ブログ集客において、ブログ記事のタイトルは記事の顔ともいえる非常に重要な要素です。
ブログ記事タイトルはSEOだけでなく、SNSとの連携や内部リンクを設置する点においても重要な役割を果たします。
記事タイトルの4つの効果
- 【記事のPV数】 ブログタイトルはCTRを左右する最重要要素であり、その記事の月間PV数を左右します。
- 【SEO】タイトルタグ(h1)はブログSEOでクローラーが重視する最も重要な要素です。
- 【コンテンツの要約】記事の内容がイメージできる記事タイトルは内部リンクを設置する上でも大きな効果を発揮します。
- 【SNSでの拡散】キャッチーなタイトルはSNSでの拡散に大きな影響を与えます。
ブログ記事タイトルがアクセス(PV)数やブログSEOに及ぼす影響については以下の記事で詳しく説明しています。SEOやアクセス指標に関する基礎知識を知らない方は、先に以下の記事を読むことをおすすめします。
この記事では、「ブログ記事タイトルのつけ方」に関して以下のことについてお伝えしています。
この記事を読めばわかること
- SEOを意識したブログ記事タイトル作成における5つのルール
- ブログ記事タイトルの決め方【キャッチコピー10の型】
- 魅力的なブログ記事タイトルを作るための21のコツ
- chatGPTを活用した誰でも魅力的なキャッチタイトルを作るための方法
高クリック率を叩き出すブログ記事タイトルを量産できるようになりますので、是非最後までご覧になってみてください。
1.ブログSEOを意識した記事タイトル作成の5つのルール
ではまずブログ記事タイトルを作る上で基本となる5つのルールからご紹介します。
①:ブログ記事タイトル文字数の目安は32文字
以下の画像はgoogle検索をした時の画像になりますが、以下の場合、ブログ記事タイトルが見切れています。
ブログ記事タイトルを見切れずに表示させる場合、【32文字以内】に抑える必要があります。長いタイトルをつけ、あえて見切れさせることで「その後の言葉を読者に連想させて期待感を出す」ということが効果的である場合もあるかもしれませんが、基本は32文字以内に抑える事を目標としましょう。
SEOでいえば50文字以下といわれているので、キーワードが入りきらない場合、32文字を多少オーバーしても問題はありません。
②:記事タイトルの前方にキーワードを配置すべき理由
この記事のSEOキーワードは「ブログ 記事タイトル 付け方」を設定しています。
ブログ記事タイトルに埋め込むキーワードは、できるだけ前方に配置するのが望ましいといわれています。
前方にキーワードを埋め込む理由
- SEOの観点において、タイトルの最初にキーワードを配置することで、そのキーワードの重要性が強調されるから。
- キーワードをタイトルの前方に配置することで、コンテンツが関連性の高いものとして検索結果に表示されやすくなるから。
- キーワードが前方に配置されている方が、コンテンツのテーマや内容が明確に伝わりやすくなるから。
- 前方にキーワードを配置した方が読者の関心を引きやすくなり、クリック率の向上につながる可能性が高いから。
キーワードを前に持ってくることは、検索エンジンが記事の内容をより適切に理解するだけでなく、読者もタイトルから内容を推測しやすくなり、ブログの可視性を高めることにつながります。
SEOについて必須記事
タイトルタグ(h1)は、SEOで最も重要なパーツであり、SEOを考える上で欠かせない要素です。ブログ記事を書く前にキーワードリサーチをしていない。ブログSEOについてよく知らないという方は、まず以下の記事に先に目を通すことをおすすめします。
③:メタディスクリプションの設定・編集
検索結果のページでは【記事タイトル】の下に”メタディスクリプション”というテキストが表示されます。
メタディスクリプションを設定しなくてもブログ記事を公開する事が出来ますが、メタディスクリプションを設定しない場合、ページのコンテンツから自動的に抽出したテキストが表示されます。
ブログ記事タイトルとメタディスクリプションは、「ライバル記事との差別化」・「ブログ記事本文の要約」・「読者に対してキャッチーに記事ベネフィットを訴求するパーツ」であるので、ブログ記事のタイトルを考える際に併せて作業することを習慣化しましょう。
WordPress記事の書き方
WordPressブログを立ち上げて間もない、SEOについてあまり良く知らないという場合は、SEO効果を最大化するWordPressブログの投稿ルールの基本を抑えるようにしましょう。多くの記事を書いた後に、全ての記事を修正するということをしなくていいように、WordPressブログ記事の書き方のルールをしっかりと押さえておく事が重要です。WordPress記事の投稿ページで抑えておきたい基礎知識に関する記事は近日中に公開予定です。
④:ライバル記事との差別化
これから紹介する「ブログ記事タイトルの付け方」は小手先のテクニックを押さえればいいというわけではありません。
以下の画像を見てください。下記を見て、それぞれの記事の差を感じることができるでしょうか?
同じような内容に見えたのではないでしょうか?
これから様々なキャッチコピーのテクニックを紹介していきますが、大事なのはライバルの生地との差別化をすることです。テクニックだけに走るとライバル記事と似たような内容になってしまい、逆に量産化された記事の1つになってしまいます。
そうなってしまうと「どうせ同じような内容だろうし、見なくていいや」と読者にスルーされてしまう可能性が高くなります。
大事なのは、読者の興味を惹くテクニックを抑えつつ、ライバル記事と差別化を図るキャッチコピーを生み出すことです。テクニックばかり考えて、個性を失うということになってしまえば、逆効果になってしまうので注意が必要です。
⑤.ブログ記事のタイトルを変更する際のルール
ブログ記事タイトルは一度公開すれば変更が利かないものではなく、いつでもすぐに変更可能です。
しかし、良かれと思ってころころ変えてしまうと「アクセスが下がってしまった。」という結果が悪くなることもあります。そうならないために必ず数値事実に基づく改善をすることを心がけましょう。
1ヶ月ほど期間を空け、AタイトルとBタイトルを試してみて、CTRの変動を比較し、CTRが下がれば前のタイトルに戻し、CTRが上がればしばらく様子を見て、改善の余地がまだありそうであれば、Cタイトルを試してみる。といったように試行錯誤を繰り返していきましょう。
ブログ記事タイトルの変更時期ですが、ある程度のクリック数と表示回数がなければ、数値での比較が出来ないので、月のPV数が50程度になってきてからが目安になります。
アクセス解析の基礎知識
ブログのアクセス数は主観ではなく、数値事実による改良・改善をすることを心がけましょう。サーチコンソールを使ってアクセス解析をしていない・サーチコンソールを連携をしたがあまり使い方がわからない。という方は、まずサーチコンソールの使い方を勉強することをおすすめします。
サーチコンソールの最低限の使い方に関する記事は近日中に公開する予定です。
2.ブログ記事タイトルの付け方【10のフレーズと22のコツ】
ここからは魅力的なブログ記事タイトルを作るための方法についてお伝えしていきます。
ブログ記事タイトル決め方【タイトルコピー10の型】
読者にブログ記事の魅力の伝え方には「代表的な10の型」が存在します。
それぞれ簡単にご紹介します。
① 問いかけ型
情報というものは一般論としての”通説・俗説”というものが存在し、読者が認識している”これまでの考え方”があります。そのままの情報を伝えるのであれば「それは知っているよ」となるので興味はもたれませんが、その認識を疑わせるテクニックが”問いかけ型”です。
- ~がなぜ重要なのか?
- なぜ~しなければいけないのか?
- ~していますか?
上記のように、読者が当たり前に認識していたことについて、改めて考える問いかけをすることで「よくよく考えたらどうなんだろう。」という疑問を刺激したり、「自分の考え方であっているのかな」という不安を与えたりすることで「正解を確かめたい」という興味・関心を惹きつけるテクニックになります。
一般論とは違う自分の考え方を読者に訴求したい場合に効果が期待できます。
②:リスト型
数値というのは、専門性・権威性を出したいときに非常に効果を発揮します。
- 5つの原因とその対処法
- 誰でも○○ができるようになる5つの手順
- ○○を解決する10の方法
数値を使うことで「情報の網羅されている」・「ノウハウが手順化されている」・「自分に当てはまるものがみつかる」など、読者から信頼を勝ち取りやすくなります。数値を使うというのは、他のテクニックと組み合わせてタイトルコピーを作りやすく、ほとんどの記事タイトルに使われているテクニックです。
③:ハウツー型
How to(ハウツー)とは、手順や方法といった”具体的な作業の流れ”に関するものを指します。
- 誰でも簡単に○○するやり方
- ○○にするために重要な△△する方法
- 初心者でも□□ができるようになる△△の手順
ハウツーは先ほど紹介したリスト型と組みせる事が非常に多いキャッチフレーズです。
④:問題解決型
ハウツーよりも更に読者の具体的な課題・悩みに焦点を当てたのが”問題解決型”になります。
- ○○の悩みの人におすすめ!□□で○○を解決する方法
- ○○の課題を解決するために必要不可欠な□□という考え方
- 「○○したい」と考えている人におすすめしたい□□で△△する方法
ブログ記事タイトルの作成おいて重要なのが、特定の読者に焦点を当てることであり、ハウツーや数値を組み合わせることによって、読者の興味を惹きつけるキャッチコピーを作りやすくなります。
⑤:リサーチ型
トレンド情報や専門用語などの定義に関する記事タイトルであれば、リサーチ型のフレーズを使いましょう。
- ○○とは?2024年度版△△まとめ
- ○○は間違い?△△の調査で明らかになった□□という事実
- 実は△△は○○であることが判明!□□している人は要注意!
情報の新しさをアピールするために年数を入れたり、調査や研究結果、政治家や経営者、スポーツ選手などの有名人のセリフを引用するなど”権威”を利用することで、読者の興味を惹きつけるテクニックです。
⑥:リマインダー型
季節モノの記事や読者に心当たりを連想するフレーズが”リマインダー型"のキャッチコピーです。
- もうすぐ○○!□□の準備はOK?
- うっかりしてしまう○○のミス。その原因は□□にあり!
- 忘れがちな○○!うっかりミスを減らすためのおすすめアプリ□選
トレンド記事によく使われるコピーフレーズですが、読者に「自分は確かによくやりがちだ」という心当たりを連想させることにも活用できます。「そうならないように○○がおすすめですよ」という解決に向けて連想させることで「この記事面白そうだな」と読者の興味を喚起することに役立ちます。
⑦:劇場型
驚きや興味の惹くテクニックにドラマチックに表現する”劇場型”という手法があり、映画館で本編が始まる前の映画予告やゲームCMなどでよく使われるテクニックです。
- 8割の人が気付いていない税金の真実。知らない間に○○円損をしている?
- 今すぐ変えないとヤバイ!○○している人の□□のリスク
- ○○円稼いでいる僕が全て暴露します!!やることは□□だけです。
強い言葉を使用したり、恐怖を伝えることは、読者の感情を強烈に揺さぶる効果がありますが、誇張表現になってしまったり、読者に嫌悪を抱かせるデメリットもあるので、使用する場合には注意が必要であることも理解しておきましょう。
⑧:キーワードフォーカス型
特定の読者(職業・年齢)などに絞ったものが”キーワードフォーカス型”です。
- トップセールスマンに共通する○○をする前に準備していること○つ
- 有名芸人から教えてもらった○○の際に△△するためのテクニック
- 高卒25歳の僕でも○○で稼げた□□の手順まとめ
特定の職業や経歴をタイトルに盛り込むことで、読者にインパクトを与える効果が期待できます。
⑨:ストーリーテリング型
物語の一部をタイトルにすることで興味を惹く手法が”ストーリーテリング型”です。
- 知識なしの僕が2年で月収100万円を手にしたブログノウハウとそのまとめ
- 私がFXで1億円まで稼いだ資金を全ロストをして学んだ重要な○つの教訓
- 2代目社長が語る世代交代の際に起きた社員とのトラブル
失敗体験や成功までの過程など、「どうなったんだろう?」や「何が起きたのだろう?」など、詳しく知りたくなるキャッチコピーは読者の興味・関心を強くひきつけます。
⑩:問題提起型
物事には必ずメリット・デメリットがあり、唯一最善の答えはなく、状況に応じて正しい手順や方法は変わります。一般的に○○だといわれていることがある条件の下では間違っている場合もあり、そうした一般常識を覆すキャッチフレーズが”問題提起型”です。
- 「○○はもう古い?」2024年最新の考え方【□□という考え方】
- 「○○の誤解と真実」△△の裏側・握りつぶされていた□□
- ○○の際に△△するのは間違い!△△で起きる3つのトラブルとその回避方法
問題提起型は、読者にこれまでの認識や知識が間違っているかもしれないということで注意を惹き、その後、解決フレーズを組み合わせる事が非常に多いです。
ブログ記事タイトルの付け方のコツまとめ
ブログ記事タイトルをキャッチーに作れるようになるためには、練習あるのみです。
ブログ記事タイトルを付ける際にコツを以下にまとめました。
タイトルキャッチを考える際に参考にしながら、ブログ記事タイトルを作るようにしましょう。
ブログ記事タイトルのコツまとめ
- 質問文や命令文:読者に質問を投げかけることで興味を惹く。
- リストや数値:○つの原因、○手順、○つの方法、コツ○2つ、事例○選など数値を含める。
- 具体性:○○の課題や○○の悩み、○○というやり方など、特定のターゲットを絞ったタイトルにする。
- 適切な文法とスペル::漢字・用語、文法やスペルを間違えて使用していないか確認する。
- 好奇心の刺激: 「○○は間違い?」など一般常識や俗説・通説の逆張りキーワードを盛り込む。
- ユニークな情報::○○という考え方・○○式解決策など独自の視点や方法論を提示する。
- 驚きや衝撃::予想外の情報や驚きの要素を取り入れて、読者の興味を引く。
- 感情刺激::喜怒哀楽など読者の感情面を揺さぶる言葉を使用し、読者の共感を引き出す。
- シンプルさ: 明確で分かりやすいタイトルを心がけ、複数のメッセージを入れない。
- キーワードの設定:本文中で軸となるキーワードを タイトルに含め、記事の要約となるタイトルにする。
- 価値提案::タイトルを読めば記事を読むことで得られるベネフィットがわかる。
- SEO対策: ロングテールキーワードをタイトルに盛り込み、検索エンジン最適化を図る。
- コントロバーシャル:人によって解釈の幅があるトピックに焦点を当て、読者の興味を惹く。
- 季節やトレンド: 季節やトレンドに関連した話題を取り入れることで、読者の興味を引く。
- ドラマチックな演出: エキサイティングな形容詞を使って、タイトルに力強さや興奮を表現する。
- 特典や報酬の強調: タイトルに特典や報酬を強調する言葉を盛り込むことで、読者の興味を引く。
- 目標設定や成果: タイトルに目標達成や成果に関連する言葉を使うことで、読者の関心を引く。
- 緊急性や期限の設定: 緊急性や期限がある情報をタイトルに含めることで、読者の行動を促す。
- エキサイティングなバズワードの使用: SNSでのバズも考慮して、拡散したくなるタイトルをつける。
- 他のメディアからの引用: 他のメディアや有名人の引用を含めることで、信頼性や興味を引く。
- パッケージ化: 【○○まとめ】などタイトルをパッケージ化して、有用な情報源であることを示す。
ブログ記事タイトルキャッチコピー例
ブログ記事タイトルは実際に何度も書きだし、キャッチフレーズの引き出しを増やしていく事が重要です。
この記事のブログ記事タイトルであれば、以下のような候補が考えられます。
ブログ記事タイトル付け方例
- ブログ記事タイトルが重要な理由ブログ記事タイトルが重要な○つの理由
- 誰でもキャッチーなブログ記事タイトルが作れる○つの手順
- ブログのクリック率を劇的に変えるブログ記事タイトルの付け方
- ブログのCTRを8倍に変えたブログ記事タイトルの付け方8つのルール
- ブログ記事のCTRを確認してる?1分で記事の月間PVを2倍にした方法
- ブログ記事タイトル○つの事実【テンプレコピーではクリックされない?】
- ブログ記事のCTR向上につながる10のキャッチコピーテクニック
- ブログ記事で劇的にCTRが変わった記事に共通していた○つの条件
- 【CTRが悪い理由】ブログ記事タイトルでテンプレを使うデメリット
- 【すぐに真似したい】ブログタイトルおすすめキャッチフレーズ22選
ブログ記事タイトルはライバル記事との差別化や記事コンセプトを決める重要な要素になりので、ブログ記事本文を書き出す前に決めるようにしましょう。
3.ChatGPTを使って誰でも読者の興味を惹くキャッチコピーを作る方法
ブログ初心者の方だけの話ではなく、読者の関心・注意・興味を惹く「ブログ記事タイトルを付ける」というのは簡単なことではありません。ブログになれた人でも、ぱっと思いつく記事もあれば、なかなか思いつかない記事もあります。
そうした時のアイデア出しに使えるツールがChatGPTです。
STEP1:ChatGPTにブログ記事タイトル候補をリストアップさせよう
キャッチコピーを作るSTEP1は”ブレスト(アイデア出し)”です。
以下のようなプロンプト【どのような記事で、どのようなターゲット】を書いてください。
すると以下のように様々な視点からブログ記事タイトルコピーのアイデアを出してくれます。
STEP2:ChatGPTを活用してアイデアの具体化をさせよう
では上記で出したアイデアの内、1つに絞って以下のようなプロンプトを記述しましょう。
上記のようなプロンプトを追加すると以下のような具体的なタイトルを書いてくれます。
かなり具体的なブログ記事タイトルになっていることがわかります。
STEP3:ChatGPTの回答の質が悪い時のテクニック
上記では「ブログタイトルに良くありがちな失敗例を入れてくれ」と書きましたが、STEP2で上手くChatGPTにどのようなキーワードを命令すればいいかわからない・ChatGPTの回答が自分が求めるようなものではなかった。という場合があります。
そういった場合は、下記のような読者ニーズ調査に関するプロンプトを画きます。
すると以下のように読者ニーズを整理してくれるので、「どういったキーワードをプロンプトに取り入れるか」のヒントにしましょう。
STEP4:自分が書きたい内容に合うブログ記事タイトルを選ぼう
ブログ記事タイトルは、その記事の要約となる部分であり、記事のストーリーを決めてしまう重要なパーツになります。
例えば「以下のブログ記事タイトルがいいな」と思った場合、続けるプロンプトは以下のようになります。
上記に対するChatGPTの回答は以下のようになります。
このようにブログ記事タイトルを付ける段階でブログ記事の構成がある程度決まってしまいます。
そのため、読者の興味・関心を惹きつつも、自分が書きたいと思っている内容に合う記事タイトルを見つける事が大切です。