ブログを書く上で最も重要なのは「読者に響く文章を書くこと」です。
「読者に響く文章」を書くためには、読者ニーズを満たす”ブログライティング”を身に付ける事が大切です。
この記事ではブログライティングに関して以下のことについてお伝えしています。
この記事の要約
- 一般的なライティングスキルとブログライティングの違い
- 簡潔でわかりやすいブログ記事を書くためのコツ
- 初心者でも上手なブログ文章を書くためのコツ
- 読者に共感を得るブログ記事を書くためのストーリテリングのためのコツ
- 読みやすいブログ記事を書くためのコツ
ブログライティングはノウハウであり、ブログ初心者であってもしっかりとポイントを抑えることで、読者に響く文章を書く事ができるようになります。
1.良質なブログ記事を書くために必要なたった1つのこと
ではまず読者に響く【良質なブログ記事を抑えておくべきポイント】についてお伝えしたいと思います。
ブログライティングとは?
【ブログライティング】とは【読者の興味を引きつけ、共感を生み、行動を促すことのできる文章を書くためのスキル】のことをいいます。
ブログライティングの定義
- 読者目線での情報提供
ブログ記事は読者の疑問や悩みに答えることが重要で、読者が欲しい情報だけをわかりやすく伝える事が重要です。 - 読者の共感を得る親しみやすい口調
ブログは、カジュアルな文章スタイルが好まれるので、友人に話しかけるような語り口が効果的です。 - SEO(検索エンジン最適化)
ブログライティングでは、検索エンジンで上位に表示させるためにキーワードやメタ情報を意識して書かないといけません。
ブログライティングと他の一般的な文章ライティングとの違いをまとめたものが以下の表です。
ライティングの種類 | 特徴 | ブログライティングとの違い |
---|---|---|
コピーライティング | 商品やサービスを売るための短い文章を書く技術。 | ブログライティングは情報提供を軸に、文章量が多いことが多い。 |
ニュースライティング | ニュースや事実を報道するための客観的な文章。 | ブログは個人的な意見や体験を含められる点が異なる。 |
小説ライティング | 感情や創造性を重視する物語や随筆の執筆。 | ブログは具体性や実用性が重視される。 |
技術ライティング | マニュアルや技術文書を書くための専門的な文章。 | ブログは専門性に加えて、親しみやすさを求められる。 |
つまりブログは「読者が知りたい事が伝える事が重要で、文章力はさほど重要ではない」ということになります。
むしろ記事の内容によっては「素人っぽい文章の方がウケる」というわけです。
ブログを書く手順【全部で6工程】
ブログを書く作業を分解すると全部で6工程になります。
ブログの書き方6STEP
- ブログ記事で狙うSEOキーワードを決める。
- ブログ記事の目次構成を決める。
- ブログ記事のタイトルや小見出しに埋め込むSEOライティングをする。
- ブログタイトルのコピーライティングをする。
- ブログライティング【記事の本文の作成】をする。
- ブログ記事をリライトしてアップデートする。
この記事では”⑤の【ブログ記事の本文の書き方】”という部分について詳しく解説しています。
ブログ記事作成におけるほかの工程に関しては、以下の記事で解説しているので、当記事と合わせてご覧になる事をおすすめします。
当記事と併せて読んでほしい記事
>>検索ボリュームを調べる8つの方法とキーワードボリューム4つの目安
>>良質なブログ記事が量産できる文章(目次)構成5つのテンプレート
>>SEOライティングとは?(近日中に作成予定)
読者に響くブログの書き方5つのポイント
読者に響くブログを書くためには以下の5つのポイントが重要になります。
ブログの書き方のポイント
- その記事に訪れる読者が好んで使う口調で記事が書かれているか?
- その記事に訪れる読者が共感できる具体例や経験が書かれているか?
- その記事に訪れる読者が求める情報だけに限定して書かれているか?
- 読者が読み続けやすいようにすっきりとしたレイアウトになっているか?
- アクセスデータを見て、ブログ記事の内容がアップデートされているか?
理想のブログ記事の書き方とは「たった1人の目の前の読者のためだけに書くことが出来ているか」です。
もし実際に目の前に読者がいて、会話が出来るとしたら、その人の人柄に合わせて口調を変え、共通するネタで話題を振り、その人が知りたいことだけを話すはずです。その簡潔かつ十分な情報を提供することができれば、表示させたいキーワードで検索1位を取る事が実現されます。
2.ブログを書く上で3つの基本の考え方
ではまずブログ初心者の方に【これからブログを書いていく上で基本となる3つの考え方】についてお伝えします。
簡潔でわかりやすいブログ文章の書き方
ここまでお伝えしたようにブログ記事は「読者が知りたいことだけを書く」ことがとても重要です。
簡潔でわかりやすいブログ文章を書くには、以下の手順でブログ記事を書き進めるようにしましょう。
簡潔でわかりやすい文章の書き方
- 読者の悩みや目的を考える(ペルソナの設定)
「読者がこの記事で何を知りたいのか」を先に決めてから文章を構成するように心がけましょう。 - 結論を先に書く(結論ファースト)
最初に結論を述べ、その理由や詳細を後から説明する「逆三角形構造」を使うと、読者が内容を早く理解できます。 - 難しい言葉を避ける
専門用語や長い文章を避け、できるだけ短い言葉を使いましょう。 - 主語と述語を近づける
主語が長いと文章が読みにくくなります。短くスッキリまとめることで理解しやすくなります。 - 一文を短くする
長すぎる文章は読みにくくなります。40文字以内に収めると、読みやすさが格段に向上します。 - 無駄な情報を音読して削る
書いた後に余計な情報がないか見直しましょう。「この情報は本当に必要か?」と自問します。
音読すると、文章のリズムや分かりにくい部分が見つかります。
1つの記事で読者に全てを伝えきることは出来ません。
ブログ記事を書いていると、どうしても「この話も入れたい」とか「この説明をしたい」などという発想が出てきますが、「それは別の記事で」という区切りをどこかでつけないといけません。
ブログ記事の基本は1記事1メッセージです。
そのためには「この記事はどこまで伝えるか」という「記事の上限と下限を決める事」が必要で、前提知識が必要な場合であれば、「基礎知識を書いた別記事」を書く必要がありますし、「続きの話」もまた別記事で書く必要があります。
記事の上限・下限設定
1つの記事で「どこまでを伝えるべきか?」という【記事コンテンツの上限・下限設定】は想定読者(ペルソナ)が明確になっている必要はあります。
「その検索キーワードで訪れた読者は、どのようなことに困って(あるいは求めて)いるのか?」という記事ニーズが明確になっていれば、その記事で発信すべき内容・発信すべきでない内容が明確になります。
ブログを書く前にその記事のペルソナを明確にしてから、ブログ文章を書き出すことを心がけましょう。
読者が共感しやすいブログ文章の書き方
その記事のペルソナを設定できれば「読者に共感を得る文章を書く」ことができるようになります。
読者に共感を得るためのストーリテリング文章には以下のポイントがあります。
共感を得る文章の書き方
- 1. 読者の「悩み」や「理想」を知る
「(悩み)ブログを始めたいけど、自信がない」が「(理想)収益化して自由な生活を送りたい」といった、読者の現状に共感した上で、求めているものを提示することで、「自分ごと」として感じやすくなります。 - 自分の経験をシェアする
「ブログを始めたばかりの頃、何を書けばいいのか分からず、一日中悩んでいました。でも、テーマを絞り、自分の経験を素直に書き始めたら、少しずつ読者が増えました。」などの個人的な経験を語ることで、信頼感と親近感を生み出します。また失敗や葛藤を包み隠さず伝え、その後の変化や成功を描くことも非常に効果的です。 - 感情にフォーカスする
「夜遅くまで記事を書いたけど、アクセスが伸びずに悩んだ。」など、ストーリーの中に感情を取り入れることも読者からの共感を得やすくなります。また感情を共有することで、読者も同じ気持ちを体験したように感じます。 - 共感できるキャラクター
読者と同じ課題を抱えていたり、不完全で親しみやすさを演出することで、読者が「私もこうなりたい」と読者が感情移入しやすいキャラクターとして振舞うことも効果的です。 - 読者の未来を描く
ストーリーの最後に、読者がこの経験を通じてどう変われるのかを明示します。読者が「自分にもできる」と思えるような希望を与えましょう。 - 結末で読者を巻き込む
「あなたも最初の一歩を踏み出してみませんか?」と質問を投げかけたり、「次の記事では、ブログのテーマ選びのコツをお伝えします。」という解決策を提示し、ブログ記事の最後は読者が行動を起こしたくなるよう促すようにしましょう。
読者からの信頼を得ることのできるブログ記事の書き方
読者に支持されるブログ記事を書くためには【情報に対する信頼・安心感】を演出する事が重要です。
情報の信頼性を高める根拠の提示の方法には以下の方法があります。
テクニック | 概要 | 具体例 |
---|---|---|
具体例 | 抽象的な説明をわかりやすく具体化する。 | 「趣味の料理ブログなら、レシピやコツをシェアするのがおすすめです。」 |
データや統計 | 信頼性の高い数字を提示して客観性を強化する。 | 「HubSpotの調査では、週11記事以上投稿するブログは他より3倍のトラフィックがあります。」 |
実体験 | 自分や他者の経験をシェアして親近感を生む。 | 「ブログ開設当初は、1か月で10記事がやっとでしたが、効率的な方法で改善しました。」 |
ビフォー・アフター | 状況の変化を具体的に描写し、説得力を強化する。 | 「SEO対策前は月間500PVでしたが、対策後3か月で1万PVに。」 |
複数のエビデンス | データ、専門家の意見、第三者の証言など複数の根拠を提示する。 | 「Google公式ガイドでは、高品質なコンテンツが重要と明記されています。」 |
比喩表現 | 抽象的な概念を比喩や描写でわかりやすくする。 | 「SEO対策をしないブログは地図のない宝探しのようなものです。」 |
引用リンク | 信頼できる情報源を引用し、読者が詳細を確認できるようリンクを挿入する。 | 上記は『成功するブログは読者視点を最優先にしている』の記事から引用した文章になりますが、、、 |
表や図解 | 表や箇条書き、画像、図解などで情報を整理し視覚的に伝える。 | テクニックの比較表や関連データのグラフを挿入する。 |
有名人や専門家の引用・統計データの活用、体験談の提示などによって【情報に権威をもたせること】ができます。
これはただ自分が主観で言っているのではなくて、「他の人もそうだといっている。」「実際にそういう経験をした」「データとして立証されている」など、根拠を持って文章を書くことを意識すると読者に信頼してもらえるブログ記事を書けるようになります。
3.わかりやすいブログ文章を書く5つのコツ
ここまで【質の高いブログ記事を書くためのルールと下準備】についてお伝えしてきました。
次に本題となる”わかりやすい文章の書き方:ブログライティング”についてお伝えしていきます。
ブログ本文の書き方のコツとして以下の5つの型が存在します。
ブログ文章の書き方のコツ
- 原因と結果:主張したい内容に根拠を持って伝えたい時に使う。
- 行動と結果:なぜそうしてしまうのか?という動機や原因を解説する際に使う。
- 仮定と結果:●●に関してこう変わる。という変化をイメージさせたい時に使う。
- 努力と未来:●●すれば、□□になる。という結果の変化という期待感を持たせる際に使う。
- 手順と方法:具体的なやり方を解説する際に使う。
上記の5つの型を上手く使い分けることによって、説得力のあるブログ文章を書く事ができるようになります。
①:原因と結果(~だから~になる)
ブログの基本は【情報発信】であり、”説得力のある文章を書けるようになること”が最初のステップです。
文章に説得力を持たせるために「~なので~だ」や「~だから~になる」といった”原因と結果の構造”を意識してブログ記事の文章を書く事を心がけましょう。
例文
●●する際に、□□になることはありませんか?
それは△△を知らず知らずの内にしていることに原因があります。
△△をしてしまうと、○○が■■になってしまい□□することにつながります。
そこで◎◎をするようにしましょう。
そうすると■■が▲▲に変わるので、☆☆にすることができます。
上記の例文のように「○○の心辺りはありませんか?」という質問から入り、「それは○○が原因なんですよね。」と理由に関する記述を行います。その掴みがとても大事で、そこに共感さえしてくれればその後の「△△すれば□□に変わりますよ。」という提案文章が読者に受け入れてもらいやすくなります。
ブログ初心者の人は”(~したほうがいいです)とか(~の方法)”という提案部分を書くことに意識が向きがちですが、「なぜそうしないといけないのか?」・「そうなってしまうのはなぜか?」という原因部分を丁寧に書くことで、その後に書く結果(解決方法)がより読者に響くようになります。
説得力のあるブログ文章とは、「丁寧に説明されている文章」です。
②:行動と動機(~したのは~だからだ)
説得力のある文章を書くコツにはもう1つあります。
それは”行動と動機(~したのは~だからだ)”という動機部分に関する説明をすることです。
例文
●●の時に□□してしまうことってありませんか?
それは●●の際に、▲▲のように考えてしまうからです。
どうしても●●が起これば、もしかして□□かも知れないと考えてしまうのは誰にでもあることです。
しかし、○○のように考える事ができればどうでしょうか?
○○のように考えるためには☆☆という考え方が非常に重要になってきます。
☆☆の考え方をこれからご説明します。
上記のような「なぜそうしてしまったのか?」・「どういう思考がその時働いていたのか?」という動機を丁寧に説明することで、読者を納得させる・腑に落ちる文章を書きやすくなります。
説得力を持たせたい場合、論理性だけでなく感情面を配慮して文章を書くように心がけましょう。
③:仮定と結果(もし~なら~になる)
ブログ記事を検索する人の最終のゴールは「問題・課題を解決したい」・「次なる目標を見つけたい」のどちらかです。
今の時点では何が問題なのかは具体的にイメージできていなくて、「●●をすればいいですよ」という【行動の指針を知りたい状態】とも言い換える事ができます。
そこで必要なのは”仮定と未来(もし~なら~になる)”という課題が具体化された文章を書くことです。
例文
○○したいけれど、▲▲になってしまう。□□しているのに、●●だ。
それは◎◎に原因があります。
もしも○○する際に、☆☆ができるようになっていたら、結果は★★に変わります。
なぜなら○○で、△△を意識すれば▼▼できるようになるからです。
今から☆☆を意識するためのコツについてお伝えします。
今は上手く言っていない理由は何で、どのような手順や考え方・行動に問題があって、何をどのように変えていけば未来はより良いものになるのか?
読者からの反響を得るブログ文章とは「これだ!!」と読者が課題を発見できる文章を書くことを心がけましょう。
④:努力と未来(~すれば~を手に出来る)
「どのくらい頑張れば成果を手にする事ができるのか?」というゴールが見えなければ人は努力が出来ません。
頑張ればなりたい自分になれるから人は努力が出来るのであり、「自分にも出来そうだ」と思える文章を書く事が必要になります。
例文
○○で□□するには、目安として▼▼をどのくらいすればいいですか?という質問をされる人はとても多いです。
あくまで目安に過ぎませんが、初心者であれば○○を目標にしましょう。
なぜその目標であるかという理由は、○○の目標を達成する頃には、△△できるようになることがほとんどであるからです。
一番大事なのは□□をスムーズに出来るようになることであり、☆☆を意識して行動できるようになる事を目指しましょう。
検索をする人のほとんどが現状に不満を持っています。
だけど「自信がない。」「知識がない。」「経験がない」など、様々な不安を抱えています。
読者の背中を押してあげるための文章が「努力と未来(~すれば~になる。)」になります。
人は「何をどれくらいすれば言い?」という目安を求めるので、To doリストを箇条書きで書くというのは非常に有効になります。
⑤:手順と方法(~の順番で~してください)
自分がこれからやりたいと思っていることに対して、アドバイスを受け「なるほど、わかった。」となっても、いざ自分1人でそれをする時「あれ?次はどうしたらいいんだっけ」だとか「簡単だと思ってたのに全然できない」となる事が大半だと思います。
ブログでもそうで、実際に自分でブログ記事を書き出してみると最初は全然筆が進みません。
それはテンプレートやノウハウというものは、ほとんどが抽象度の高い、概念的なものであるからです。
しかし実際には具体的な作業が伴うので「この場合はどうすれば?」とか「そのテンプレートを自分の話に当て込めない」という課題に直面します。
だからこそブログ記事では”可能な限り具体的に細かな手順を書く”ということが重要になります。
例文
- 操作方法を伝える時は、画像やイラストを見ればわかるように工夫する。
- 手順を伝える時は、「これでもか」というくらい細かく工程を分解して教える。
- 話すなどの相手に依存するものは「◎◎の人にはこう。」など、相手に合わせた対処法を細かく書く。
- 状況に応じたアクションに関しては、想定されるあらゆるパターンを想定して文章を書く。
- 方法を伝える時は「◎◎を間違えないように」など、気を付けるポイント・失敗例を併せて書く。
「説明を聞いてもわからない。」のは抽象度が高く、ふわふわした説明になってしまっている事がほとんどです。
良いブログ記事は、100人その記事を読めば、100人が同じ行動を取ります。
「手順・方法」に関するブログ記事を書くときは、”解釈の余地がない細かく指示された文章”を書くことを意識しましょう。
4.読みやすいブログ記事を書く5つのコツ
ブログ記事本文の書き方だけでなく、もう1つ意識して欲しい事があります。
それは読者にとって読みやすいブログ記事を書くことです。
どれだけ良い文章が書いてあっても、読者に読みづらいと思うブログ記事は読んでもらえません。読者に読んでもらえるブログ記事にするためには、文章だけでなく”デザイン”にも気を配る事がとても大切です。
読みやすいブログの書き方
- 改行を上手く使って余白を作り出す。
- 小見出しを活用して短くまとめる。
- 画像を差し込んで詰った印象をなくす。
- 図解(モデル図)を作成する。
- ブロックを上手く使う。
コツ①:改行を上手く使って画面に余白を作り出す
文字ばかりの文章というのは、視覚的に圧迫感を与えます。
文章に読みなれている方にとっては問題かもしれませんが、LINEなどの短文のSNS文章に慣れている方にとっては、文字が詰って見える文章は視覚的に読み進める事が辛いと感じてしまいます。
改行をしない場合
そこで”改行を使って余白を作り出すこと”で、読みやすいブログ文章を簡単に書く事ができるようになります。
改行を上手に使った例
僕の場合であれば、1つのブロックは最大3行をルールにして、1行・2行・3行の文章を組み合わせるようにしています。
ブログ記事を書く時はプレビュー画面を何回も確認し、行の空白・「、」「。」のバランスを確認するようにしましょう。
コツ②:1つの小見出しにつき10行程度の文章でまとめる
読みやすいブログ文章を書く上で【小見出しを上手く使ってコンパクトにまとめる】というのも非常に重要な要素になります。
僕の場合だと”1つの小見出しにつき、10行以内にまとめる”というルールを意識しています。
下記のようにテキストが連続に並ばないように、箇条書きのブロックを使って整理したり、H4タグを使ってより細かい構造にしたりなど、文章のまとまりをできるだけ小さくすることを心がけています。
コンパクトにまとまった文章の例
コツ③:イメージ画像を差し込んで空間に遊びを持たせる
上記のような小見出しタグの直下に設置する画像を”イメージ画像”といいます。
ブログタイトル直下に設置するアイキャッチ画像だけでなく、イメージ画像を上手く活用することで、見た目的にすっきりと印象を与えることができます。
視覚的な情報というのは文字データよりも圧倒的に情報量が多いです。ブログ記事に書いてあることをイメージ化することで、「こういうイメージを持ってこれからの文章を読んでくださいね」といったように頭の中に思い浮かぶ連想や発想を誘導できるので、自分が思い浮かべているイメージを読者と共有することができます。
上記の場合だと「考え込む図:悩んでいる姿」であったり、「疲れて休んでいる姿」とも捉える事が出来ます。
読みやすいブログを書くうえで、文章だけでなく、視覚的な要素を意識する事はとても重要なことになります。
コツ④:図解(モデル図)を活用する
わかりやすく伝えるブログライティングテクニックとして”チャート図”や”図解(モデル図)”があります。
企画案をプレゼンする時など”考え方や手順を1つの絵にまとめる力”は最重要といえるくらい重要なスキルです。
図解とは以下のような複数の要素の関係性を1つにまとめた図のことを指します。
図解を使った例
上記の図解は「記事と記事のかぶり:シナジー効果」を説明したものになりますが、ブログ記事本文のテキストだけだと「それぞれの文章をしっかりと読み込んで理解」しなければわかりませ。
しかし図解があれば視覚的・直感的に意味を理解する事ができるようになります。
わかりやすく・読み易い文章を書く上でかなり重要なテクニックなので是非マスターしておきたいものになります。
コツ⑤:ブロックを上手く活用したデザインを心がける
「ブログ記事のデザインはWordPressテーマによって決まる」といっても過言ではありません。
当ブログであればAFFINGER6というWordPressテーマを使用しています。
WordPressテーマは、それぞれのテーマで独自ブロックというものが存在しており、それを組み合わせるだけで誰でも綺麗なブログ記事を書くことが出来ます。以下のようにボタン操作で好きなブロックを選択するだけなので、ブログ初心者でも直感でカスタマイズできるようになっています。
ブロックの形や色には意味を持たせる事が重要になります。
「このブロックは引用で」、「このブロックは具体例」、「このブロックはポジティブな情報で」、「このブロックはネガティブな情報が書いてある」といったようにブロックの色や形を見れば、読者が何が書いてあるかが想像できる事が理想です。
そのため自分の感性に合うWordPressテーマを見つける事がとても大事なことになります。
自分に合うテーマを見つけよう
以下の記事では無料・有料それぞれのおすすめワードプレステーマをレビューしています。是非参考にしてください。
まとめ:上手なブログ文章を書けるようになるためには
ここまで”ブログ記事の文章の書き方”と”ブログ記事のデザインのコツ”についてお伝えしてきました。
上手なブログ文章を書けるようになるために一番の秘訣は継続です。
最初は質が低くてもいいので、ブログ記事を書くことに慣れるということに意識をおきましょう。
上手なブログ記事を書く上で一番重要な更新作業
ブログ記事は”新規記事を公開すれば終わり”ではありません。
むしろ新規記事を公開してからが腕の見せ所です。
読者に響くブログ記事を書くために必要な工程は以下の通りです。
ブログ記事の質の高め方
- 新規記事を公開する。
- アクセス解析ツールを見て流入キーワードを見る。
- 必要のない文章の削除・記事の統合を検討する。
- 評価されているキーワードに関する記述を増やす。
新規記事を書くとアクセスデータというものが蓄積されます。
そのデータを見て、実際に流入があったキーワードはどれかをみれば読者ニーズがわかるので、新規記事をどんどん書いていくより、これまでに書いた記事をアクセス解析をしながら改善していくほうが時間の費用対効果は高いです。
ブログの上達の秘訣は、新規記事を書きながら、アクセスデータを見ることを習慣化し、既存の記事を改善するという行動をしていくことにあります。
内部リンクを充実させ質の高いコンテンツを作り上げよう
またブログでは、原則1記事1メッセージです。
つまり、読者を真に満足させるブログ記事を書くためには、1つの記事だけでは不十分で、関連記事(内部リンク)が必要になります。
この記事でもブログ記事の書き方に関する関連記事リンク(「ブログのネタの探し方」や「読者を惹きつけるリード文の書き方」など)を設置しています。
読者が「この情報をもっと詳しく知りたいな」と感じた時、詳細に説明できる関連記事があることで、その記事のトータルの価値を高める事ができるので、1つの記事を書けば、その記事の関連記事を書いていく事がSEOの基本であるともいえます。
内部リンクに関しては別記事で詳しく解説する予定をしています。
ブログの質を高めるリライト作業を積み重ねていこう
読みやすく、わかりやすいブログ記事を書けるようになるには、ひたすら改善あるのみです。
日々試行錯誤をしていけば、半年から1年くらいで読者に受けるブログ記事の書き方が知らない内に身に付いています。
しかし良かれと思ってした改善が検索順位を下げてしまうことも当然あります。そうならないように以下の記事ではブログ記事を正しくリライトするための方法についてお伝えしています。
新規記事を作成しながら、これまでに書いた記事の改善に役立つと思います。
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