみれば簡単です。
それは「手がかからない」ことです。
仕事ができる新人の特徴①:同じ質問を何回もしない
同じ質問を何回もする人っていますよね。それは先生と生徒の関係が抜けきっていないからです。「わからなければ先輩に聞けばいいや。だって自分新人だし。教えるのが、上司・先輩の仕事だし。」というように、教えてもらう事が当然の権利であると思っています。
もちろん知らないことは教えるのが先輩・上司の責任ですが、一度教えたのに覚えないのは、新人のせいです。メモを取っても、後で見返したらわけのわからない文章になっていたり、マニュアルを読んでもわからない。
それは教えてもらう時に、「わからなくなれば後でまた教えてもらえればいいや」と一度で理解する気がないからです。仕事ができる人は、以下のことを意識しながら先輩に教えてもらいます。
- このメモを見れば、1人で作業をする時に困らないか?
- こういう場合はどうなんだろう。質問して聞いておきたい。
- マニュアルが難しい。この部分を質問しておこう。
仕事ができる人は人から何か教えてもらう時に必ず以下の事を考えます。
- このメモで本当に迷わないか?書き足しておかなければいけないことはないか?
- 作業の順番やそれぞれのポイント、やってはいけないことを全て聞いたか?
- マニュアルを読みながら迷わず作業できるか?聞いておくべき事は本当にもうないか?
もちろん、1回の説明で全てを理解することは実際出来ませんが、「説明を1回で理解しよう!」というつもりで聞くのと、最初から「その時になって聞けば言いや」という気持ちで聞くのとでは大きな違いが出ます。
その気持ち・姿勢すら見せないのが、仕事の出来ない・伸びない人です。
仕事ができる新人の特徴②:同じ失敗を何回もしない
同じ失敗を繰り返す人。それは上司や先輩に対してどういう返しをするかで大体わかります。
仕事ができる人は、先輩や上司が「気にしないで」と言っても以下の事を自分から聞きます。
- こうした事が悪かったと思うのですが、この理解であっていますか?
- こうしていれば良かったですか?
- こういったミスをなくすために、先輩はどのようにするようにしていますか?
仕事ができる人は、「このままではまた同じ失敗をするかもしれない」ということに非常に恐怖を感じます。誰もが経験した受験でも同じ事がいえますが、仕事でも勉強でも失敗パターンを全て潰していけば、いつか仕事は完璧になります。
違うように見えて、ほとんどのミスは同じミスから派生したものばかりで、仕事ができない人・成長しない人とは、同じ問題を毎回同じパターンでミスする人です。それは怒られたとき「申し訳ありません。」や「すみません。」という謝罪の言葉ばかりを口にする人が多いです。
「ミスしたことにではなくて、怒っている先輩や上司に対して許されたいと思っている」からです。
親や先生に怒られるのと同じ感覚で「早くこの時間が終わればいいのに」ということしか考えていません。だから、同じ失敗を繰り返すし、指導・指示した事を数時間後には忘れています。
仕事ができる新人の特徴③:指導を待たない
人は実行して、結果を振り返り、改善行動をすることで少しずつ成長していきます。ほとんどの人の成長は、先輩や上司などの教育者に依存します。自分が行動して、それに対する指導が入って、それから次はこうしよう。という改善が入ります。
一般的な人の成長ステップ
- 指示された通りに業務をする。
- 先輩や上司に指導されるまで毎日同じように作業をする
- 先輩に怒られたり、指導されたときに、行動の修正が入る
人員が不足していたり、作業が追われやすい中小企業で人が育たない理由もそこにあります。ほとんどの会社で、新人に付きっ切りで仕事ぶりを見て、指導するなんてことは無理です。
仕事ができる人の成長ステップ
- なんで先輩はあんなに仕事が早いんだ?
- 自分と先輩の動きの違いや作業の手順の違いを見る。
- それを実践する。
できる人は、先輩や上司の指導を待ちません。
自分と周囲の行動を比較し、練習メニューを決め、行動を最適化していきます。もちろん、それが間違い・ズレていれば、先輩や上司の指導が入るので、その時は素直に謝ればいいだけです。
指導がなければ学べない人。独学で学べる人。その違いは時間の大きな差を生みます。
仕事ができる新人と仕事ができない新人の違い②:あるあるまとめ
伸びる社員、仕事ができる新人をまとめたものが以下になります。
仕事ができる新人・部下の特徴 | 仕事ができない新人・部下の特徴 |
メモを取る メモに加筆していく わからないことがあるたび質問する わからないことがあれば、自分の見通しの甘さを痛感する 失敗して一番嫌なことはもう一度同じ失敗をすること 失敗したくないから質問したい、相談したい これで正しいのか確認したい この理解で間違っていないか確認したい 自分と他人の違いがどこにあるのだろう この動作をできるようになろう こうすればもっと精確で早くできるようになるのでは | メモを取らない 同じ事を何回も聞く わからない状況になってから質問する その内出来るようになるだろうと考える。 失敗するのも仕方ないと思う 先輩や上司の指導を待つ 間違っていれば先輩や上司が言うだろう その内わかるようになるだろう 自分は新人だから遅くて当然 自分なりのやり方で頑張っている 言われたとおりにやりさえすればいい |
就活では、学歴や体育会系フィルターというものが悪の代名詞のように言われますが、当たり外れの確率で考える時、仕方ないものがあります。
これまでの努力によって、勉強(練習)に対する成果や自発的な学びに対する姿勢が身についている人とそうでない人では、成長速度に圧倒的な差がでるからです。勉強ができるからと言って、本質的な学習力が高いとは限りませんが、その確率は高くなります。
仕事ができる人の仕事の進め方
では次に具体的な仕事の仕方の違いについても見てみましょう。
仕事ができる人の仕事の進め方①:スケジュールを立てる
仕事というのは自分のペースで決まりません。
どんな仕事にも締切があります。製造であれば納期。営業であればアポイント日。接客であれば料理提供時間。自分はいつまでにどの作業をどれくらいの時間、いつまでに終えなければいけないのかがわかれば、作業の優先順位や作業スピードの目安は大体わかります。
仕事ができない人は、目に付いた作業をし、自分なりに進め、間に合わなければ「仕方ない」と考えます。だから間に合いそうにないと判断すれば、上司や先輩に相談しないし、間に合わせるために作業効率をよくしようとなんか考えません。
もちろん、物理的・時間的にできること・できないことはあります。しかし、締切を意識して、それまでに終わらせようと意識すらない人が、作業スピードや作業の効率化をすることはできません。
仕事ができる人は「締切に余裕を持ち、ストレスを感じず伸び伸びと仕事ができる方法」を考えます。
仕事ができる人の仕事の進め方②:仕事に必要な知識・能力を考える
仕事で成果をだす為に必要なのは自身の成長です。
能力や知識、経験が増えるから、スピードが上がる、精確になる、品質が上がる。当然ですよね。
同じ作業をしていても、作業に慣れる、成功・失敗パターンがわかる、周りの動きがわかる、作業の全体を理解する、といった経験値が自分の中に知らず知らずの内に蓄積されていきます。それこそがノウハウの正体であり、その暗黙知を積み上げていくことが成果につながります。
仕事ができる人は、最短経路で自分が成果に出すために必要な能力・知識をまず考えます。
- ●●の知識があれば、お客様ともっと良いコミュニケーションが取れる。
- この作業をこのスピードでするには、●●ができるようにならないといけない。
- 成果をだすためには、●●の判断ができるようにならないといけない。
上記のように、【●●ができる、□□がわかる】というCANリストを考えます。
仕事ができる人の仕事の進め方③:成長目標で結果を振り返る
あくまで売上や原価、成約数、クレーム率・不良品率というのは努力の結果にすぎません。先ほどもお伝えしたように、社員のスキルや経験を積んだ結果、レベルアップした結果です。
そのため仕事ができる人は、今週は「お客様からこんな反応を得られるようにしよう」、「こういった会話が出来るように努力してみよう」などの行動目標を設定します。
僕は「売上を上げます!」という目標を掲げる管理職が売上を上げれた事例を見たことも聞いたこともありません。「●●のポジションが弱いので、それが出来る人材を増やします。」とか結局何をやるの?という事を明確にする事が大事です。
仕事ができる人と仕事ができない人の違い③:仕事の進め方あるあるまとめ
仕事ができる人とできない人の仕事の進め方の違いのまとめが以下になります。
仕事ができる人の仕事の進め方まとめ | 仕事ができない人の仕事の進め方まとめ |
この作業は大体●時までに終わらせよう この作業は●●分くらいでできないといけない この作業は余裕があるから後回しにしよう この作業は締切が近いから優先しよう 今優先すべきは●●の作業だ この作業では●●ができるようにならないと ●●の知識を学べばもっと質が上げられる ●●の判断が出来るように□□を学ぼう ●●という体験を積むことを目指そう ●●と言ってもらえる事を目指す | 目の前の作業を1つ1つ終わらせよう 私なりに頑張って作業しています 指示された作業を一生懸命やろう そのような指示は受けていない 指示・指導された通りにしている 指導されたことはできている 教えてもらえればやる 指示されたらその通りにする それは上司や先輩が決めるべきこと 仕事をとりあえず頑張る |
仕事ができない人は目先にしか注意がいきません。
長期的な視点がなければ「近い未来どうなるために今何を目指すのか」ということが見えてきません。
我武者羅に頑張ると言えば聞こえはいいですが、目的もなく仕事をしていれば毎日がただ繰り返されるだけです。目標も持たない人間が勝手に成長するなんてことはありえません。
仕事ができる人が実践している成功につながる3つの習慣
では最後に仕事ができる人はどのような事が習慣化できているのか?についてみていきましょう。
仕事ができる人の習慣①:自分の話よりも人の話を聞きたがる
仕事ができる人は、相手(上司や顧客、職場、会社)が求めることから逆算して、自分はどのように振舞うべきか、どのような能力や知識を身につければいいのか、を決定していくと言うことをお伝えしました。
そのためには、より広い視野で物事を考えられるようにならないといけません。しかし、自分が経験したこと、学んだことの範囲でしか人は思考する事がで来ません。
だから仕事のできる人は、自分の話よりも人の意見に耳を傾けます。
- こういった事に対して、こういう受け取り方・解釈する人もいるんだな。
- こういった事に対して、こういった考え方は僕にはない考え方だな。
- こういったとき、このような反応や行動をしてしまう人もいるんだな。
自分とは違う人の考えや行動は、一見「意味がわからない」ように見えます。しかし、自分の経験の引き出しを増やせば、「この人はこう感じるだろうから、このように接しよう」といったように、物事を複数の視点から捉えられるようになります。
これができる人はコミュニケーション力が高いといわれる理由です。「有能だからコミュニケーション力が高いのではなくて、コミュニケーションが高いから有能になれる。」ということですね。
仕事ができる人の習慣②:常に新しいことに興味を示す・試す
できる人は、本を読むとか人脈を広げるとかがこれまで言われてきましたが、現代ではtwitterなどのSNSがそれに代用します。twitterでは1人のインフルエンサーを見つけたら、その人の周りにその専門家が集まってきます。
すると自分が探そうと思っていなくても、「通知設定をしていて面白そうだな」と思う人をポチポチするだけで、トレンドの最新情報が探さなくても勝手に集まってくるようになります。
仕事ができる人は、新しいこと、ツールに対して、「よくわからないけど使ってみよう」とフットワークが軽く、基本的に「時間が無駄になるだけで損はしないし」という「自分が知らないこと・わからないことに恐怖」をあまり感じません。
仕事ができる人の習慣③:常に客観的な事実を重視する
仕事ができる人、これまでに成果を出してきた人ほど、自分の成功体験や判断という主観的なものを信じません。それは歴史を見ても明らかです。アメリカでエクセレントカンパニーと呼ばれた100社のほとんどが倒産・買収され、日本でも有名な起業家と持て囃されてきた人のほとんどは今では見る影もありません。
なので本当に優秀な人は、常に客観的な事実を重視します。
「顧客に対してこのように提案したが顔色が悪い。これまでに上手く言ってきたやり方だが、この顧客に合わない。」と判断したら、自分の得意なパターンであってもそれを崩し、違うやり方を試します。
これまでの成功してきた経験に縛られず、常に挑戦者、フラットな意識で仕事をします。
仕事ができる人と仕事ができない人の違い④:習慣のあるあるまとめ
仕事ができる人と仕事ができない人の違いをまとめると以下になります。
仕事ができる人の習慣 | 仕事ができない人の習慣 |
人の意見や感想をよく聞く 相手がどんな意見を言おうとも否定しない 質問をして、会話を広げようとする 相槌を打ち、相手に気持ちよく喋らせる おすすめされたらとりあえずやってみる どんなことにも否定から入らない 専門書やビジネス本をよく見る twitterなどのSNSで情報収集している 相手の反応から行動結果を振り返る 相手の言動から自分の印象を振り返る 数値事実で自分の考えの成否を考える | 相手の話を遮って、自分の話に変えていく 相手の話に対して自分の持論で反論する いつも会話が自分が話してばかりになる 相手が話している時、自分はどう話そうかばかり考える おすすめされても興味がなければ流す 自分の知らないことに対しては否定的な感想を持つ 仕事やスキルアップの本には興味がない SNSは趣味やプライベートの発信ツールだと感じる 相手の反応が悪い時、自分とは合わない人だと感じる 相手の反応が悪い時、相手の理解力が低いと思う 結果が伴わなくても、自分の考えを信じる |
仕事ができる人と仕事ができない人の違いはどこにあるのか?
かなり記事のボリュームが多くなってしまったのでまとめます。
仕事ができない人・成長しない部下・新人の特徴まとめ
できない人は、今の自分ができない事を認められない、受け入れる事がで来ません。なので、上司や先輩、同僚に対して以下のような感情を持ちます。
- きちんと指導しない、指示がしないからだ。
- 与える目標が高すぎる。出来るわけない。
- 自分なりに努力はしている。
受験で考えるとわかりやすいです。例えば中学3年生であなたはこれまで自宅で勉強しませんでした。受験になったので、毎日1時間勉強するようになりました。すると自分では努力していると思います。
そりゃあなたの中ではそうでしょう。自分の中では努力しています。でもその努力は他の受験生はずっと前からやっていますし、それ以上の努力をしています。そしてあくまで目標は目標です。達成率がすぐに100%にすることなんか誰も求めていませんし、「目標達成を目指そう」と努力する前に、文句を言う姿勢が駄目なのです。
指導・指示は、他の同僚や職場のメンバーが同じように言っているのであればそうかもしれません。しかし、それがあなただけの意見なら、あなたが理解しよう、わかるように努力しようとしていない事が問題なのではありませんか?
もちろん、努力をするのは遅くても大丈夫です。今からでも40代からでも逆転できます。
大事なのは、やる前からやらない理由、出来なくても仕方ない理由を考えてしまう発想を辞めること。
今の能力が低いからといって、「努力をしなくていい」理由にはなりません。
仕事ができる人・伸びる部下・新人の特徴まとめ
仕事ができる人は、常に自分はもっとやれる、もっと出来ると考えています。つまり、常に自分は未完成であり、他人からどんな意見を言われても素直に受け入れ、自分の中の課題として認識します。
そして大事なのは「今の自分をみてよ。評価してよ。受け入れてよ。」ではなく「自分の可能性を広げる」ことなので、自分の話をするより他人の話に興味を持ちます。
「そういう発想は面白い」とか「そう考えてみると今までの自分はこうだったのかも」など、新人を教えているときに「それを自分は忘れていた」、「実践できていなかった」など、指導を通じて逆に自分が成長できると言うことも良くあることです。
仕事が出来るようになるには?
これまであなたは、上司の言葉、同僚の忠告、恋人・家族との会話、後輩や部下の反応という様々なものを経験してきたはずです。その全てにおいて、あなたは素直にそれを受け入れてきましたか?
「相手が間違っている」とか「それは無理だろ」とか否定的な意見を持ってきたこともあるでしょう。
あなたを取り巻くあらゆる情報に対して、どれだけ反応が出来たか?どれだけ今の自分を反映する情報として素直に受け入れることができたか?で成長スピードは決まります。
1を知って10を知る。本当にその通りです。
賢い人。要領が良い人。成長が早い人。そしてできる人。
チャンスは全員平等です。
ほとんどの人がそういった周りの声や反応、事実から目を逸らし、自分の心を守り、忠告に従わず、自分の考えを優先します。そしてどんなテクニックがあるのか、どんな能力を手に入れればいいのか、ということに縋ります。
大事なのは、周囲の声を耳に傾けること、周囲の行動をよく見ること、そして自分と比べること。
そうすれば自分は何をすべきなのかが見えてきます。
仕事ができるようになる上での一番の先生は、あなたの周りにいる人全員です。
その人たちに好かれるように、必要とされるように努力するだけでいいです。
そうした気持ちで努力していれば、知らない内にあなたの職場でいう仕事のできる人になれています。