wordpressをインストールしたばかりの初心者は、「テーマって何?」、「いろんなサイトでおすすめテーマを紹介しているけど、結局どれがいいの?」という疑問ばかりの状態であると思います。
自分の目指すサイト作りにぴったりと合うテーマを選び、サイトを作りこんでいくためには、テーマに関する基礎知識を身に付ける事が重要です。
この記事では、以下のことを解説しています。
- テーマの違いはどこにあるの?
- テーマを選ぶポイントは?
最後まで読んでいただければ、初心者の方でも自分のイメージに合うテーマを選ぶ事が出来るようになります。
ワードプレステーマとはいったい何?
多くの人がイメージするブログ・HPとは、サイト上部にメニューがあり、様々なサイドに読者を誘導したり、興味を惹かれる画像バナーが貼り付けてあル様なものだと思いますが、ワードプレスをダウンロード・インストール直後の状態では、ただ投稿した記事が並び、色もモノクロで非常に寂しい状態で、サイトを作りこんでいく必要があります。
ワードプレスサイト運用で重要な3つのこと
ブログサイトで多くのアクセスを集め、自分が目指すサイトへと成長させるためには、以下の○都濃作業が必要となります。
①:SEO対策
ブログ記事は投稿すればすぐに読者が訪問すると言うわけではありません。作成した記事が検索され、クリックが発生して始めて自分のサイトに読者が訪れます。
ブログは検索流入がメインとなるのですが、そのためには検索で少なくとも2ページ以内に表示してもらえなければほぼクリックは発生しません。作成した記事で検索上位表示を達成することを”SEO対策”といいます。
しかしそのためには、検索エンジンがどのキーワードで表示させるかを伝えるタグなどの様々な知識が必要になるのですが、素人には難しいですよね。
プログラミング知識がなくても、そうしたSEO対策が施されているプログラムファイルがテーマには組み込まれています。
②:サイトデザイン・構造
サイトのここにこの画像を設置したい、このようなメッセージを表示したい。というようなカスタマイズをするためには、本来であればプログラミングを必要とします。
しかし、wordpressテーマは、プログラムが選択肢として落とし込まれています。

ボタン操作で、好きな場所にメニューを設置したり、色を変えたりすることができます。
WordPressテーマの違い
つまり、ワードプレステーマとは、ラインスタンプや定型文のようなものといえます。
プログラムを1から書くわけではないので、難しい知識はいりませんが、予め用意された選択肢から選ぶことしかできません。
そのため、テーマが変われば、カスタマイズできるサイト構造も変わります。
どのようなサイトを作りたいかによって選ぶべきテーマは変わります。
③:記事作成
デザインは、これから作成していく記事にも関わってきます。
以下の画面は記事作成・投稿画面ですが、テーマをインストールすれば、赤で囲った【スタイル】や【タグ】のようなボタンが追加されます。

好きな装飾を選んで、クリックすると以下のようにコードが自動入力されます。

後はテキストを入力してプレビュー画面を見てみると、様々な装飾ができあがります。

もちろん、どのような装飾・加工・デザインが出来るかはテーマによって違います。
失敗しないWordPressテーマの選び方
WordPressテーマとは一体何なのか?ということがわかれば、次は自分のサイトにあったテーマの選び方です。
WordPressテーマを選ぶ上で重要となる4つのポイント
WordPressテーマを選ぶ際は特に以下の5つのポイントを重視しましょう。
1:SEO対策が充実している・信頼されているものを選ぶ
先ほどもお伝えしたとおり、ワードプレスサイトは検索流入がメインです。SNSからの流入ではアクセスの劇的改善は見込めません。
どれほどデザインに凝っても見てもらえないサイトに価値はありません。WEBマーケティングの先に、サイト導線があり、ユーザー教育ページ、クロージングページがあります。
ページの上位表示に関して作りこみがされているかは絶対に調べるようにしましょう。
2.表示速度・サイトパフォーマンスで選ぶ
サイトの表示速度・動作の軽さは、ユーザーの離脱だけでなく、検索エンジンの評価に直結します。特にGoogleは、ユーザーにストレスをかけるサイトを低評価する傾向にあり、表示速度が遅い、クリックなどの反応性が悪いページを嫌がる傾向にあります。
機能を詰め込みすぎて、動作が遅いテーマは避けるようにしましょう。
3.アップデートが頻繁にされているものを選ぶ
WordPressはテーマのほかに、プラグインという追加・補助プログラムをインストールするのですが、WordPress本体と同様、プラグインも頻繁にアップデートがされます。
そのため、本体やプラグインがアップデートされて、表示されない、表示がおかしい、動作しないなどのエラーが起きたりします。そのため、頻繁にアップデートがされているかというのは重要な要素です。
4.サイトの目的に合わせて選ぶ
これは後で詳しく解説しますが、「会社サイトやコンサルタント、コンテンツ販売をしたい人」と「一般ブロガー、アフィリエイター」が求める機能・デザインは異なります。
前者の場合であれば、顧客教育、問い合わせ、資料請求、成約といった導線が作りこみやすく、デザインも権威性や専門性が感じられる装飾が求められることに対して、一般のブロガーは親しみやすい、柔らかい、かわいい、ポップなデザイン、操作が簡単であることを求めます。
ユーザーが明確で「こういったサイトに特化したテーマです。」とターゲットが明確になっているテーマを選ぶようにしましょう。
5.サポート環境・利用者数で選ぶ
テーマをインストールすればボタン操作でカスタマイズできると言っても、用語が理解できなかったり、どのボタンをどう活用すればいいかわからないことはしょっちゅうです。
「アプリの使い方が分からない」という感じになられる方が多いです。
そのため、サポート環境は重要で、それと同じくらいユーザー数は重要です。なぜなら、利用者数が多いということは、ネットで調べれば操作説明に関する記事が見つかる確率が高いからです。
特に初心者は、最初は単純に口コミ数で決めるというのもありです。
自分の好み・目的にあったワードプレステーマの選び方
先ほども触れましたが、サイトに求める機能というのは、人によって変わりますし、どんなデザインが良いかなんて究極は好みで決まります。
口コミ記事で「このデザインはスタイリッシュ」と書いていても、実際にインストールしてみたら「思っていたのと違う」なんてことになりかねません。
自分の感性と他人の評価基準・感性は違うということを理解したうえで、自分のイメージにあったテーマの選び方を最後にお伝えします。
デモサイトでどのようなデザインなのかを必ず確認する
テーマを配布しているサイトには必ずデモサイトがあるので必ず確認するようにしましょう。
デモサイトで見るべきページは3つです。
- サイト全体の構造:どのようなレイアウトが可能なのか。
- カテゴリページデザイン:カテゴリページ・固定ページのデザイン
- ブログ記事サンプル:どのような装飾・加工ができるのか
上記3つのページを見て、自分がイメージに合うかを確認するようにしてくださいね。
ターゲットに関する説明文をしっかりと読む
テーマには必ず開発コンセプトが存在します。
- アフィリエイト・稼ぐことに特化したテンプレート
- 画像や動画などコンテンツを魅せることに特化したテンプレート
- サイト導線・コーポレート導線に特化したテンプレート
上記のようにテーマコンセプトが明確であればあるほど、顧客ユーザーが本当に欲しい機能に特化されています。逆にターゲットがあやふやだと、誰にでも受ける当たり障りのない機能ばかりで、器用貧乏なテーマである事が多いです。
オリジナリティが出せるかどうかで決める
タグの豊富さはオリジナリティに直結します。
選択肢が豊富であればあるほど、当然かぶりは少なくなりますし、使えるタグが少なければ、「このデザイン、他のサイトでも良く見かけるよな」という個性化が難しくなります。
実際はコンテンツの質で決まるので、デザインの豊富さをそこまで重視しなくてもいいと個人的には思いますが、オリジナリティのあるサイトにしたい、オシャレなサイトにしたい、というのであれば、デザインのバリエーションの多さで選んでもありだと思います。
まとめ
WordPressテーマ(テンプレート)は無料のものから有料のものがあります。しかし、当記事で説明したポイントを抑えているテーマというとやはり絞られてきます。
無料テーマでも良いのもありますが、50記事くらい書いた後で、テーマ変更をすれば、ブログ記事の装飾を全てやり直すというかなりの時間コストが生じます。
一番良いのは、最初から自分のイメージにあったテーマを選ぶことです。
当記事で紹介したポイントを全て満たし、ニーズごとのおすすめWordPressおすすめテーマに関しては近日中に公開を予定しています。