ブログを書く上で一番大切なことは「綺麗な文章を書くこと」ではなく「読者が求める情報を提供する」ことです。
そして「読者が求める情報を提供できるかどうか」は「ブログ記事を書く前の目次の構成段階」でほぼ決まります。
ブログ初心者であっても「この目次で、こういった内容を書いてください」という指示があればどうでしょうか?
初心者の方がすらすらとブログ記事が書けない理由は「ブログ記事の目次(文章)構成を練ることが難しい」にあります。
この記事では以下のことについてお伝えしています。
この記事でお伝えしていること
- ブログ記事を構成する5つのパーツ
- 5つのブログ記事の種類別:ブログ記事構成例5つ
- ChatGPTを活用してブログ記事構成案を出力するためのプロンプト
この記事を最後まで読んでもらえれば、ブログ初心者でもChatGPTを使って「読者が求める文章構成」を短時間で練られるようになります。これから書いていくブログ記事の質と量の両方を大きく左右するノウハウなので必見の内容となっています。
1.ブログ記事の基本構成6つのパーツとは?
ではまず”ブログ記事とはいくつのパーツで成り立っているのか?”ということからご説明します。
ブログ記事はまずざっくりと【トップ・ミドル・ボトム】の3つのエリアに分ける事が出来ます。

ブログ記事の文章は以下の3つの目的に分けてそれぞれ書いていく必要があります。
ブログを構成する3つのエリア
”トップパーツ”・・・読者にこの記事を読んでみたいと思わせるためのキャッチ文
”ミドルパーツ”・・・読者にこの記事は面白いと思わせるための本文
”ボトムパーツ”・・・読者の次なるアクションを促すオファー文
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ブログ記事の顔となるタイトル
トップパーツは”ブログ記事タイトル”と”導入(リード)文章”の2つによって構成されます。
ブログトップパーツ
- ブログ記事タイトル・・・検索エンジンからの読者流入を決めるコピー文章
- ブログリード・・・訪れた読者にブログ記事を最後まで読んでもらうフック文章
上記の内”ブログ記事タイトル”は読者が一番始めに見るいわばブログ記事の顔としての役割を果たします。
読者がブログ記事タイトルを見て「読んでみたい!」という興味・関心を引くことができなければ、一生懸命書いたブログ記事を読んでもらうことすらしてもらえません。
検索エンジンでの上位表示を達成するSEOを考慮しながら、読者の興味・関心を刺激するキャッチーなタイトルをつける事が必要になります。
読者を本文に引き込む”導入文章(リード文)”
読者が自分のブログ記事に訪れてくれてもまだ安心することはできません。
読者は”最初の数秒でそのブログ記事を最後まで読むかどうか決める”といわれているからです。
それがトップパーツの2つ目の部分である”導入(リード文章)”です。
具体的にはブログ記事タイトルから本文に入るまでの6~12行程度の短い文章)”のことをいいます。
読者の興味・関心・疑問・信頼を掴むリード文の書き方としては、以下が代表的なものになります。
注意・関心を惹くフック文の例
- 【共感】○○に関して、□□と感じた経験はないでしょうか?
- 【誤解】○○で□□と思っている人は非常に多いです。しかし実は・・・。
- 【網羅性】○○に関して□□担ってしまう原因には△種類のパターンが存在します。
- 【手順】●●をするためには大きく△△の手順が必要になります。
- 【結果】以下の画像を見てください。以下の画像は実際に私が●●した結果です。
どのようなリード文が効果的であるかどうかは”ブログ記事のタイプ”によって変わります。
ブログ記事の種類 | ブログ種類に対応したリードコンセプト |
---|---|
○○とは?等の定義系の記事 | 研究者や統計情報を引用し、権威や専門性を感じさせる文章 |
レビュー系の記事 | この人は自分の性格や考えた方に近い!という共感を湧かせる文章 |
原因系記事 | 原因と根拠の因果関係をまず説明し、専門知識の豊富さをアピールする文章 |
ノウハウ系記事 | これまでの失敗経験の原因をずばりいい当て、この人ならばと希望を与える文章 |
まとめ系記事 | 多くの要素をわかりやすく整理し、順序だてて手順として上手くまとめた文章 |
ブログ記事の種類毎に【リード文章(リードコピー)】を使い分けられるようになる事が大切です。
関連記事
読者の興味をたった10行で惹きつけ、最後までブログ記事を読んでもらえるブログリード文の書き方については以下の記事でご紹介しています。
直帰率・平均閲覧PV数・平均滞在時間など、重要なアクセス指標を左右する要素になるので必ず抑えておきましょう。
ブログ記事の話の構成を決める小見出し<目次構成>
ブログの本文であるミドルパーツは”小見出し(章タグ)”と”本文”によって構成されます。
ブログミドルパーツ
- ブログ小見出し(目次)・・ブログ記事の話の構成を決める章タグ
- ブログ本文・・・読者に読みやすく、知りたい事を分かりやすく伝える本文
ブログ記事はどんなに良い情報であったとしても、ただ文章を並べただけのものでは意味がありません。
「どのテーマについて、どのような視点で、どのような話の展開なのか?」が整理されている必要があります。
この記事の目次構成は以下の通りです。
この記事の目次構成
H2:ブログ記事の基本構成5つのパーツとは?
H3:ブログ記事の顔となるタイトル
H3読者を本文に引き込む”導入文章(リード文)”
H3:ブログ記事の話の構成を決める小見出し
H3:読者の検索ニーズを最大限に満たすブログ記事の文章構成の作り方
H3:ブログ記事の収益性を左右する”ボトムパーツ”
H3:【ブログ記事の構成例】5つのブログ構成テンプレート
H2:ブログ記事構成テンプレート①:口コミ系ブログ記事
H2:ブログ記事構成テンプレート②:手順系ブログ記事
H2:ブログ記事構成テンプレート③:原因系記事
ブログ記事構成テンプレート④:解決系ブログ記事
ブログ記事構成テンプレート⑤:まとめ系記事
H3:ChatGPTを活用してブログ記事の目次・文章構成を練る方法
STEP1:ブログ記事の方向性を決める
STEP2:ざっくりとブログ記事の目次を作らせる
STEP33:理想のブログ記事構成になるまでやりとりをする
STEP4:ブログ記事の目次(小見出し)にSEOキーワードを入れ込む
H3:まとめ
上記のように目次を見ただけで「この記事では何について書かれているのか?」が一目瞭然になっていないといけません。
この記事ではブログ記事の話の展開を決めるこの目次構成の作り方についてこれから丁寧に解説していきます。
またWordPressブログでは、H2やH3といった小見出しタグを使うことで、読者だけでなく検索エンジンから見てもどういう構成になっているのか分かりやすい構造にしてあげる必要があり、SEOの観点からも小見出しタグを使い方をマスターすることは必須です。
SEOを最大化する小見出しタグの使い方に関しては以下の記事で解説しているので「Hタグって何?」という方は必ず以下の記事をご覧になる事をおすすめします。
ブログ記事のメインコンテンツとなる本文
ブログ記事の大枠を決めれば、メインコンテンツであるブログ記事本文の執筆になります。
ブログ記事の文章構成における基本的な流れは、記事の種類にもよりますが、以下のものが一般的です。
ブログの文章構成の基本
- 問題提起
- 解決策の提示
- 具体例で解説
- 結論
ブログにおける文章構成は物語のような起承転結ではなく、結論先行で話を進めていきます。
まずは「○○になると感じていませんか?」という疑問や「○○で困っている」という課題を読者に投げかけ、「それが知りたかったんだ」という問題を読者と共感します。
その上で、「○○を意識した△△が必要だ」と解決策を提示し、具体例を示すことで、読者や検索エンジンに有用なコンテンツとして評価してもらえます。
ブログ記事の種類毎によって読者ニーズは異なるので、以下を意識した文章構成をしていきましょう。
ブログ記事の種類 | 読者が求める情報 |
---|---|
まとめ系の記事 | その言葉の定義・要素・流れ・手順など広く網羅されている。 |
レビュー系の記事 | 値段の相場や他商品との比較など購入の検討がしやすい |
原因系記事 | 全ての原因が網羅されており、自分の症状にあてはまる |
操作系記事 | ツールに関する操作手順がわかりやすく整理されている |
ノウハウ系記事 | 独自の観点での問題解決手順が示されている |
ブログ記事は上記のように5つのタイプがあり、”基本となる文章構成の型”は変わります。
次の2章で5つの記事タイプ毎の”ブログ記事文章構成テンプレート”を紹介していますので、この記事に書いてある通りにブログ記事を書いていけば、ブログ初心者でも読者に信頼と興味を与えるブログ記事がかけるようになっています。
上記のブログ記事の種類毎の文章構成の方法については、この記事の後半で詳しく解説します。
読者を次の行動へとつなぐまとめ文
ブログの本文の後に続くパーツが”ボトム”です。ボトムパーツは以下の2つによって構成されます。
ブログボトムパーツ
- まとめ・・ブログ記事の要約をして、次なるアクションに導く
- CTA・・・読者に製品やサービスを提案
ブログ記事を最後まで読んだ読者がたどりつくのが”まとめ”であり、まとめはブログ記事の単なる要約であってはいけません。
なぜなら1つの疑問・課題を解消できれば、必ず次なる疑問や悩みが必ずでてくるからです。
まとめとは単なる要約ではなく、”読者への提案”でなければいけません。
「ここまでができれば次はこういうことを考える必要があります。」といった読者の次なる行動を提案するなどの文章を入れ込む事が大事で、「ブログ記事を見ていけば必ず最終的に商品をおすすめするページにたどり着いている。」という導線作りがブログで収益を得るために欠かせない要素になります。
まとめ文章を上手く作ることでブログ記事の導線を作り上げ、収益性の高いサイトの作り方は以下の記事で解説しています。
関連記事
収益ページへとつなげるCTA(オファー文)
まとめ文の最後には以下のようなバナーリンクが設置されている事が多いです。
https://www.xserver.ne.jp/blog/から引用
上記の画像はブログノウハウを提供している最大手といってもいいくらいのXserverブログさんから拝借したものになりますが、上記のような画像バナーがCTA(コール・トゥ・アクション)と呼ばれるリンクの事を言います。
別に有料でなくても”無料テンプレートプレゼント”とか”ノウハウがまとめられた無料PDFを限定公開中”など、ブログだけでなく副業SNSアカウントであれば似たようなことをしています。
別に収益に関するものでなくても構いません。
CTAサンプル
次はこの記事を読もう👇
👉 ChatGPTでブログ記事本文を書く方法とプロンプトテンプレート
上記のように次に読んでほしい記事や関連記事のおすすめでもOKです。
ブログ記事はただ文章を書くのではなく「何のために」という目的を持つ事がとても重要になります。
2.ChatGPTを使ってブログの目次構成を考えたほうがいい3つの理由
2.【ブログ記事の構成例】5つのブログ構成テンプレート
では実際に”ブログ構成例の作り方”について、説明したいと思います。
ブログ構成の型として、大きく以下の5つのタイプに分けることができます。
5つのブログ構成の型
- 「レビュー」などの自分の感想を書く【口コミ系記事】
- 「●● 方法(コツ)」などの解決方法を書く【ノウハウ系記事】
- 「●● 使い方(やり方」などの操作方法を書く【手順系記事】
- 「●● 痛い(壊れた)」などのトラブルを書く【原因系記事】
- 「●●とは?」等の定義・意味を書く【定義(まとめ)系記事】
”文章を構成する型”というのは、上記のように記事の種類毎にある程度決まってくるので、上記5つの文章テンプレートを使いわけられるようになれば、【説得力あるブログ記事】を書けるようになります。
ブログ記事構成テンプレート①:口コミ系ブログ記事
ブログ初心者にとって最も書きやすいテーマが【体験談・レビュー系記事】です。
「実際に使ったことのある商品」・「自分が経験した体験談」、「住んでいる地域の関連すること」など、調べ物をせず、素直に記事を書く事ができるので、ブログに書きなれていないのであれば、まずは「口コミ系」の記事を書くことをおすすめします。
口コミ系ブログ記事の構成例
以下は「有料WordPressテーマのSwellの口コミ記事」の記事構成例になります。

レビューで重要な要素として以下の3つのポイントです。
レビューをする上で「ライバル商品と何が違うのか?」という差別化をした上で、レビュアーとしての自分の個性を出さないといけません。
具体的には「1章で商品の特徴を説明」し、「2章で商品の中身をわかりやすく紹介」して、「どういうことを重視するならこの商品はおすすめなのか」という章構成がおすすめになります。
レビュー系ブログ記事の構成を考える上でのポイント
またレビュー記事を書く上で、以下の質問を取り入れる構成が望ましいです。
口コミ記事構成チェック
- あなたはこういう性格の人ですか?
- じゃあこういうデザインを好みますか?
- 予算としてはだいたいこれくらいですか?
- こういう機能を付いている方が良いなと思いますか?
- じゃあこの商品をおすすめしますが、買いたいですか?
セールストークは話の上手さより【「私もそうだ。」という相手との共通点をいくつ積み上げられるか?】が重要です。
多くの商品をあれこれと紹介するのではなく、ターゲット読者に対して「あなたにおすすめなのはこれですよ」と最もおすすめの商品を提案する記事こそが理想のレビュー記事・体験記事であるといえます。
おすすめ記事
アフィリエイトにはセルフバックというアフィリエイターのための仕組み(プログラム)があります。
この仕組みを上手く使えば、初期資金として10万から20万円前後稼ぐこともできますし、化粧品やファッション関係であれば1回限りですが、かなりの割引率で商品をお得に買うことが出来ます。
この仕組みは、自社商品をアフィリエイターの皆様にしてもらうための取り組みなので、安心して活用することができます。詳しくは以下の記事で解説しています。
ブログ記事構成テンプレート②:手順系ブログ記事
口コミ系ブログ記事に続いて書きやすいのが、アプリの操作方法ややり方の手順に関する【手順系ブログ記事】です。
「アプリをインストールしたけれど使い方がわからない。」、「これまでに他の本や記事を見て書いてある通りにしているけれど上手くいかない。」という状況に読者が陥ってときに検索するキーワードになります。
手順系ブログ記事の構成例
以下は【サーチコンソール 使い方】に関する記事の目次構成例です。

手順系記事の目次構成でのポイントは以下の3つです。
やり方を教える上でのポイントは「出来る人の目線で考えないこと」です。
少し教えて出来る人なら、他の記事をみてすでに出来ているはずです。そのため「なぜ失敗するのか」・「失敗するとしたらどのようなパターンがありそうか」を先回りしておいて、ミスを潰すようにブログ記事を書いていくことを心がけましょう。
わかりやすい手順系ブログ記事を書くコツ
操作・手順というのは、読者にとって読みやすさ・わかりやすさが全てです。
そのためには、文字だけでなく画像をフル活用してブログ記事を書くようにしましょう。
わかりやすく伝える3つのコツ
- スクリーンショットなどの画像を使う。
- 説明は簡潔に箇条書きでする。
- 説明をはしょらず丁寧にする。
また「画像を差し込めばわかるだろう」と考えるのもNGです。
ブログでなく、実際に対面で教えてみると「そう思考したか」とか「そう考えるんだ」など、自分では想像できない方向に行ってしまう人も多いです。そのため手順系ブログ記事を書くたびに知人や家族など、全く予備知識がない人に読んでもらって感想をもらうなど、第三者の意見を取り入れるようにすることがおすすめですよ。
ブログ記事構成テンプレート③:原因系記事
「●● できない」や「●● 原因」などで検索されるのが【原因系ブログ記事】です。
こういった検索キーワードを打ち込む読者は「なぜ上手くいかないのか」という理由がさっぱりわからない状態です。
そのため「狭く深く」ではなく、「広く浅く」情報を網羅して、原因を特定できるような記事構成にしましょう。
原因系ブログ記事の構成例
下記は【ブログ アクセス 伸びない】に関するブログ記事の目次構成例になります。

原因系ブログ記事の目次構成を練る上で意識したいポイントは以下の3つです。
原因系ブログ記事では「○○が上手くいかない時は、どのような原因が考えられるか」という要素を全て網羅した上で、「あなたは特にどれが当てはまりますか?」という診断をし、「診断にあった対処法を提示する」ように話の構成を考えていくのがおすすめです。
読者の悩みを解消する原因系ブログ記事を書くコツ
原因系記事を書く上で、ネックになるのが知識と経験ですが、ChatGPTを上手く活用することで、調べながらブログ記事を書く事ができるようになります。
以下のテキストはChatGPTに【SEO対策に必要な要素を箇条書きに全て洗い出してください。】という問い(プロンプト)を打ち込んだ場合の回答をそのままコピペしたものになります。
SEO(Search Engine Optimization)対策には様々な要素が影響を与えます。以下は、基本的なSEO対策に必要な要素を箇条書きにしたものです:
- キーワードリサーチ:
- 適切なキーワードの選定
- 競合調査を通じた効果的なキーワードの特定
- コンテンツの最適化:
- キーワードを自然に組み込んだ高品質なコンテンツの作成
- タイトル、見出し、メタデータなどの最適化
- 技術的な最適化:
- サイトの高速化と応答性の向上
- モバイルフレンドリーなデザインの確保
- 内部リンク構造:
- 適切な内部リンクの設定
- サイトマップの作成と提出
- 外部リンクの管理:
- 高品質な外部リンクの獲得
- 悪質なリンクの回避と除去
- ユーザーエクスペリエンス:
- 見やすく、使いやすいデザインの確保
- 良好なユーザーエクスペリエンスの提供
- ソーシャルメディア活用:
- ソーシャルメディアプラットフォームでの存在強化
- シェア可能なコンテンツの制作
- ローカルSEO:
- 地域に特化したキーワードの活用
- Google マイビジネスの最適化
- アナリティクスとモニタリング:
- ウェブ解析ツールの導入と活用
- トラフィックとランキングのモニタリング
- コンテンツの更新と追加:
- 定期的なコンテンツの更新と追加
- 新しい情報やトレンドに対応したコンテンツの提供
これらの要素を組み合わせて、包括的なSEO戦略を構築することが重要です。SEOは常に変化する領域なので、最新のトレンドや検索エンジンのアルゴリズムの変更にも注意を払う必要があります。
ChatGPTの回答
ChatGPTは、これからブログ構成を練る上で絶対に活用すべきツールですので、必ず使い方をマスターしておきましょう。
必読記事
以下の記事ではChatGPTの命令文(プロンプト)の書き方についてわかりやすく解説しています。「chatGPTではどのような文章を書けるのか」、「どのような命令を書けば自分が求めている文章回答が返って来るのか」に関するノウハウをすべて公開しています。
ブログ記事構成テンプレート④:解決系ブログ記事
ある程度のブログ記事を書き、知識や経験が溜まってきた頃に書いていく記事が、ノウハウや解決方法をお伝えする「解決系ブログ記事」です。
読者の悩みを解決するための商品リンクを貼ることも多いため、収益性を左右するCV(コンバージョン)ページ・キラーページとも言われます。
ノウハウ・解決系の記事を検索する読者は、「すでに様々な記事を見て、自分で試してみた。上手くいかなかった。」という経験をしています。そして自分の書いたノウハウ系の記事にたどり着き、最後まで読んで「これだ!」と思ってもらえたとしたら、その記事の最後で「おすすめのツールはこれですよ」とか「ノウハウを全てコチラの記事で公開していますよ」というリンクを貼れば、読者は強く興味をひきつけられます。
最優先で書いていきたいタイプのブログ記事になります。
解決系ブログ記事の構成例
以下は【ブログ記事のPV単価の上げ方】という記事のブログ文章構成の例です。

解決系ブログ記事を書く上でのポイントは以下の3つです。
- 1章:挫折している読者に希望(目標)を与える。
- 2章:自分が実行して上手くいった方法を提示する。
- 3章:読者が何をしないといけないかの宿題を与える。
解決系の検索をする人は「9割の人が自分なりにやってうまくいかなかった人たち」です。
そのためまずその気持ちを汲み取ってあげる事が必要です。その上で、2章では上手く言った方法を具体的に提示し、説得力を出した上で、3章で「解決のための具体的な方法」を伝えるようにしましょう。
ファンを獲得するためのノウハウ系ブログ記事の構成のポイント
読者に強く訴求するために必要なのは「証拠」と「具体性」の2つです。
「私は●つの取り組みをして、それぞれ■■の成果が出ました。その証拠が以下の画像です。」などの根拠があれば一番ですが、実績がない場合がほとんどだと思うので、その場合は引用によって権威・専門性を演出しましょう。
自分の考えを根拠を持って主張できれば、後は具体性です。
僕のブログでは箇条書きで書くことを心がけています。「具体的にこうしましょう。」というものがなければ、行動に移せないからです。可能な限り5W1Hを意識して具体的に書くことを心がけましょう。
おすすめ記事
以下の記事では、わかりやすい説明をするための方法についてお伝えしています。ブログに役立つ話術(話の論理展開力)だけでなく、自分のこれまでに学んできた経験や知識をノウハウにするための方法についてもお伝えしているので、必見の内容となっています。
ブログ記事構成テンプレート⑤:まとめ系記事
最後に「とは系・まとめ系」といわれる記事になります。
ブログカテゴリの場合であれば以下のようになります。
検索キーワードの型 | ブログカテゴリでの例 |
---|---|
○○ とは | ブログで稼ぐとは?、ブログで収入を得るには? |
○○ 意味 | ブログマネタイズの意味、ブログをする意味 |
○○ まとめ | ブログの稼ぎ方の全手順、ブログの始め方、ブログ 収益化 方法 |
ブログをこれから始めようと思っている初心者の人たちは、専門用語が全く知らない状態です。
そのためまず言葉の意味を調べたり、全体像の把握、これからしていかなければいけない作業の流れという概要を知りたいと思っているので、様々な情報が薄く・広く網羅されているページがまとめ・定義系の記事になります。
まとめ系記事のブログ構成例
まとめ系記事の文章構成の例として以下のようなものが挙げられます。

定義(まとめ)系の記事で文章構成を考える際は、以下のポイントを意識して目次を構成しましょう。
まとめ記事の文章構成のコツ
- 1章で「●●とは」という”用語の説明”や”これから目指すべき目標”を提示する。
- 2章で「どのような要素」が存在するのかを”過不足・重複なく”読者に紹介する。
- 3章で「どのようなプロセス」になるのかを”可能な限り細かく分解”し、手順化する。
- 4章で「成功するためのポイントやコツ」といった”ノウハウを伝授”し、読者にオファーを提案する。
この記事を読むだけで、ブログで集客し、稼ぐまでの方法といった全体像がわかり、効率よく稼ぐにはどのようなポイントがあるのかというノウハウまでが紹介されていれば、最高のまとめ記事となります。
まとめ系記事を作る場合、「お互いに」、「重複せず」、「全体に」、「漏れがない」というMECE(ミーシー)というロジカルシンキングの思考フレームワークが非常に参考になります。
まとめ系記事を作るタイミング
まとめ系記事は薄く広くしかカバーできないので、詳細な情報を伝えられません。
そのため、より詳細に解説したロングテールキーワード記事を事前に作成しておき、内部リンクとして埋め込む必要があります。ブログのカテゴリを作りこんでいく手順としては以下の通りです。
ブログカテゴリ設計例
- どのようなカテゴリを作るかのコンテンツ設計をする。
- そのカテゴリでいくつの検索ニーズが存在するのかのニーズ調査をする。
- それぞれのニーズに対応するロングテール記事を書く。
- すべてのロングテール記事を書き終えたら、まとめかカテゴリ記事を作成する。
個別のブログ記事(ロングテール記事)で攻略するのは、検索ボリューム1000以下が基本で、それ以上の月10000以上の検索キーワードは【カテゴリページ】か【まとめページ】で攻略することになります。
ChatGPTを活用してブログ記事の目次・文章構成を練る方法
ここまでブログ記事の目次・文章構成の5つの型についてお伝えしてきました。
しかし、ブログの目次・文章構成を練ることは簡単なことではありません。
そこでおすすめしたいのが、ChatGPTを使って、ブログの文章・目次構成を作る方法です。
STEP1:ブログ記事の方向性を決める
ではまず以下のを参考にChatGPTへのプロンプト(命令)を打ち込んでみましょう。
すると以下のような回答が返って来ます。

STEP2:ざっくりとブログ記事の目次を作らせる
次に上記の続きとして以下のようなプロンプトを打ち込んで見ましょう。
ChatGPTが生成した目次をそのまま貼り付けたものが以下になります。
「簡単にできる!魅力的なブログ記事の構成術」というブログタイトルに基づいた目次を作成しました。
- はじめに
- ブログ記事の重要性
- 魅力的な構成のメリット
- ブログ記事の基本構成
- タイトル
- リード文
- 本文
- 結論
- 効果的なタイトルの付け方
- 読者の興味を引く言葉
- キーワードの活用
- 簡潔でわかりやすい表現
- 魅力的なリード文の書き方
- 読者の関心を引く方法
- 記事の概要を伝えるコツ
- リード文での問いかけ
- 本文の構成術
- 段落と見出しの使い方
- 見やすいレイアウトとフォーマット
- サポートするデータや画像の活用
- ストーリーテリングの技法
- 読者を引き込むストーリー展開
- 個人的な経験やエピソードを織り交ぜる
- 感情を動かす表現方法
- 結論の書き方
- 主要ポイントのまとめ
- 行動を促す呼びかけ
- 読者に残るメッセージ
- SEOを意識した構成
- キーワードの配置と密度
- 内部リンクと外部リンクの活用
- メタデータとスニペットの最適化
- 読みやすさを向上させるテクニック
- 箇条書きやリストの活用
- 強調や引用の使い方
- 余白と行間の調整
- まとめ
- 魅力的なブログ記事の構成の重要性
- 実践するためのヒントとアドバイス
この目次に沿って記事を書けば、読者にとってわかりやすく魅力的なブログ記事が完成するでしょう。
ChatGPTの回答を引用
STEP33:理想のブログ記事構成になるまでやりとりをする
上記のままでは10章構成になり長くなりすぎるので、今回は以下のプロンプトを打ち込みました。
その回答が以下になります。
「簡単にできる!魅力的なブログ記事の構成術」というブログタイトルに基づいた3章構成の目次を作成しました。
- 魅力的なブログ記事を書くための基本
- 1.1 タイトルの重要性と付け方
- 読者の興味を引く言葉
- キーワードの活用
- 簡潔でわかりやすい表現
- 1.2 リード文の書き方
- 読者の関心を引く方法
- 記事の概要を伝えるコツ
- リード文での問いかけ
- 1.3 本文の基本構成
- 段落と見出しの使い方
- 見やすいレイアウトとフォーマット
- サポートするデータや画像の活用
- 読者を引き込むテクニック
- 2.1 ストーリーテリングの技法
- 読者を引き込むストーリー展開
- 個人的な経験やエピソードを織り交ぜる
- 感情を動かす表現方法
- 2.2 魅力的な結論の書き方
- 主要ポイントのまとめ
- 行動を促す呼びかけ
- 読者に残るメッセージ
- 2.3 読みやすさを向上させるテクニック
- 箇条書きやリストの活用
- 強調や引用の使い方
- 余白と行間の調整
- SEOを意識したブログ記事の最適化
- 3.1 SEOの基本とキーワード戦略
- キーワードの配置と密度
- 内部リンクと外部リンクの活用
- メタデータとスニペットの最適化
- 3.2 読者のニーズに応えるコンテンツ作成
- 読者の質問に答える内容
- トピックの深堀りと関連情報の提供
- 継続的な更新と改善
- 3.3 記事のパフォーマンス分析と改善
- アナリティクスの活用
- 記事の評価とフィードバックの収集
- 効果的な改善策の実施
この目次に沿って記事を書くことで、3章構成のシンプルで魅力的なブログ記事が完成するでしょう。
ChatGPTの回答を引用
STEP4:ブログ記事の目次(小見出し)にSEOキーワードを入れ込む
ここからは手作業です。このブログで狙いたいSEOキーワードを小見出しに入れ込み、目次としてまとめたものが以下になります。
簡単にできる!魅力的なブログ記事の構成術
1.ブログ記事を構成する3つのパーツ
1.1 ブログタイトル
1.2 ブログリード文
1.3 ブログ本文の基本構成
2.読者を引き込むブログ記事構成のテクニック
2.1 読者を引き込むストーリテリング
2.2 魅力的な結論の書き方
2.3 読みやすいブログ記事を作るための構成のコツ
3.SEOを意識したブログ構成案を練るためのポイント
3.1 SEOキーワードとブログ記事の構成
3.2 読者ニーズに対応したブログ記事構成例
3.3 アクセス分析とブログ記事構成の関係性
慣れは必要ですが、こつさえ掴めばたったの数分で目次の構成を練り上げられるようになります。
上記のほかにも、ブログでChatGPTの活用テクニックを以下の記事でご紹介しているので是非参考にしてみてください。
まとめ
ここまでブログ記事の構成の5つの型(テンプレート)とChatGPTを活用したブログ記事の目次構成の方法についてお伝えしてきました。マスターしてもらいたいこととしては「ChatGPTを活用して目次を作らせ」、「生成された目次をカスタマイズ」できる2つの力です。
あくまでもChatGPTに作らせるのは、ブログ記事構成の雛形(たたき台)であり、それを元にオリジナルのブログ記事構成を練っていく事が重要になります。
ChatGPTで生成されたデータをそのまんまコピーするのであれば、人が書くブログは必要なくなっていきますが、実際はそんなことにはなりません。
ChatGPTに打ち込むプロンプト次第で生成されるデータは変わるので、ChatGPTへの発注能力が求められますし、生成されたデータを元にそこに自分なりの解釈と発想を得て、更に発展させていく事が重要になるからです。
つまりブログは今後、ChatGPTなどのAIを駆使しつつ、オリジナルのコンテンツを発信していく、半自動型ブログ執筆能力が求められるようになっていきます。半自動のブログ作成のためのノウハウは近日中に公開予定をしています。