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レンタルサーバーの選び方【おすすめの人気サーバー5社徹底比較】

WordPressブログを始める最初の第一歩が【レンタルサーバー選び】です。

しかし、ブログ初心者にとって、レンタルサーバ選びは簡単なことではありません。

「様々な専門的な数値が羅列され、どうやって比較すればいいかわからない」・「数値を見せられてもそれが凄いのかどうなのかわからない」からです。

この記事ではブログ初心者でも自分に合ったレンタルサーバーを選べるように以下のことについてお伝えしています。

レンタルサーバーを選ぶポイント

  • レンタルサーバーを選ぶ上で最も重要となるポイント4つ
  • レンタルサーバーのスペックを決める5つの要素
  • 最もおすすめしたい人気のおすすめレンタルサーバー5社の特徴
  • スペックや料金などのレンタルサーバー徹底比較
  • 用途別レンタルサーバーの機能比較

この記事を最後までご覧になっていただければ、最適なレンタルサーバーがどこかわかるようになると思います。

1.レンタルサーバーを選ぶポイントと重要となる指標

おすすめのレンタルサーバーをご紹介する前に、レンタルサーバーをこれから選んでいく上で【重要となる4つの指標】とサーバーのスペックを決める【5つの要素】について、ご紹介したいと思います。

レンタルサーバーを選ぶ際の4つのポイント

レンタルサーバーを選ぶ上でのポイントは以下の4つになります。

レンタルサーバー4つのポイント

  • パフォーマンス: 表示速度や稼働率が重要。目標PV数で最適なプランは変わります。
  • サポート: 夜に作業することが多いブログは24時間チャットサポートがあると便利です。
  • バックアップ: 自動バックアップ機能の有無も確認しておくと安心です。
  • コスト: 初期費用や毎月のコストが予算に合うかどうかも重要です。

上記の4点を総合的に満たしたレンタルサーバーが以下の5社になります。

おすすめレンタルサーバー5社

  • Xserver
  • シンレンタルサーバー
  • Conha Wing
  • さくらインターネット
  • ロリポップ

このうち、どのレンタルサーバーがおすすめであるのかは、目的や用途で変わりますので、この記事では規模毎に最もおすすめのレンタルサーバーについてご紹介していきます。

レンタルサーバーのパフォーマンスを決める5つの指標

レンタルサーバーを選ぶ際に【パフォーマンス】は非常に重要なポイントです。

ブログSEOにおいて【表示速度の速さ】というのは、とても重要な指標です。特に月間数万~数十万PV規模を目指すのであれば、アクセスが集中しても回線が遅くならない安定性が重要になります。

パフォーマンスの5要素

  • CPUとメモリはサーバーの処理能力に直接影響し、高負荷のアクセスに耐えられるスペックが必要になります。ワードプレスでメモリが不足するとページ読み込みが遅くなり、ユーザーが離れる原因・SEOに悪影響を与えます。
  • サーバーのストレージにはHDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)があり、SSDの方が読み書き速度が速いため、ウェブサイトの表示速度も速くなります。SSDの方が高速で安定したパフォーマンスを提供します。
  • アクセスが集中する時間帯に応じて同時処理数を増やす設定ができるサーバーや、負荷分散を行う機能を備えたサーバーは、安定性が高く、多くのアクセスに対応しやすいです。
  • キャッシュ機能は、サーバーの負荷を軽減し、ページの表示速度を向上させるために重要で、キャッシュを活用することでパフォーマンスが大きく向上します。キャッシュを最適化するオプションやプラグインが豊富なサーバーは、SEO対策としても効果的です。
  • 月間の転送量もパフォーマンスに関連します。転送量が不足すると、アクセス制限がかかったり追加料金が発生したりするため、サイトの規模に合ったプランを選ぶことが重要です。多くの画像や動画を使う場合は特に注意が必要です。

ここまでご紹介した指標がレンタルサーバーを選ぶ上でのポイントになります。

それらを踏まえた上でおすすめのレンタルサーバー5社の特徴についてご紹介していきます。

2.おすすめレンタルサーバー5社の特徴

先ほど紹介した5つの指標をざっくりと比較したものが以下の表になります。

サーバー名CPU/メモリストレージキャッシュ機能同時アクセス処理能力転送量
さくらインターネットプランに応じて変動SSD/HDD独自キャッシュ高め月間1TB~
Conha Wing高スペック構成SSDNginxキャッシュかなり高い月間2TB~
エックスサーバー高スペック構成全SSDW3TC、Nginx非常に高い無制限
シンレンタルサーバープランに応じて変動SSD/HDD独自キャッシュ高め月間500GB~
ロリポッププランに応じて変動SSD/HDDロリポキャッシュ標準的月間500GB~

上記の表を簡単に要約するとそれぞれのレンタルサーバーにおいて以下の特徴が見えてきます。

レンタルサーバー特徴まとめ

  • CPU/メモリ: 高スペック構成を求めるなら「Conoha」や「エックスサーバー」が優れています。さくらインターネットやシンレンタルサーバー、ロリポップも中規模サイトには十分ですが、非常に高いアクセスが予想される場合は上位プランの検討が必要です。
  • ストレージ: 速度重視ならSSDが標準装備されたエックスサーバーやConohaが適しています。さくらインターネットやシンレンタルサーバーはプランによってHDDも選べるため、コスト重視の小規模サイトにも対応可能です。
  • キャッシュ機能: サーバーごとに独自キャッシュやNginxを活用しています。動的コンテンツを扱うサイトでは、このはやエックスサーバーのキャッシュ機能がパフォーマンスの向上に有利です。
  • 同時アクセス処理能力: アクセス集中に強いのは「エックスサーバー」や「Conoha」で、負荷分散やリソース割り当てが優れています。ロリポップも標準的な処理能力を提供しますが、同時アクセスが多い場合には上位プランを検討すると安心です。
  • 転送量: エックスサーバーの「無制限」は、大規模サイトに適しています。一般的なブログや中小規模のサイトであれば、月間500GB~2TB程度の転送量で問題ありませんが、動画や画像が多いサイトの場合、転送量の上限を確認することが大切です。

ではそれぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

Xserver(エックスサーバー)の特徴

エックスサーバーはレンタルサーバー国内一位のシェアを誇る会社であり、法人HPや大規模メディアサイトに圧倒的な支持を得ているレンタルサーバーになります。

Xserver(エックスサーバー)のメリット

このブログはXserverを利用していますが、Xserverが中規模サイト以上に圧倒的な支持を得ている理由には、以下のものがあります。

特徴詳細魅力ポイント
高パフォーマンス高性能CPUとSSDを搭載し、表示速度が速いSEO効果が期待でき、ユーザー体験も向上
無制限の転送量転送量無制限でアクセス数が多いサイトにも対応大量アクセスや大容量メディアにも安心して利用可能
大容量ストレージ400GB~600GBのSSDを標準装備大量のデータや画像、動画を使用するサイトにも適している
無料SSL対応Let's Encryptで無料SSLを簡単に導入可能セキュリティが向上し、SEOにもプラス
自動バックアップ機能データベースやファイルを定期的に自動バックアップデータの消失リスクを抑えられるので、万が一の時も安心
Nginx高速化Nginxサーバーを採用して高速表示を実現アクセス集中時も安定したパフォーマンスを発揮
WordPress簡単インストールWordPressのインストールが数クリックで完了初心者でも手軽にブログを始められる
24時間サポート体制メール・電話サポートを24時間365日体制で提供困った時にすぐサポートを受けられ、安心感がある
高い稼働率(99.99%保証)安定した稼働率を保証サーバーダウンのリスクが低く、信頼性が高い
無料ドメイン取得サービス特定プランでは無料でドメインを取得できるコスト削減になり、独自ドメインでプロフェッショナルに運営可能

上記の表をまとめるとエックスサーバーのメリットは以下の3点であるということができます。

エックスサーバーのメリット

  • 安定性と速度の両立: 表示速度と稼働率の高さで好評で、ビジネスサイトから圧倒的な支持を得ています。
  • 無制限の転送量: アクセス数の多いサイトや画像・動画を多用するサイトでも、転送量の心配をすることなく運営可能。
  • 豊富なサポートと簡単インストール機能: 初心者向けの簡単インストール機能や充実したサポートがある。

Xserver(エックスサーバー)のデメリット

エックスサーバーのデメリットとしては、他のレンタルサーバーと比べて”料金がやや割高”であることがです。エックスサーバーの料金プランをまとめたものが以下の表です。

プラン名月額料金(税込)ストレージ特徴魅力ポイント
スタンダード990円(12ヶ月契約時)400GB(SSD)高速・安定性を重視した定番プランWordPress対応、個人ブログからビジネスサイトまで幅広く対応
プレミアム1,980円(12ヶ月契約時)500GB(SSD)ストレージとスペックが強化され、中~大規模向け高トラフィックにも対応し、画像や動画が多いサイトに最適
ビジネス3,960円(12ヶ月契約時)600GB(SSD)大規模サイトや企業向け、豊富なリソースと安定性企業サイトやECサイトなど、特に安定性が求められる用途に対応
  • スタンダードプラン: 月額990円で大容量SSDと無制限転送量が利用でき、個人ブログでもSEO対策や安定した表示速度が得られます。
  • プレミアムプラン: 多くのリソースが必要な中規模~大規模サイトに最適。高い処理能力と転送量無制限でアクセス増加にも耐えられます。
  • ビジネスプラン: 高トラフィックに対応し、安定性が強化されたプラン。企業やECサイトの運営に理想的です。

当ブログでも利用しているXserverは、高速な表示速度と安定性というスペックを考えるとかなりコストパフォーマンスがいいです。これから本気でブログを運営しようとしているのであれば、本当におすすめしたいレンタルサーバーになります。

Conoha Wing(コノハウィング)の特徴

エックスサーバーと同様スペックを重視するのであれば、ConoHa WINGもおすすめのレンタルサーバーになります。

Conoha Wingのメリット

ConoHa WINGのメリットをまとめた表が以下のものになります。

特徴詳細魅力ポイント
高速表示Nginx + HTTP/2対応、キャッシュ機能で高速表示を実現表示速度が速く、ユーザー体験とSEO効果が向上
料金体系の柔軟性従量課金制も利用可能で、アクセス増加時のコスト管理が容易利用状況に合わせた料金体系で、予算に応じた選択が可能
大容量ストレージ全プランSSDを使用し、300GB~2TBの大容量画像・動画を多用するサイトでもスムーズに利用可能
自動バックアップ機能ファイル・データベースを自動バックアップ(過去14日分保持)データ消失のリスクを抑え、安心して運用ができる
簡単インストールWordPressなどをワンクリックでインストール初心者でも簡単にサイト構築ができる
無料SSL対応Let's EncryptによるSSLを無料で簡単に導入可能セキュリティが強化され、SEO対策にも寄与
国内サポート24時間365日体制の日本語サポートトラブル時に迅速なサポートが受けられ、初心者でも安心
無料ドメイン付き特定プランでドメイン永久無料ドメイン費用が不要で、コスト削減に役立つ
高稼働率(99.99%保証)高い稼働率でサーバーの安定性を保証サーバーダウンのリスクが少なく、信頼性が高い
  • 高速表示と安定性: キャッシュ機能とNginx採用で表示速度が速く、SEOやUXを重視するサイトに適しています。
  • 柔軟な料金プラン: 月額プランだけでなく従量課金も可能で、サイトの成長に合わせたコスト管理が可能です。
  • 無料ドメインとSSL対応: 初心者でも手軽に始められるほか、SEO対策に有利な無料SSLも標準装備で提供されています。

Conoha Wingの料金プラン

ConoHa WINGの料金はエックスサーバーよりもやや高いですが、ベーシック・スタンダードプランであれば誤差の範囲に納まっています。表示速度にかなり優れたサイトだといえます。

プラン名月額料金(税込)ストレージ特徴魅力ポイント
ベーシック990円(36ヶ月契約時)300GB(SSD)高速な表示速度で、個人ブログや中小規模サイト向け初心者向け、手頃な価格でWordPress運用に最適
スタンダード2,090円(36ヶ月契約時)400GB(SSD)より多くのアクセスに対応し、ビジネスサイトにも適合コスパ良くパフォーマンスを求める中~大規模サイトに理想的
プレミアム4,180円(36ヶ月契約時)500GB(SSD)高トラフィックサイトやメディアサイト向けアクセス数が多いサイトでも安定した表示速度が保たれる
ビジネス8,360円(36ヶ月契約時)600GB(SSD)ECサイトや企業向けに設計、強力なパフォーマンストラフィックが多く、安定性が求められる企業サイトに最適

ConoHa WINGは、各プランに合わせて充実した機能とパフォーマンスを提供し、成長に合わせたサーバー選びができる魅力的なサービスです。

シンレンタルサーバーの特徴

シンレンタルサーバーは、エックスサーバー株式会社が提供する比較的新しいレンタルサーバーサービスで、「高速性」と「コストパフォーマンス」を重視しています。

多機能で使いやすく、特にブログやアフィリエイトサイト運営者にとっては非常に魅力的な選択肢です。

シンレンタルサーバーのメリット

シンレンタルサーバーは、個人ブログ・中小企業サイトに特化したブランドで以下の特徴を備えています。

高速性エックスサーバーと同等レベルの高速性を誇り、ブログやウェブサイトの表示速度が速いです。
LiteSpeedを採用しており、WordPressでのページ表示速度が向上します。
料金基本プランが月額500円程度からと手頃な価格帯で、高速性を考えるとコスパが良いです。
初期費用も比較的抑えられているため、コストを抑えたい人にはメリットが大きいです。
操作性管理画面がシンプルで操作しやすく、初心者でも直感的に操作できます。
WordPressの簡単インストール機能も搭載されており、WordPressブログをすぐに立ち上げられます。
サポート自動バックアップ機能が標準搭載されており、データ保護にも安心感があります。
電話・メールサポートもあり、特に日本国内の利用者には安心感が強いです。

シンレンタルサーバーの各プランの料金をまとめた表が以下のものになります。

プラン名月額料金(税込)ストレージ特徴魅力ポイント
ベーシック約330円(12ヶ月契約時)300GB(SSD)個人ブログや小規模サイトに適した低価格プランコスパ良く、ブログや小規模サイト運営に最適なプラン
スタンダード約660円(12ヶ月契約時)400GB(SSD)中規模サイトやアクセスが増えても安定した動作パフォーマンスとコスパのバランスが良く、多用途に対応
プレミアム約1,100円(12ヶ月契約時)500GB(SSD)高トラフィックのサイトやビジネスサイト向けアクセス数が多いサイトにも対応できる安定性と大容量
ビジネス約2,200円(12ヶ月契約時)600GB(SSD)ECサイトや企業サイトに最適な上位プラン信頼性が求められるサイト運営に理想的で、大規模サイト向け

シンレンタルサーバーは、低価格ながら高速かつ安定したサーバー環境を提供しており、初心者からビジネス利用まで幅広いニーズに対応する魅力的な選択肢です。

さくらのレンタルサーバーの特徴

これからブログを始めようと思う方は「1年後も継続してブログを運営できるのか」という不安がある場合も多いと思います。特に昨今では、インスタやXなどが主流になってきているため、企業HPであっても、お問い合わせや見積もりなどのCVツールとしかブログを運用しないというケースも増えてきています。

そういった場合「レンタルサーバーのコストを抑えたい」というニーズが出てきます。そういった方には格安レンタルサーバーがおすすめです。

さくらのレンタルサーバーのメリット

さくらのレンタルサーバのメリットは「コストを抑えたい」「安定したサーバーが必要」「自分に合ったプランを選びたい」になります。

さくらレンタルサーバーのプラン別料金表をまとめた表が以下になります。

プラン名月額料金(税込)ストレージ特徴魅力ポイント
ライト約131円100GB
(HDD)
静的サイト(HTMLサイト)向け個人ブログやポートフォリオなど、低コストで運営可能
スタンダード約524円300GB
(SSD)
小規模~中規模サイトに適した人気プランWordPress利用可能で、動的サイトにも十分対応
プレミアム約1,571円500GB
(SSD)
大容量と高いスペックで安定した動的サイト運営トラフィックが多い中規模サイトに最適、キャッシュ機能強化
ビジネス約2,618円600GB
(SSD)
ビジネス用途や高トラフィック対応企業サイトやECサイトにも十分対応可能、安定性抜群
ビジネスプロ約4,708円800GB
(SSD)
高トラフィックや負荷分散機能が強化大規模サイトや大企業のWebサイト運営に最適

ただ最低でもスタンダードプランを選ぶ必要はあるので、料金としては月額500円前後は必要になってきます。

レンタルサーバーのスペックとしては以下の機能を兼ね備えています。

特徴詳細魅力ポイント
コストパフォーマンス月額料金が安く、プランが豊富で必要なリソースだけを選べるサイト規模に合わせて無駄なくコストを抑えられる
安定性国内サーバーで安定した運用が可能中小規模サイトでも安心して運営ができる
柔軟なプラン選択初心者向けのライトプランから、ビジネス向けプランまでを網羅低価格プランから始めて、必要に応じて上位プランへ変更可能
ストレージの選択肢SSD/HDDから選択可能(プランに応じて)速度を重視するならSSD、コスト重視ならHDDが選べる
キャッシュ機能独自のキャッシュオプションが利用可能動的サイトでも表示速度が改善され、ユーザー体験が向上する
データベースサポートMySQLやSQLiteに対応動的コンテンツにも対応し、WordPressなどもスムーズに導入可能
国内サポート充実した国内サポート体制(チャット・メール・電話)サーバー初心者でも安心してサポートを受けられる
99.99%の稼働率保証高い稼働率を保証サーバーダウンの心配が少なく、信頼性が高い
簡単な管理画面視覚的にわかりやすい管理画面で操作が簡単初心者でも直感的に使えるインターフェース
無料SSL対応Let's Encryptによる無料SSLを簡単に設定可能セキュリティ強化が手軽にでき、SEO対策にもプラス

さくらの一番の魅力は、最初は格安プランで始めて、「ブログを続けられそう、記事数が増えてきたらスタンダードプランに移行する」という”プランの切り替え”であり、ブログが続けられなかった時のリスクを抑えることにあります。中小企業のマーケティングや他の業務を兼任していたり、初心者ブロガーなど、ブログを試してみたものの、続けられなかった時のリスクを考慮したい人におすすめのレンタルサーバーになります。

ロリポップの特徴

さくらのレンタルサーバーと並んで格安料金を提供しているのが、ロリポップです。ロリポップのエコノミープランは月額99円ですが、WordPressを始めるなら最低でも【ライトプラン】にしておきましょう。それでも月額220円とかなりの低価格を誇っています。

ロリポップのメリット

ロリポップの各種プランの料金は以下の通りです。

プラン名月額料金(税込)ストレージ特徴魅力ポイント
エコノミー99円(12ヶ月契約時)100GB(HDD)静的サイト向けの低コストプラン静的なHTMLサイトやポートフォリオに最適で、費用を抑えたい方に最適
ライト220円(12ヶ月契約時)400GB(SSD)小規模なサイトやWordPressが使える初心者向け初めてのWordPressサイト運営におすすめ、手頃な価格で簡単にスタート
スタンダード440円(12ヶ月契約時)500GB(SSD)個人ブログや中小規模ビジネス向けの人気プランWordPress利用に最適なコスパの良さと安定性が魅力
ハイスピード880円(12ヶ月契約時)700GB(SSD)表示速度を強化した中規模~大規模サイト向け高速表示対応でSEOにも有利、大容量でメディアサイト運営に最適
エンタープライズ2,200円(12ヶ月契約時)1TB(SSD)高トラフィックやECサイトに対応する最上位プラン企業向け、トラフィックが多いサイトにも安定性を提供

それぞれのプランに対する特徴は以下の通りとなっています。

  • エコノミープラン: 月額99円の低価格で100GBの容量が利用でき、静的サイトやHTMLポートフォリオを低コストで運営したい方にぴったり。
  • ライトプラン: WordPress初心者に優しく、手軽にサイト運営を始められるプラン。個人用ブログや小規模サイトに理想的です。
  • スタンダードプラン: 月額440円で500GBのSSDストレージを搭載し、安定性と使いやすさを備えたコストパフォーマンスの高いプラン。
  • ハイスピードプラン: 高速表示が求められる中規模~大規模サイト向けで、大容量と表示速度向上でSEO効果も期待できる優れたプラン。
  • エンタープライズプラン: 高トラフィックに対応し、ECサイトや企業サイトでも安心の安定性を提供。1TBの大容量とリソースの充実で信頼性が高いです。

ロリポップは低価格から始められるプランが多く、初めてサーバーを利用する方から、ビジネス用途に使いたい方まで幅広いニーズに応えます。

3.おすすめレンタルサーバーの比較一覧と選び方

ここまでおすすめのレンタルサーバー5社についてご紹介してきました。しかし、どのレンタルサーバーも一長一短でどれを選べば正解か悩まれる方もいらっしゃると思います。

最後にレンタルサーバーを【価格】・【コスパ】・【限界/推奨PV数】の3点を比較したデータをお伝えしますので、自分にとってベストなレンタルサーバーを選ぶことにお役立てください。

おすすめレンタルサーバー30万PV以下の価格帯・比較一覧

ブログの目標値として10万PVが1つの大台として上げられます。

個人ブログであれば、月30万PV規模まで行けば「大成功」部類に入るのではないでしょうか?

以下は、おすすめレンタルサーバー5社の【月30万PVを見込んだプラン】の比較一覧表になります。

サーバー名月額料金データ転送量容量サポート表示速度WordPress対応バックアップ
エックスサーバー1,200円程度無制限300GB(SSD)24時間電話・メール非常に高速簡単インストール自動バックアップ標準
ConoHa WING900円程度から無制限300GB(SSD)メール・チャット非常に高速簡単インストール自動バックアップ標準
シンレンタルサーバー550円程度無制限200GB(SSD)メールサポート高速簡単インストール自動バックアップ標準
ロリポップ!750円程度無制限320GB(SSD)メールサポート高速簡単インストール有料オプション
さくら500円程度1TB/月100GB(HDD)メールサポート標準簡単インストール有料オプション

ロリポップはPVが上がるまでのライトプランでの初期コストは月額220円と安いもののPV数が増える毎に割高であることがわかります。サーバーの引越しは個人ブロガーにとってかなりの負担になるので、PV数が増えれば増えるほどコスパは悪くなります。逆にPV数が低いサイト(月10万PV以下の更新頻度が低いサイトではコスパがよくなります。)

さくらのレンタルサーバ は、上記の価格帯で最も安いですが、容量が100GBとかなりメモリが低いです。メモリを一番食うのが、画像と動画なのでテキストばかりのブログであればコスパは良くなりますが、画像を多く使いたい人にとってはコスパは悪くなります。

シンレンタルサーバーは、容量200GBかつ表示速度は高速かつ月額550円と非常にバランスがとれた構成となっています。個人ブログや中小企業のある程度稼げているサイトをターゲットとしているので、個人・中小規模で本格的にブログを運営する人にとってコスパが良いということができます。

コスパが最大になるケース推奨サイト
さくら
小規模なブログや企業のコーポレートサイトなど、比較的低~中程度のトラフィックを想定しているサイトに向いています。月額費用が低く、プランごとに転送量やストレージが柔軟に選べるため、必要なリソースだけを確保したい人にとってコストパフォーマンスが高くなります。カスタマイズ性もある程度高いので、技術的な知識があれば細かなチューニングも可能です。中小規模のウェブサイト、個人・法人の利用に向いている
ロリポップ
低価格プランから手軽に始められるため、初心者向けや個人ブログ、小規模な趣味サイトにおすすめです。月額費用が非常に安く、標準的なパフォーマンスとキャッシュ機能も備えているため、基本的なWebサイト運営には十分対応可能です。また、利用者数が多くサポートが充実しているので、初めてのサーバー利用でも安心して使えるのが大きな魅力です。個人ブログ、小規模なサイト運営
シンレンタル低価格ながらもSSDストレージとキャッシュ機能を利用できるため、小~中規模のWebサイトでのコスパが良いです。比較的安価なプランでも十分なスペックが確保されているので、趣味のブログや小規模なビジネスサイトに適しています。動的サイトにも対応できますが、アクセスが多くなる場合は上位プランへの移行が必要です。WordPressブログを始めたい方や、安定したサーバー環境を低コストで利用したい
Conohaパフォーマンスと安定性を重視しつつ、価格を抑えたい中~大規模サイトにおすすめです。特にWordPressなどの動的サイトで、アクセス集中時も安定した表示速度を維持したい場合に強みを発揮します。また、独自のキャッシュ機能やNginxによる高速化がデフォルトで提供されており、アクセスが増えてもスムーズなサイト運営が可能です。個人ブログ、中小企業のホームページ、アフィリエイトサイト
ックス
高トラフィックや無制限の転送量が求められる中~大規模サイト、特に多くの画像や動画を使用するサイトでコストパフォーマンスが際立ちます。サーバーのスペックが非常に高く、リソース割り当ても多いため、アクセスが急増することが予想されるサイトにも向いています。SEOや表示速度を重視する人にとっては、費用対効果が非常に高い選択です。WordPressブログ、コーポレートサイト、中規模〜大規模のウェブサイト

おすすめレンタルサーバー5社のスペック比較一覧

次におすすめレンタルサーバー5社のスペックで比較した表が以下になります。

サーバー名稼働率(アップタイム)表示速度(TTFB)負荷耐性(同時アクセス数)キャッシュ機能CDN対応サポート対応実際のレビュー評価
エックスサーバー99.99%(目安)200ms以下数千アクセスまで対応独自キャッシュ対応あり24時間電話・メール非常に良い
ConoHa WING99.9%(目安)200ms以下数千アクセスまで対応独自キャッシュ対応ありメール・チャット非常に良い
シン・レンタルサーバー99.9%(目安)250ms以下数百アクセスまで対応独自キャッシュ対応ありメールサポート良い
ロリポップ!(ハイスピードプラン)99.8%(目安)300ms以下数百アクセスまで対応独自キャッシュ対応なしメールサポート普通
さくらのレンタルサーバー99.7%(目安)400ms以下数十〜百アクセスまで対応なし対応なしメールサポート普通

レンタルサーバーの安定性・スピード・品質を示す指標としては以下の7つが挙げられます。

  • 稼働率(アップタイム): 目安として、99.9%以上が理想です。エックスサーバーやConoHa WINGは安定して稼働率が高く、長時間のダウンが少ないとされています。
  • 表示速度(TTFB): 300ms以下が理想的な目安です。エックスサーバーとConoHa WINGは特に高速で、シン・レンタルサーバーもかなり速い部類に入ります。
  • 負荷耐性(同時アクセス数): 多くの同時アクセスに耐えられるほど、アクセスが急増しても安定しています。エックスサーバーとConoHa WINGは数千アクセスまで対応できるとされています。
  • キャッシュ機能: 独自のキャッシュ機能があると、ページの表示速度が速くなり、負荷分散も行いやすくなります。
  • CDN対応: CDNを利用すると、世界中のユーザーに対しても高速で安定した配信が可能です。エックスサーバーやConoHa WING、Bluehostは標準でCDNに対応しています。
  • サポート対応: エックスサーバーは24時間の電話サポートがあり、サポート体制が非常に充実しています。
  • 実際のレビュー評価: 各サーバーの実際のユーザー評価です。エックスサーバーやConoHa WINGは特に高い評価を得ています。

スペックだけで考えるのであれば、以下の3つのサイトがおすすめになります。

エックスサーバー高速性と安定性が評価されており、アクセスが増えてもサーバーダウンしにくい
ConoHa Wing表示速度が非常に速く、アクセスが集中しても負荷分散が行われるため安心。WordPress専用の機能も充実
シンレンタルサーバーコストパフォーマンスに優れ、エックスサーバーと同等レベルの高速性能があるためアクセス増にも強い

限界・推奨PV毎のおすすめレンタルサーバー早見表

最後に各種レンタルサーバーの推奨PVと限界PVをまとめた表が以下になります。

サーバー名月額料金目安データ転送量目安容量サポート表示速度WordPress対応バックアップ推奨PV限界PV
エックスサーバー1,200円程度無制限300GB(SSD)24時間電話・メール非常に高速簡単インストール自動バックアップ標準~300万PV約500万PV
ConoHa WING900円程度から無制限300GB(SSD)メール・チャット非常に高速簡単インストール自動バックアップ標準~250万PV約400万PV
シン・レンタルサーバー550円程度無制限200GB(SSD)メールサポート高速簡単インストール自動バックアップ標準~100万PV約200万PV
ロリポップ!(ハイスピードプラン)750円程度無制限320GB(SSD)メールサポート高速簡単インストール有料オプション~80万PV約150万PV
さくらのレンタルサーバー500円程度1TB/月100GB(HDD)メールサポート標準簡単インストール有料オプション~30万PV約50万PV
Bluehost約3ドル(為替変動有)無制限50GB(ベーシックプラン)チャット・電話高速簡単インストール自動バックアップ標準~100万PV約200万PV

ここまでをまとめるとおすすめレンタルサーバの選び方として以下の3つの結論をすることができます。

レンタルサーバーの選び方とその基準

  • エックスサーバーConoHa WINGは、個人ブログでもアクセス数が急増しても安定性があり、成長を見据えた運営に適しています。
  • シンレンタルサーバーは、比較的低価格ながら中規模アクセスに十分対応可能で、コストとパフォーマンスのバランスが良いです。
  • ロリポップさくらのレンタルサーバ は、アクセス数が中程度のブログに適しており、コストを抑えつつも一定のアクセス対応力があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

レンタルサーバーを比較する上で専門的な数値が出てきて、ブログ初心者にとって少し難しく感じられるかもしれません。

レンタルサーバー会社においてプランの変更は容易でいつでも出来ますが、後でサーバーの引越しをするとなるとかなりの労力が生まれます。だからこそ、それぞれのレンタルサーバーにおいて、どこまで発展の余地があるのか?ブログの規模が拡大した際に割高にならないか?、そしてスペックをどこまで重視するのか?を考える事が大切です。

最終的なゴールから逆算するとレンタルサーバー選びで失敗することはまずなくなります。

それぞれの公式サイトへは以下のリンクから飛ぶ事ができます。

>>ブログを始めるなら国内シェアNo.1のエックスサーバー
>>シンレンタルサーバー
>>さくらのレンタルサーバ 公式サイト
>>ロリポップ公式サイト

WordPressブログのインストール手順については以下の記事で解説しています。

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