ブログを始めるならどこがおすすめ？ブログサイト7社徹底比較

ブログを始める理由は大きく以下の3つに分けられます。

ざっくりというと「難しく考えず自分の書きたい事を趣味として書きたい人」・「収益を求めてブログを書く人」・「自身の勉強や学んだことのアウトプット・思考整理としてブログを書く人」のいずれかに当てはまると思います。

目的が違えば【どこのサイトでブログを始めるべきか？】というおすすめブログサイトも当然変わります。

この記事では「ブログサイト毎の特徴やメリット・デメリット」だけでなく、「自分の目的に応じたおすすめのブログサイト」を解説しています。

是非最後までご覧になってください。

１．無料ブログと有料ブログの違い

ではまず”無料ブログ”と”有料ブログ”の違いについてみてみましょう。

おすすめの無料ブログについては2章で解説しているので、趣味でブログを始めたい方は読み飛ばしてもOKです。

無料ブログと有料ブログの特徴【比較一覧】

無料ブログと有料ブログの違いをざっくりとまとめたものが以下の表になります。

	無料ブログ	有料ブログ
コスト	月額無料で使用できる。コストは一切かからない。	レンタルサーバーやドメイン取得に費用がかかる。
カスタマイズ性	テンプレートが限られており、カスタマイズの自由度が低く、機能追加も制限。	テーマやプラグインによって機能を追加する事ができる。
収益化	プラットフォーム側の広告が表示され、収益化が難しい。	自由に広告を表示可能。収益化手段を自由に利用できる。
所有権	プラットフォームの規約に従って運営される。	自分のサーバーにデータを保存するため、完全な所有権がある。

無料と有料の差を細かく上げるときりがないですが、ブログサイトをする上で初心者にとって一番重要なことは「お金がかかるかどうか」だと思います。

• 無料のブログで始める場合、どのようなデメリットがあるのか？
• 支払うコスト以上に見返りがあるのか？

上記の問いについて比較していきたいと思います。

無料ブログの６つのメリット

無料ブログのメリットは以下の６つです。

無料ブログのメリットは「お金がかからないこと」と「操作が簡単であること」の２つにつきます。

アメブロであれば「アメブロらしさを感じるテンプレ」が最初から設定されているので、素人でもアカウントを作ればすぐにブログ記事の作成に移れます。細かい装飾などは後から凝ることもできますし、ブログの立ち上げ・初めての記事作成にストレスを感じることがありません。

「初期設定や何やらでブログサイトの立ち上げに時間がかかってやる気をなくす」ということもありません。

また新規記事を書くとサイト内で新着記事として宣伝してもらえるので、いきなり読者が訪問してくれますし、「足跡」などの機能でブロガーとの交流もできます。

「記事を書いても書いても読者が訪れない」というブロガー最初の壁を感じず、楽しくブログを書き続けることができます。

こういった「ブログを書くということを楽しみたい」のであれば、無料ブログがおすすめです。

有料ブログの６つのメリット

一方、有料ブログのメリットとしては以下の５つになります。

無料ブログはあくまでアメブロなどの会社サーバーの一部を借りる形となるので、どれほど価値のある記事を書いたとしても「アメブロ内の記事の一部」に過ぎません。

ブログで大きく稼ぎたいのであれば、Googleなどの検索エンジンで上位表示されなければ、1記事で月に1000以上のアクセスを稼ぐということはほぼ不可能です。仮に100記事の書いて、記事の平均アクセス数が1000を達成できれば、1000×100で【月に10万PV】を稼ぐことが出来ます。

ブログはXとは異なり、稼げるようになるまでに多くの時間がかかるマーケティングツールです。

動画などのSNSサイトが最盛期の時代にもかかわらず、ブログが人気を維持できている理由は【成功したときの見返りが大きい】からです。

1PV当り４円の単価を頑張って達成できれば【10万PV×PV単価4円】で月に40万の収益が生まれます。更にアクセスを伸ばしていけば、月に100万円も夢ではなくなります。

しかし無料ブログだとアメブロ側の広告が強制表示されますし、その記事に最適な収益化方法もとれない場合が多いです。するとPV単価は1円をきることになり、「アクセスを集めても収益にならない。」ということがおきます。

そういった理由から【本気でブログを始めるのであればWordPress一択】ということになります。

有料ブログにはなぜお金がかかるのか？

WordPress本体のインストールには実はお金がかかりません。

自分のドメインを取得して独自のブログを持つためには、レンタルサーバーを借りる必要があります。レンタルサーバーとはWEB上の住所（ブログデータ）を保存してくれる会社であり、年単位でお金がかかります。月で言うと1000円前後、年で言うと1万円前後のお金がサーバーを借りるために必要なコストになるというわけです。

更にWordPressは”WordPressテーマ”というブログサイトを構築するためのテンプレートをインストールしないといけないので、有料のものをインストールする場合、初期費用1万円前後、レンタルサーバー代として年1万円前後の維持費がかかってきます。

ブログ初心者でもWordPressブログで始めることが推奨される理由

副業ビジネスを始める初期費用として1万円・ランニングコストとして毎年1万円は、ビジネスを始める際の圧倒的に安い部類に入りますが「ブログを始めたみたものの続けられない」ということがおきない保障はありません。

「無料始めて上手くいきそうであれば、有料に切り替えたほうがいいのでは？」

無料ブログにも”課金プラン”というものがあり、データ容量の拡大化・独自ドメイン・サイト広告の非表示など、課金によって機能の拡大をすることができます。下記の画像はアメブロのプレミアムプランになります。

アメブロ公式ページより引用

無料ブログも課金すれば、様々な機能を追加できますが、結局お金をかけるのであれば、最初からWordPressブログで始めた方が【アクセス数】・【PV当りの単価】が圧倒的に高いWordPressブログで始めた方が効率的だといわざるを得ません。

「無料ブログで始める」か「有料ブログで始める」かは、以下の4つの観点を考えて決めるようにしましょう。

	無料ブログがおすすめの人	WordPressブログがおすすめの人
即時性	新着記事が紹介されるので、1記事目から読者が訪れ、サイト内交流が出来るので、挫折しやすい人におすすめ。	独自のドメインでブログを立ち上げるため、3ヶ月から半年くらいの間は全く読者が訪れなくても、根気よく続けられる人
集客力	無料ブログサイトでもSEOに力をいれているので、ある程度のアクセス数は見込める。「お金はついで」という方におすすめ。	最終的には月10万以上のアクセス数を目指すにはSEOに取り組み、検索上位表示が必須になります。どうせやる以上は本気で取り組みたいという方におすすめ。
収益性	無料ブログサイトはサイト広告が優先されますが、自分の広告を付けることは可能。「小遣い稼ぎで十分」という方におすすめ。	ブログで大きく稼ぐためには、記事にあった収益化方法の最適化が必要になります。収益に関して、真剣に取り組みたいという方におすすめ。
将来性	サイトのサービス終了になれば「仕方ない」・「記事の引越しをするか」と割り切れる人におすすめ。	日々検索エンジンは進化しており、その進化についていき、ブログサイトをアップグレードしていきたいと考える人におすすめ

２．おすすめの無料ブログサイト6つ【徹底比較】

ここまでざっくりと無料ブログと有料（WordPress）ブログの比較をしてきました。

ここからは【大手無料ブログサイト6社の比較】をしていきたいと思います。

【ブログで稼がない】・【ただ情報発信をしたい】･【ブログを書くという事を楽しみたい】という方向けにおすすめブログをご紹介します。ブログサイト毎に【ターゲットとしているユーザー】は異なるので、それぞれの特徴を理解して、自分の目的にあったブログサイトを選ぶようにしましょう。

ライトユーザーに最もおすすめしたい【Amebaブログ】

SNSブログの代名詞ともいえるものが”Amebaブログ（通称アメブロ）”です。

芸能人の日記ブログとしても有名で、SEOとか収益化などを重要視せず、ライトにブログを始めたいのであれば最もおすすめしたいブログサイトになります。

アメブロのメリットとしては以下のものになります。

アメブロはアメーバピグといった従来から存在したサイト内のユーザー同士の交流だけでなく、「スマホでの投稿しやすさ」・「SNSとの連携が容易さ」など、ライトユーザー目線を徹底したブログサイトです。

自分の書きたい通りにブログを書く、好きに文章を書くという”稼がないブログサイト”として唯一無二の立ち位置にあります。

日記や趣味、「文章を書き、交流する」という”ブログそのもの”を楽しみたいのであれば、アメブロをおすすめします。

専門的な情報発信・情報収集なら【はてなブログ】がおすすめ

はてなブログには「はてなブックマーク」という機能があり、注目記事がはてなブックマークに掲載されると、大量のアクセスが短期間で見込めます。

アメブロより専門性が高いブログ記事が多い傾向にあるので、情報収集ツールとしても人気で、大学院生・ビジネスマンなどが勉強のアウトプットして利用している場合も多いです。

アメブロで収益化するのであれば、プレミアムプランに加入する必要がある一方で、はてなはある程度の収益化はしやすい傾向にあります。もちろん無料ブログなので、大きな収益は見込めないですが「無料で暇な時にブログを書きながらお小遣い程度を稼ぐ」程度でよいのであればおすすめできます。

またhtmlやCSSなどを使ってカスタマイズもできるので、WEBプログラミングを練習したい場合にも活用できるのではないでしょうか。

すごい知識のある人がメモ帳代わりとしてブログ記事にまとめている場合も多いので、個人的には好きなブログサイトの１つです。凄く勉強になる記事を書いている人も多いので、自己研鑽やいろんな知識に触れたいという人にはかなりのおすすめのサイトになります。

また下記のような「お題」などのブログを楽しめるイベントも盛りだくさんのおすすめサイトになります。

はてなブログの公式ページは以下のリンクから飛ぶ事ができます。

Googleが提供しているSEOに強い【Blogger】

無料サイトは「SEO（検索エンジンからの流入）に弱い」といいましたが、Bloggerは、検索エンジン最大手であるGoogleが提供している無料のブログサイトになります。

Googleが提供するサービスなので、検索エンジンに強く、カスタマイズ性も高く、操作感は最もWordPressに強いのではないでしょうか。

単価は高くないですが、クリック高校であるGoogleAdsenseも使えるので、「無料でブログ記事を書きながら広告を付ける」だけで良いのであれば、最もおすすめしたいサイトになります。

正直なところ、高額な商品やサービスを売るというアフィリエイトや他の収益化方法は、なれないと運用が難しいです。ブログ初心者は、アフィリエイトをしても全く売れず、収益の大半はクリック広告であるアドセンス頼りになるので、「無料で稼ぐ」ということを第一に考えるのであれば、Bloggerをおすすめします。

ニュースなどのトレンドに強い【ライブドアブログ】

ライブドアの主軸はニュース・芸能メディアであり、大元のサイトと連携したブログも【ニュースやゴシップ】などのトレンド記事に強い印象があります。

ライブドアブログの人気カテゴリは以下のような感じになっています。

ライブドアブログのメリットをまとめると以下のようになります。

ライブドアのメリットであるストレージの無制限。これは結構大事で、動画はともかく、ブログはみやすい記事・バズりやすい記事にするためには画像を使うことが多いです。

ブログのデータのほとんどが画像なので、無料ブログで無制限であるのはかなリメリットになります。

「特に書きたい記事がないけどブログをやってみたい。」という方は、ニュースやトレンド系の記事を書くことになっていくと思うので、ニュースやトレンドを参考にしてブログ記事を書いていきたい！という方にはおすすめのブログサイトになります。

センシティブなジャンルや動画に強い【FC2ブログ】

FC2ブログのメリットは「どんなジャンルでも構わない」・「動画のアップロードに強い」ということにあります。

ブログにはYMYL領域というものがあり、ギャンブルやアダルトなど、人間の欲に関する情報発信を厳しく取り締まっている事が多いです。その理由は単純でそれらのジャンルは、射幸心をあおる事が多いからです。

アダルトコンテンツを許容しているブログサイトはかなり少なく、FC2ブログはそういったニーズに応えるサイトとなっています。

センシティブな内容でブログを始めたい方にはFC２はおすすめのブログサイトになります。

有料記事の収益化サイトの先駆けブログサイト【note】

ノートは記事に自由に値段をつけて販売できる”ブログの収益化サイト”として有名です。

「WordPressブログでアクセスを集め、ノートの有料記事リンクに誘導し、収益を得る」

最近でははてなブログを始め、有料記事販売が出来るようになってはきてはいますが、noteは昔から有料記事販売を売りにしてきたサイトなので、有料記事販売力は非常に強いものとなっています。

以下の画像はnoteサイトから掲載されている有料記事を一部抜粋したものになります。

上記のように自分で自由に値段を設定し、記事を販売する事ができます。

中には高額な有料記事もあり、無料記事を作りつつ「続きはコチラから」や「更に詳細な記事はこちら」といったように、無料記事と有料記事の2つに分けてブログを書いていくことも出来ます。

無料ブログでありながら有料コンテンツも配信できるブログサイトとしてnoteは非常に人気があります。

３．ブログで本気で稼ぎたい人がWordPressで始める理由

ここまで無料ブログサイトの特徴についてお伝えしてきました。情報発信だけなら無料ブログサイトで十分で、お金をかけてまでする必要はありません。

では「なぜ多くのブロガーがWordPressでブログを始めるべきというのか？」

その理由をご説明します。

広告表示と収益性【無料サイトの課金プランはほぼコレ】

ネットビジネスにおいて収益の中心は【広告】になります。ブロガーが増えれば増えるほど、そのサイトの権力は強くなり、企業からの広告ニーズが増えることになります。

そのため、無料ブログでは、当然ブログサイトの広告表示が優先され、一番クリックされる【美味しいポジション】は、ブログサイトに取られるわけで、収益化ができたとしてもその効率は悪くなります。収益化をする上で重要な部分はサイト側にとられているわけですからね。

そういった【ブログを始めてからわかるニーズ】として、無料ブログの課金先に【広告の非表示】があります。

画像や動画の保存ストレージの限界

魅力的なブログ記事を書いていくためには、”画像”は必須になります。

ブログの容量を最も食うのが画像データであり、ブログ記事を書けば書くほど、データ容量が厳しくなり、課金せざるを得なくなります。しかしこういったことはブログを始める前にはわからないことになるので、無料ブログで真剣にブログを書いていけばいくほど、最初からWordPressで始めればよかった。ということになるわけです。

もちろん日記や思いついたことを書く程度のブログ記事であれば、そこまでデータ容量を気にする必要はないので安心してください。

今ではスマホを使っている人がほとんどだと思うのでお分かりになられると思いますが、データ容量というのはかなり重要な要素の１つになっています。

SEO対策にはWordPressが最も強い

ブログのアクセスの中心は”検索エンジンからの流入”になります。

そのためSEO（サーチエンジン最適化）が何よりも重要です。WordPressはテーマやSEOに特化したプラグインを導入することで、詳細なSEO対策が容易にすることができます。無料ブログでももちろんSEO対策は意識されてはいますが、どうしても機能が限られてしまいます。

更に収益化につながる読者は検索エンジンから流入した場合がほとんどです。

その理由は簡単で「何かに困っているから検索して解決方法を探している」からです。

収益を増やしていくためには、そういった購買ニーズを持った読者を検索エンジン経由で獲得する事が重要になります。そういった点でブログで最も重要視すべき事が【SEOへの強さ】であり、それがWordPressブログが選ばれる最も大きい理由になります。

WordPressブログは様々な収益化の手段が取れる

2024年の現在、SNSの中心はXや動画サイトが主流になり、ブログは収益化ツールとして補助の役割、読者を集める集客はXで行い、LPやCVページを「WordPressブログで作る」という流れが大半になってきています。

Xではキャッチーな投稿（トレンドに乗っかる）が多く、読者の獲得はできても、商品やサービスに興味を持ってもらうことを苦手としています。そこでXで売りたい商品やサービスに興味を持ちそうなフォロワーを増やし、解説記事をWordPressで作成し、アフィリエイトやセールスライティングを施した記事をWordPressで作成するといった手順になります。

つまり、収益化ツールとしてブログを考えた場合、様々な収益化手段をとれることがブログに求めることになります。

無料ブログではどうしてもクリック広告やアフィリエイト以外の収益化手段が取れないので、将来的にXなどのSNSとの連携を考えた場合、「WordPressで始めた方がいいですよ」ということになります。

まとめ

ここまでで無料ブログと有料ブログの違いについてお伝えしてきました。

このブログ記事もWordPressで書いています。

実際にGoogle検索で様々な記事を検索してみてください。検索上位に来る記事のほとんどがWordPressサイトであることが分かると思います。そうすればWordPressがどれほどSEOに強くて、無料ブログでは検索上位にもってくることが難しいことであるかがお分かりになられると思います。

しかしWordPressは1万円程度の初期投資がかかるので、これまでビジネスをした事のない方にとっては、その投資は凄くハードルが高いものであるかもしれません。

そこでまず以下の記事を参考に、WordPressブログを立ち上げるための資金を手に入れることをおすすめします。そうすれば実際にはただでWordPressのインストールと有料テーマを入手できるので、損はしないと思います。

ここまでの記事をご覧になり、WordPressでブログを始めたいと思った方は、次のステップはレンタルサーバー選びになります。

以下の記事では、国内でもっともおすすめのレンタルサーバー5社を紹介しています。それぞれのレンタルサーバー毎に強み・弱みはそれぞれ違うので、自分の目的・スタイルに合わせたレンタルサーバー選ぶようにしましょう。