「ブログを始めたけどアクセス数が増えない。」・「この調子で100記事書いても今後伸びてくれるのだろうか・・・。」といった不安は、ブログ初心者の方なら誰もが経験することです。
ブログのアクセスアップにおいてやるべきことは大きく以下の3つのアプローチに分かれます。
3つのブログアクセスアップ戦略
- 1記事当りのアクセスを増やし、多くの新規読者を獲得する方法
- 1セッションの当りの平均閲覧数を増やし、PV数を増やす方法
- SNSからの流入を増やして、新規記事を短期間で伸ばす方法
ブログのアクセス数を増やす方法には上記の3つの戦略×3つの戦術=合計9施策に分かれます。
「どのアクセスアップ施策に優先的に取り組むべきか」は”ブログのアクセス状況”によって変わります。
最後まで読んでいただければ、どの施策にこれから取り組むべきかが見つかると思います。
ブログアクセスを増やし方①:1記事当りのPV数を増やす
1つ目のブログアクセスアップ戦略は「検索エンジンからの流入を増やす方法(SEO:検索エンジン最適化)」です。
ブログのSEO対策において重要となるのは以下の3点です。
- 検索ボリュームがあり、攻略難易度の低いキーワードを見つける。
- 掲載順位10位以内を達成し、月間表示回数を増やす。
- 平均CTR(クリック率)を高め、1記事当りのPV数を増やす。
ブログアクセスの見込みは【月間キーワードボリューム】×【表示回数】×【クリック率】で計算されます。
上記の計算式は掛け算である事がポイントで、どれか1つの数値が良くても、1つの数値が悪ければアクセスは改善されません。
3つの数値のバランスを上手く取って、ブログ初心者でもアクセスを増やしていく方法をこれからお伝えします。
ブログアクセスを増やす方法①:検索ニーズのある記事を書く
あなたは記事を作成する前に”キーワードボリューム調査”を行っているでしょうか?
”ブログのアクセス数の上限”は「どれだけの検索需要があるか?」で決まります。
どれだけ良い記事を書けたとしても、検索でヒットしなければ読者に訪問されることはありません。
この記事の月間予測PV数の見込みは以下の通りです。
もし表示順位1位を取れたとしたら月で1000~3000PVほどのアクセスを1記事で稼げる見込みとなっています。
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上記のようなKWリサーチは、少しSEOを齧っていればブログ初心者の方でもしておられると思いますが、KWリサーチはブログ記事タイトルを決めるだけの作業ではありません。1記事で攻略が可能であるのかどうか、記事攻略の難易度を考えて、ブログ記事の作成順位を考えていく必要があります。
以下の記事では検索ニーズだけでなく、検索ボリュームの目安・ボリュームごとの攻略方法まで徹底的に解説しています。
ブログ初心者がアクセスアップを目指す上で一番時間をかけて欲しいこと
KWリサーチをすれば【どのキーワードを選べばいいか問題】がでてきます。
当たり前ですが、ボリュームあるキーワードはライバルも狙っています。ブログ初心者が簡単に検索1ページ表示を達成することなんてできません。
ではどうすればいいのか?
ライバルよりも良い記事を書こうとするのではなく、キーワードツールを使っても簡単には出てこない、ライバルが見落としているキーワードを見つけ出すことに時間を使いましょう。
その理由は【Googleなどの検索エンジンは同じようなコンテンツを検索結果に載せる事を好まないから】です。
「すでにある記事との違い」を出すためには以下の4つのリサーチがとても重要になります。
既存記事と差別化のポイント
- ターゲット読者が検索する言葉にはどのようなものがあるのか?
- 既存の記事とは被らないタイトルにはどのようなものがあるか?
- 共起語・関連語にはどのようなものがあるか?
- 類義語・同義語にはどのようなものがあるか?
以下の記事では、ブログ初心者が最も時間を使うべき”お宝キーワードを見つける方法とその手順”について説明しています。この作業をするかどうかでブログアクセスが大きく変わるので、是非読んでもらいたい記事となっています。
必読記事
ブログアクセス数を増やす方法②:ブログ記事の掲載順位を上げる
上記で説明した検索ボリュームは「その記事で最大どれだけのアクセスを見込めるのか」という”検索市場の大きさ”を表す指標です。
しかしそれは「検索上位表示が出来れば」の話です。
以下の表は2021年に公表された掲載順位とクリック率の関係性を表しています。
掲載順位 | CTR(クリック率) |
---|---|
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
上記のデータを見てみると「検索1ページ目のギリギリの10位でもクリック率は1%程度である」ことがわかります。
つまり「10位以降の2ページ表示されるブログ記事なんか誰も見ない」というわけですね。
新規記事を投稿すると良くても順位が30くらいなので、月に1万回表示・クリック率が0.1%であると仮定すると10000×0.001のたった10PVになります。
ブログのアクセス数を増やすには「1ページ以内の表示(掲載順位10位以下)」が必要不可欠です。
ブログのアクセスが伸びる時期はいつ?
以下の表はこのブログの掲載順位の良いデータです。
掲載順位が10ページ以内できたら3位以内に入ることができれば、上記のようにドカンとPV数が爆増します。
ブログのアクセスが伸びる時期とは何かの記事が1ページ以内に表示された時です。
1ページ以内に入ると表示回数がだいたい8倍から10倍に増え、3位以内に入るとクリック数が10倍以上に増えます。
ブログ初心者がブログのアクセス数を増やすには?
ブログ初心者がまず目指すべき数値は平均掲載順位です。
検索ボリュームとかいろいろな指標がありますが、まずは検索1ページ目に表示させないことには何も始まりません。
そのためにブログ初心者がまず学ぶことは以下の3つです。
ブログ初心者が学ぶべきこと
- 正しいブログのネタ探しの方法を学ぶ。
- ブログ記事の書き方を学ぶ。
- WordPress記事の投稿の仕方を学ぶ。
ブログ初心者が上位表示を達成する記事を書くためには「①最小単位の記事から作り始め」、「②SEOを意識して」、「③読者ニーズを満たす記事を書けるようになる」必要があります。この3つを意識せず、ブログ記事を大量に書いても後で全ての記事を削除、統合、リライトすることになります。
そならないためにもまずは上記の3つについて理解を深めてから、ブログ記事を書くことをおすすめします。
この3つのスキルに関しては以下の記事でそれぞれ詳しく解説しています。
ブログPV数を向上するために必須の作業であるリライト
ブログ記事を書くのは簡単です。結果を無視していいのなら好きに記事を書けばいいからです。
ブログのアクセス数向上対策では新記事を書くことよりも、記事の更新(リライト)が重要になります。
毎月ブログ記事のアクセスを分析し、掲載順位を上げるためにどのようなコンテンツが不足しているのか、どのような内部リンク・関連記事が足りていないのか、少しでもわかりやすい文章にリライトするなど、記事の高品質化・バージョンアップをしなければ、掲載順位をあげることはできません。
沢山の記事を書くのではなく、1つの記事を丁寧に何度も何度も読者が求める品質になるまで改善し続ける。
ブログ初心者の方は記事を量産することよりも、リライトの作業時間を多めに取り、最高の1記事を書き上げる経験を積むことを優先にしてください。
最高の記事が完成する頃には、「こんな感じの記事であればこの程度の検索ボリュームであれば1ページに表示できるんだな。」と感覚としてそれがわかるようになります。
その感覚さえつかめればあとは記事を量産するだけなので、そこからは早いです。
これが多くのブロガーがリライトを重要視する理由です。
ブログアクセスを増やす方法③:クリック率(CTR)をあげる
ある程度の記事数(20記事程度)が出来てきたら、ブログ更新作業として毎月1回は必ずサーチコンソールで分析をする習慣をつけましょう。
大体の目安としては以下のように【検索パフォーマンス>ページ】で見たときに、掲載順位が10であれば大成功です。僕は基本的に全ての記事を20以下にすることを目標としていて、何回リライトしても順位が上がらない記事は削除したり、他の記事と統合するようにしています。
次に掲載順位が上がってきたら確認したいURLをクリックし、クエリの確認をします。
掲載順位1位を取り、適切にCTRを上げる工夫をすれば、上記のようにCTR30~40くらいは達成できます。
ブログアクセス数向上においてCTRが一番重要な指標である理由
ここまで検索ボリュームが少ないキーワードを狙ったほうがいいとお伝えしてきました。
その根拠は「表示1位を取ればクリック率が跳ね上がるから」です。
検索ボリュームが月100程度で全てのキーワードをあわせても1000回程度しか表示されないキーワードだとしても、1位を取れればクリック率は40%を叩き出せます。すると1000×0.4で1ヶ月400PVを獲得できます。
一方大きいキーワードを狙い月に10000回表示されてもクリック率が1%だとしたら10000×0.01で月100PVです。
低品質な記事を量産するとサイトパワーにも影響するので全くいいところなしです。
1.ライバルが少ないキーワードで平均掲載順位10位以内にいれる。
2.そこからリライトを重ね、1位表示を目指す。
3.1位を取れたらクリック率を40%を越えるようにする。
これがブログPV数の増やし方の基本戦略になります。
CTRを高めブログアクセス数アップのためにやるべきこと
CTRの改善に入るのは平均掲載順位が10位以内に入るのが目安です。リライトと並行して、CTR改善作業をすすめていきましょう。
CTR向上はブログPV数改善施策において最もタイパが良いです。なぜならやることは以下のたった2つしかないからです。
CTR改善2施策
- タイトルを変更する。
- メタディスクリプションを書く。
検索エンジンで検索をかけると以下のように「記事タイトル」と「記事の簡単な説明文(メタディスクリプション)」の2つが表示されます。
読者は上記の情報から「自分が知りたい情報は多分この記事に書いてあるな」と予想を立て、クリックし、そのサイトを訪れます。
そのためにすることは奇抜なタイトルを付けるのではなく「ウチの記事はこの情報に特化して、このような切り口で情報を発信しているよ」と”記事を読むことのメリットを簡潔にわかるようにすること”が大切です。
そうしたタイトルをつけるためには、広く浅い情報発信するのではなくて、たった1人のために記事を書くペルソナが設定されていないといけません。
「記事の概要が書けない。」・「キャッチーなタイトルが付けられない。」という場合は、そもそも記事コンセプトが明確でないことがほとんどです。
タイトルの変更をしたいだけだったのに、記事コンセプトの練り直しから記事の大幅な変更をしなければいけなくなるというのは、ブログ初心者じゃなくてもよくあることなので、アクセスを稼ぐ記事を作るために根気よく何度も作り直ししていく事が何よりも重要です。
ブログアクセス数の増やし方②:平均閲覧ページ数を増やす
ある程度、新規読者(訪問)者を検索エンジンから獲得できるようになれば、次は読者1人当りのPV数を増やす施策に入っていきましょう。
ブログのアクセス数を効率的に改善する記事作成の順番
PV数は読者数ではなく【ユニークユーザー(訪問者)数×平均閲覧ページ数】で決まります。
例えば、平均閲覧ページ数が3・月に1000ユーザーのサイトであれば【PV数は3×1000=3000PV】になります。ある程度コアとなる記事さえ作れてしまえば、後はそこを起点として内部リンク記事を作成していく作業を優先していくことにシフトしていきます。
ブログ記事の優先順位
- 新規カテゴリを作成し、ブログ記事を10くらい作る。
- 平均掲載順位が良い記事からリライトを進め10位以内表示を目指す。
- 10位以内表示できた記事から内部リンク記事を作成していく。
- 内部記事を作成できればカテゴリ記事・まとめ記事を書く。
- 新しいカテゴリを作成し、上記の手順を繰り返す。
上記のステップで記事を作成していくには理由があります。
それは検索エンジン(Google)が高品質な記事を求めているからであり、高品質な記事とは1記事で完結するものではないからです。
高品質な記事とは続きの話が用意されている記事
この記事を例にご説明します。
この記事ではブログアクセス数を増やすための様々な施策・アプローチについて解説しています。そのため1つ1つのトピックは簡単にしか説明していません。この記事では、どのようなPV数を高めるための要素をざっくりと説明する事が目的であるからです。
つまりこの記事を読めば、自分が知らなかったことやどのようなことを今後学べばいいかは知る事ができるけれど、具体的に何をどうやってすればいいかは解決されないので、読者はもっと詳細な記事を知りたいと思います。
そういった読者ニーズを解決するのが内部リンク記事(記事中で表示されるおすすめ・関連記事)です。
1つの記事で伝えられるのは1メッセージだけです。
だからこそ「もしこれを深く知りたいならこの記事で解説しています。」と続きの話を用意していくことで、記事の奥行きが生まれ、記事の価値はますます高まっていきます。それが最終的に掲載順位1位を取るために必要な要素になります。
それを示す指標が【平均閲覧ページ数】であり、この指標が高い記事ほど掲載上位を達成しやすくなります。
続きの記事の積み重ねが検索ボリューム攻略の鍵
ここまでブログ初心者の方は「まずボリュームの小さい記事から狙え」といったのも上記の理由からです。
ボリュームの大きい記事はライバルが多いこともありますが、検索ボリュームの大きいワードと比べて抽象度の高い言葉であり、ふわふわした内容の記事になってしまいがちです。
そのため「この話をするならこれもいっておきたいし、この話もしておかなきゃ。」など、関連する要素が増える傾向にあり、先に内部リンク記事を作っておかないと上位表示・攻略することはできません。
将来的に月に1000,10000ボリュームのキーワードを攻略することになっていきますが、それらのワードは事前に複数の記事を作成し、カテゴリページ・まとめ記事でしか攻略できないという理解をしてもらえればOKです。
理想の読者の巡回経路
では次に理想の記事階層についてお伝えしたいと思います。
理想の記事の階層
- LP記事「○○するなら△△の要素があるよ」
- 教育記事「○○で△△であれば□□が原因ですね」
- CV記事「□□の原因であれば△△をすればいいですよ」
基本は上記の3ステップで読者を誘導できる構造が望ましいです。
どの記事もライトなキーワード「ブログのアクセスが伸びない」とか「ブログの書き方」といったようなものから入る事が多く、そこから「PV数が伸びない」・「稼げない」などの原因(悩み)のキーワードに移り、解決記事で「アクセスの上げ方はこちら」と言ったようにアフィリエイトや有料コンテンツの提案に入る流れになっていきます。
これが理想の記事巡回経路です。
どの記事から流入しどのページから離脱するのか
理想のブログサイトとは「どの検索キーワードから出会っても最終的に自分の悩みや知りたい事が書いてあるページにたどり着くことができるようになっているブログサイト」です。
どの記事にも適切な関連記事(内部リンク)が埋め込まれており、読み進めていけば必ず自分が求めている情報・おすすめの商品に出合うことが出来る。
そして読者が離脱するのはほとんどが解決ページ(読者がたどり着く最終ページ)であることが望ましいです。
この記事はブログアクセス数向上の入門編としてLP(ランディングページ)にあたります。そこから、この記事に埋め込んである読者それぞれにあった悩みを解決する教育ページに移ってもらい、最終的に解決ページにたどりついて満足してこのサイトから去ってもらう事が理想です。
実際にはそこまでできていませんけど、最終的にそうなってもらえるように日々ブログ運営をしています。
読者が満足するブログサイトの収益性が高い理由
上記のようなブログサイトの構築が出来れば、1PV当り4円以上の収益性も見えてきます。10万PVでも40万とかの収益を叩き出せます。
なぜなら読者の悩みを解決する記事構成になっているからです。
最初のLP記事で有料コンテンツの紹介やアフィリエイトをおすすめされたら「うざい」とほとんどの読者は感じますが、複数の記事を読み進めていき、最終的なCVページでクロージング「こういった悩みならこの商品がおすすめですよ」と言われたら話は変わります。
自分が悩んでいることに対して直球で答えるものであるからです。
ブログ記事は大きく「新規読者を獲得する記事」・「読者に情報を提供する記事」・「読者にクロージングする記事」の3つに分かれます。
それぞれの記事でやるべきことは変わりますので、3つの記事それぞれに合う記事の書き方を学ぶ事が重要です。
高品質な記事を作ることができればリピーターが増える
1つのブログ記事を何度もリライトし、必要な内部リンク記事を作成し終えたら本当の意味での記事の完成を迎えます。
渾身の力作ともいえる記事は以下のアクセス効果をもたらしてくれます。
高品質な記事がもたらす効果
- ユーザー1人当りの平均閲覧PV数が伸びる。
- ユーザー1人当りの平均滞在時間が伸びる。
- セッションのリピータ率が伸びる。
- 被リンク・いいね数が伸びる。
- ブックマーク・まとめサイトに載る。
読者がいいなと思う記事は、携帯にブックマークしてもう一度時間があるときに読もうと思います。するとリピート訪問数は当然増え、2回目はじっくり読んでくれるので平均滞在時間が伸びます。
上記の2つの指標が良い記事は短期間でページランクがガンガン上昇し、あっという間に順位10位以内に入る事が多いです。
またSNSで紹介されたり、URLをはられたりする事が多くなるので、いわゆるバズがおきます。
朝起きたらその記事のアクセスが10倍以上になっていて「何が起きたんだ?」とびっくりする経験がおきます。
こういった理由から僕は知人にブログのやり方を教える時は「最初の1記事は1ヶ月かかっていいから何度もリライトして作ろう。」と言っています。実際に5記事くらいしか作れていなくても最初に作った3記事がボリュームが小さい記事ではありますけど検索1位をすでに獲得しています。
最初は時間がかかりますが、まず最初にやるべきことは「なんとなく上位表示を取れる記事の書き方がわかった」という感覚を身に付けることです。
その感覚さえつかめれば後は記事を作りまくるだけになるので、丁寧に丁寧に1記事を作る事がブログアクセス数アップへの近道だと僕は思っています。
ブログアクセス数の増やし方③:SNSと連携する
では最後にブログのアクセスアップを加速させる方法についてお伝えしたいと思います。
ブログのPV数向上に必要な初期アクセスを集める方法
ここまでブログのアクセス・PV数を向上・改善させるために必要なこととして「1記事を丁寧に作り上げること」について徹底してお伝えしてきました。
ブログ上位表示に必要な指標
- リピート訪問率
- 平均滞在時間
- 平均閲覧ページ数
Googleが上記の数値を重要視するのは間違いありませんが、そもそも最初は読者(PV数)がないので、これらの指標を計測しようがありません。
そもそものPV数が少ないからです。ある程度サイトパワーがあるブログで新規記事の順位が上がりやすいのは、新着記事での露出があるためで、新規ブログ・弱小ブログでは、クローラーが中々回ってこないので、樹陰の変動にある程度の期間を要します。
しかし、立ち上げて間もないブログサイトでも、スタートダッシュを決める方法があります。
それはSNSを活用することです。
SNSから新規記事に読者を誘導してPV数を獲得しよう
新規記事公開直後は、PV数が全くと言うほど集まりません。
検索エンジンでの表示順位が低いので、検索エンジンからの流入が期待できないためです。しかし、X(旧:twitter)などのSNSであれば話は別です。記事を作れば、SNSで新着記事のリンクを貼り、新規記事にアクセスを集めます。
するとある程度のPVを獲得できるので、平均滞在時間・リピート率が高い記事であれば「Googleが上位表示させてもいい。」と判断をしてくれます。
その結果、短期間で記事の上位表示が可能になると言うわけです。
SNSでの告知は諸刃の剣であることを理解しておく
SNSからブログ記事への誘導はスタートダッシュを決める上で非常に有効な手段ですが、ブログ記事を上手く書けない状態では諸刃の剣になる事を理解しておきましょう。
普段からSNSを使っていて、フォロワーが1000人以上いたとしましょう。そこで新着ブログ記事のリンクを貼り紹介しました。最初は多くのフォロワーが見てくれます。SNSで交流の深い人のほとんどが見てくれます。しかし1度記事を見て「中身が薄い」と感じれば「次からは見なくてもいいな」と思うようになってしまいます。
回数を重ねる毎にその比率は多くなっていき、最終的には「SNSで告知しても誰もきてくれない。」ということになりかねません。そういったリスクもあるので、SNSからブログ記事にアクセスを流入させるタイミングの見極めが重要になります。
最初の頃はSNSとブログは別々に運用し、渾身の力作が出来た時だけ記事リンクを貼るか、ブログ記事の作成に慣れてくるまでSNSを単独で運用した方が無難だと思います。
SNSからブログにアクセスを集める上での注意点
SNSからブログにアクセスを流す上での注意点が2つあります。
- 初期アクセスがあっても記事が低品質では順位は上がらない。
- SNSのフォロワーは全て見込み読者でなければいけない。
テクニックは中身が伴って初めて成り立つ
ブログ運営最初の頃は「この月はPV数が○○増えた。」とか「検索エンジン表示回数が○○増えた。」など、些細な結果に一喜一憂します。
しかしそれは最初の数ヶ月だけです。記事の品質が伴わなければPV数は見る見るうちに減少しますし、「SNSで集客した方が楽だし、作業時間もかからない」とブログ記事の更新が止まります。
もちろんSNSだけで稼いでいる方もいますし、ブログじゃないと駄目ということもありません。SNSだけの運用が向いているのであれば、作業時間をそちらに集中した方がいいです。
ただ1つの事をとことんできない人は、何をしても上手くいきませんし稼げません。情報商材で3ヶ月で稼げるとかありますけどそう簡単にはいきません。
ネットビジネス、ネットマーケティングの知識や経験をつけた先に収益という結果があるのであって、「とりあえずいわれるがままに作業して上手くいった。」なんて棚から牡丹餅はほぼありません。
周りの根拠のない自慢に振り回されなくても大丈夫です。今はアクセスもなく稼げていなくても大丈夫です。
上手くいかないのは、自分にノウハウや知識・経験がないせいであり、収益よりも、まずは学ぶことが先決です。なぜ上手くいかないのか、自分に足りていないものは何か。それを明らかにする。課題を明確にして、取り組むことを重要視する事がブログで稼ぐことの近道になります。
フォロワーが変われば求める情報も変わる
またSNSで集めておくフォロワーはブログ記事と連動している事が重要です。
いくら新記事を告知しても、全く興味のない内容であれば、どれほど高品質な記事であっても読んではもらえませんし、仮にリンクを押してくれたとしても読まずに離脱されます。
SNSアカウントはブログコンセプトと連動させる必要があるので注意が必要です。
事前にSNSでフォロワーの数さえ集めておけばいいということはしない方が無難です。
ブログのアクセスを加速させるSNS戦略
SNSを活用するメリットは、新規ブログ記事の宣伝だけでなく、他のブロガーやインフルエンサーとのコラボにあります。
SNSにおけるコラボのメリット
SNSをしていると先輩ブロガーや自分のブログと似たような情報を発信している人と交流するようになります。
その人たちはすでに自分のフォロワーを持っているので、コラボをすることによって「コラボ相手のフォロワーに自分のサイトを訪れてもらう。」という戦術が取れるようになります。Youtubeとかでコラボが多いのはそのためです。
X(旧twitter)だと他のブロガーのツイートにコメントをして、「いいね」がつけば、自分のツイートを身にくれます。その人たちが自分のツイート履歴を見て興味を持てば、リンクから自分のブログに訪れてくれる。というわけです。
SNSでの交流はWIN-WINでなければいけない
SNSで交流する場合は、相手にとってメリットがなければいけません。
ツイートに対して、良いコメントをすればインフルエンサーは自分のツイートを身にきます。そしてリンクから自分のサイトを軽く見て「この人と絡むことはメリットがある」と判断すれば、DMを送ってくれたり、フォローしてくれたり、ツイートにいいねをしてくれるようになります。
SNS戦略はブログの中身がないと上手くいきません。
適当なブログを書いて、有名なブロガーに絡みにいっても無視されます。逆に初心者でも一生懸命記事を書いていて、前向きに努力していれば、「○○さんの記事読みました。自分もそういう時期があって最初は大変ですよね。○○さんの記事はとても面白いと思うのでこれから頑張ってくださいね。」など、DMで応援してくれることもあります。
繰り返しになりますが、大事なのはテクニックではなく、中身です。SNSを上手く使えば、初期のアクセス数を増やし、そこから短期間で掲載順位を上位に持っていけますが、あくまでそれは高品質の記事をかけていればの話ということになりますので、「まずは最高の1記事を作り上げるために徹底的に時間を使う。」ということが大事です。
まとめ
ブログのアクセス数は簡単には上がりません。
その理由は簡単で表示上位をとった経験をしていないからです。これが慣れてくれば以下のように未来が見えるようになります。
- このキーワードは多分上位取れない。諦めて削除しよう。
- この順位ならリライトすれば1ページ表示はいける。リライトしよう。
- この記事は1位簡単に取れるかも。優先的にリライトしよう。
- このキーワードがなぜか上位に来た。読者ニーズはこっちだったのか。
こういった感覚は記事を量産して、この記事は当った・当らなかったを続けていては絶対に身に付きません。
1ヶ月おきに順位を確認してリライトして、順位が上がらずがっかりして、それでも諦めずに取り組んで、1年位粘り強く取り組んで初めて身に付くものです。そして自分の中に「そういうことだったのか!」という閃きが降りてくる瞬間が必ずきます。
やることは単純です。
20記事ほど書いて、その中から1つ「この記事は10位以内にいけそうだ」と思う記事を選んで、その記事を毎月1回リライトし続けるということをやりましょう。
リライトしたら逆に順位が下がるということも当然起こります。数少ないアクセスを取れる記事の質が下がって「もはや何が正解かわからない」と悩むようになります。でもそれは全て勉強です。それらを乗り越えて「ブログのアクセスの上げ方がわかった。」という自分なりの攻略法が見えてきます。
この記事を最後まで読んでいただけた人は「このままではいけない。」という感覚をもっているだけでも1歩リードしています。ブログアクセス数を上げるためにひつようなことは1つ1つの積み重ねなので、次はPV数ではなく「掲載順位」を気にするようにしてください。
リライトした記事の掲載順位を変動する事ができるようになれば、ブログアクセス数は爆増します。
そのためにまず1つ最高の記事を作ることだけに集中して取り組む事が何よりも大切だと私は思っています。