「ブログを始めたけどアクセス数が増えない。」や「100記事書いても将来に期待できない」と言った不安は、ブロガー、WEBマーケター誰もが1度はぶつかる壁です。
しかし、どの記事を読んでも「良質な記事を書こう」・「ユーザーニーズを満たそう」・「良い記事を書くためのコツ」というものばかりで、「もっと具体的なヒント・アドバイスをくれ!」とあなたは今求めているのではないでしょうか?
そこで当記事では誰でも実践できるブログのアクセス数・PV数を増やすための20の作業手順を解説します。作業なので真面目に取り組めば必ず成果は出ます。
あなたはいくつできているでしょうか?
最後までご覧になっていただければ「自分はこれをしていなかった」という改善のヒントが見えてくると思います。
ブログのアクセス数を増やすには?
ブログのアクセス数を増やすためには以下の手順が必要になります。
- 作成した記事がグーグルなどの検索エンジンにきちんと登録される。
- 記事で狙ったキーワードが検索エンジンに正しくインデックスされる
- 他に作成した記事とのキーワードカニバリズムを防ぐ
- 内部リンク記事を作成し記事内容を充実させる
- リライトを3カ月おきに実施し検索上位表示を目指す
アクセスを増やす上で重要なのは”運用”です。
ほとんどの人は新規記事を作るばかりに意識がとられています。しかし、これからご紹介するチェックポイントを1つ1つ確認すれば必ず原因は見えてきます。「ここが悪かったんだ」ということさえわかれば、不安はなくなります。
あなたが今不安であるのは「良い未来になる事がイメージできない」からです。
失敗の原因さえ分析できれば、そこを直せばいいだけですから。では、ブログのアクセス数を改善するための必要な20の作業の知識をみていきましょう。
ブログのアクセス数を増やすための19の方法
ではブログのアクセス数を増やすためにやるべき20の方法とその手順についてみていきましょう。
ブログのPV数を増やすための基本となる7つの作業
まず基本的なことからです。
①:WordPressブログで始める
はてななどの無料ブログでなく、wordpressブログが前提です。ブログアクセスの基本は検索流入であり、検索上位表示(SEO)に強い事が前提になるからです。「wordpressって何?」という方はまず以下の記事をご覧ください。
②:新規記事を作成、記事をリライトすれば必ずクローラーに依頼する
新規記事の作成、リライトをしたらそれを検索エンジンに反映してもらわなければいけません。何もしなくてもそのうちクローラーは回ってきますが、アクセスが少ないページには回ってくるまで時間がかかるので、手動でリクエストすることができます。
それがGoogleサーチコンソール(SearchConsole)というツールです。無料で使え、アクセス解析・改善をする上で絶対に必要なツールなので今すぐに導入しましょう。
サーチコンソールにログインし、トップページの赤線で囲ったところに新規作成、リライトした記事のURLを貼り付け、Enterキーを押してください。
すると以下のページに飛びます。
新規記事の場合は【URLはGoogleに登録されていません】と表示されます。新規記事作成・記事リライト時のどちらの場合であっても、赤で囲った【インデックス登録をリクエスト】をクリックしてクローラーにリクエストをすることを忘れずにしましょう。
③:SeachConsoleできちんとインデックスされているか確認する
毎日の確認作業として、サーチコンソールで【カバレッジ】→【有効】→【送信して登録されました】という順にタブをクリックして以下のページで確認する癖をつけましょう。
【送信して登録されました】に該当のURLがあればOKです。
④:低品質・有用性の低い記事として認識されていないか確認する
次に【カバレッジ】→【除外】をクリックすれば以下のような詳細が表示されます。
その中で、【クロール済み‐インデックス未登録】か【検出‐インデックス未登録】に該当するページがないか確認しましょう。
【feed】がついているURLなら問題ないのですが、記事URLが該当している場合、文字数が少ない、独自性が低い記事、すでに作成した他の記事と内容がかぶっていると検索エンジンにみなされている可能性があります。
簡単に言えば、「あなたの記事をみたけれど、”記事内容が薄い”あるいは”他の記事と似ている”ので検索結果に載せることはやめました。」ということです。
つまり、低品質・有用性が低いページとみなされている可能性があります。
こういった記事が増えるとサイト自体の価値が下がり、他の記事にも影響を与えてしまうので、すぐに、【記事を削除する、リライトする、非公開にする、noindex】にするなどの対処をとりましょう。
⑤:低品質・有用性の低い記事とみなされることへの対処法
ブログ記事を30も書けば「文字数も3000程度も書いたし、文章もパクっていない。どこが低品質なんだよ。」と思う記事が出てきます。ここがブログのアクセス数が伸び悩む一番の落とし穴の可能性が一番高いです。
例えば、この記事では【ブログ アクセス数 増えない】というキーワードを小見出しタグに使わないようにしています。その理由は【アクセス数増えない】という記事を別に書く予定をしているからです。
以下の2つの例をみてください。
記事① | 記事② |
記事①:ブログのアクセス数を増やす方法 | 記事②:ブログのアクセス数増えない理由 |
ブログのアクセス数を増やすには | 1.ブログアクセス数が伸びない5つの原因 |
なぜブログのアクセスが伸びないのか | 2、ブログアクセス数を伸ばす3つの対処法 |
ブログのアクセスを増やす方法 | 3、ブログアクセス数の改善が一番大事 |
まとめ | まとめ |
この記事でブログのアクセス数が伸びないという小見出しを使った場合、ブログのアクセス数が増えない記事を書いたとき、コンテンツの重複が起きてしまいます(赤色の部分)。そして更に青色の部分は記事①の全体コンテンツと内容が丸かぶりになってしまいます。
すると全体として内容は同じではなくても、検索エンジンに重複コンテンツとみなされ、【クロール済み‐インデックス未登録】にされてしまうのです。
アクセスを増やすためには、カテゴリをまず決め、それぞれ何記事書き、それぞれの記事で狙うキーワードを事前に設計するキーワード選定が重要になります。
⑥:小見出しキーワードは必ずエクセルで記録し整理しておく
上記のキーワードカニバリズムが起きないようにするには、記事を書きながら小見出しをエクセルにコピーし、整理しながら作業することを心がけましょう。
そうしておけば、「別の記事でそのキーワードを使いたいと思ったとき、その記事の小見出しから外す」、「ボリュームが少ないキーワードであれば1記事だけで済ます。」というキーワード最適化をスムーズに出来るからです。
キーワードを整理しておかなければ、AとBの小見出しタイトルがかぶっていてリライトをしたら、今度はAとCが重複コンテンツになってしまう。なんてことがありえます。
サイト全体の最適化がスムーズに行えるので面倒ですが、毎回目次をエクセルにコピーし、記録するようにしましょう。
⑦:モバイルユーザービリティーにエラーが出ていないか確認しよう
定期的にサーチコンソールの【モバイルユーザービリティ】のタブを開き、エラーが出ていないか確認しましょう。
エラーは以下の4つの内のどれかです。
- クリック可能な要素が近すぎます
- コンテンツの幅が画面の幅を超えています
- テキストが小さすぎて読めません
- ビューポートが設定されていません
修正作業は5分もかかりませんので、すぐに対処しましょう。エラーが出ていれば「ユーザーフレンドリーではないサイト」として検索エンジンからの評価が下がる危険性があるので、修正は5分程度でできるものばかりですので、迅速に対応するようにしましょう。
ブログのアクセス数を劇的にアップさせる5つの下準備
ここまでがアクセスを稼ぐための基本です。
- 作成・リライトした記事が正しくインデックスされたか確認
- 低品質なページとみなされていないかの確認
- 記事が正しく表示され、ユーザービリティにエラーが出ていないかの確認
- 記事と記事の間でキーワードの重複が起きていないかの確認
これができていなければ、いくら良い文章を作ったとしてもアクセスを稼ぐことは難しいです。では次にアクセス数を増やすための記事を作成するために必要となる準備作業をみていきましょう。
⑧:できるだけ一番最小単位のキーワードをタイトルにいれる
例えばこの記事なら【ブログ アクセス数】というキーワードになります。以下の画像はキーワードプランナーで月間の平均検索ボリュームを見たものになりますが、ライバルは非常に強く検索順位を上位表示させるのは非常に難しいです。かといって、検索ボリュームが100以下だとアクセス数のアップは見込めません。
そこで3語できれば4語以上の最終的にとりたいキーワードを含んだ最小ロングテールキーワードをタイトルに入れるようにしましょう。
⑨:対策キーワードと活用形
では次に1記事でどこまでSEOキーワードを狙うべきかですが、単語の活用と言うものがあります。キーワードを調べると以下のような活用がある事がわかりました。
- ブログ アクセス数 増やすには
- ブログ アクセス数 増やす方法
- ブログ アクセス数 増やし方
これらのキーワードを小見出しにできる限り入れ込む事が重要です。これだけでもどのような記事構成にすべきかが見えてきますよね。キーワードからユーザーが知りたいユーザーニーズを分析し、それを満たす文章を作る。
これが重要です。
⑩:キーワードの同義語を調べる
SEOはコンテンツレベルで対処する事が重要です。「ユーザーニーズにふさわしいコンテンツ」が一番重要です。
どういうことかというと以下をみてください。
- ブログ アクセス数 増やす
- ブログ アクセス数 アップ
- ブログ PV数 増やす
- ブログ アクセス数 稼ぐ
- ブログ 閲覧者 増やす
これらの単語の言葉は全て微妙に違いますが、検索意図は全く同じですよね。これらのキーワードを上手に小見出しタグに入れるようにしましょう。逆に、【ブログ アクセス数 増やす】と【ブログ アクセス数 稼ぐ】で別々の記事を作成すると重複コンテンツになりやすいので避けるほうが無難です。
⑪:1ページ目のライバルを見てタイトルキーワードを決める
- ブログ アクセス数 増やす方法
- ブログ アクセス数 増やし方
- ブログ PV数 増やす方法
- ブログ アクセス数 アップ
上記のキーワードの内、どれを選んでも最終的には変わりません。全部取れます。同一ニーズであれば、タイトル・小見出しタグに含まないキーワードでも、グーグルは評価してくれるからです。
しかし、攻略難易度は変わります。
なので、候補キーワードを全て実際に検索し、上位ページを見て一番ライバルの弱そうなキーワードをタイトルキーワードに選ぶようにしましょう。
⑫:目標ターゲットが検索しそうなキーワードを選ぶ
タイトルキーワードの選び方のもう1つのアプローチとして、検索ユーザーに合わせると言う手もあります。例えば【学生、社会人】、【経験・未経験】、【10代・30代】、【男性・女性】など、同じ検索意図でも、使うキーワードは変わってきます。語彙力が変わるからです。
そのため、自分のブログの言葉遣いやキャラクターから考えて、どの読者層を狙うのかというペルソナをしっかりと考え、そのペルソナが使っていそうなキーワードを選択するということも効果的です。
ブログのPV数を増やす記事を作るためのコツ
では記事ライティングに関するコツをお伝えします。詳しくは別記事で解説する予定ですので要素だけ簡単にお伝えしていきます。
⑬:小見出しタグを上手く使う
SEOで重要になるのが以下の小見出しタグです。
以下の2点を意識するようにしましょう。
- 他の記事で狙いたいキーワードは小見出しにいれないように意識する
- この記事で狙いたいキーワードを可能な限り入れ込むようにする
小見出しは絶対に戦略的に運用するようにしてくださいね。
⑭:記事を書き出す前にブログ記事の文章構成を練る
アクセス数を増やすためには、読者の検索意図、知りたいことに対して120%で答える良質な記事を作り上げることです。そのためには、どういった章立てをし、どういった要素を盛り込むべきかという、ブログ記事のストーリーを考えることが大切です。
バズる、検索上位を達成するための記事を作るための記事・文章構成の方法を以下の記事で詳しく解説しています。
⑮:ブログ記事ライティングにおける6つのコツ
記事の書き方のコツはいろいろありますが、基本は以下の6つです。
- 読みやすくするために多くても1センテンス4行まで。
- 小見出しを上手く使って9行以内で区切る。
- 見やすくするために漢字を連続させない。””や【】を上手くつかう。
- 何度も口に出して音読して読み進めやすい文章作りにこだわる。
- グラフや画像を差し込んで文字ばかりの窮屈な画面にしない。
- 自分の意見を受け入れてもらう説得力の高い文章を心がける。
⑯:作成する記事は内部リンク・関連記事が最優先
グーグルはその記事だけではなく、総合的なユーザーニーズに対する価値で評価します。
この記事であれば以下のようなものです。
- サーチコンソールを使いこなせていない。使い方を教えてくれ。
- キーワードをしっかり選んでこなかった。選び方を教えてくれ。
- キーワードの調べ方、整理の仕方のコツがあれば知りたいんだけど
- 結局一記事で対策すべきキーワードはどこまで?どの場合は分割すべき?
こうしたニーズに対して内部リンク記事があれば、この記事にたどりついたユーザーの平均ページ閲覧者数や平均滞在時間は劇的に上がり、評価が上がると言うわけですね。
アクセスアップで大事なのは、まずアクセスを稼ぐ1記事を作り出すことに真剣に取り組むことです。カテゴリの充実も重要ですが、まずは最高の1記事を作り上げる成功体験をしてみる事を最優先課題にしましょう。
ブログのアクセス数を改善・伸ばすにはリライトが一番重要
どれだけキーワードを吟味して記事を作成しても、初心者の人は多分打率1割くらい、10記事書いて1記事ヒット、100記事で言えば10記事が8割にアクセスを占めるという感じになるでしょう。能力のある人でも、新規記事の打率は3割くらいあれば良いほうです。
ブログでアクセス数を稼ぐコツは、新規記事を量産することではなく、記事をリライトし、質を高めることにあり、リライトをすれば、8割の記事はある程度の成果を出すことができるようになります。
⑰:サーチコンソールでキーワードの順位を確認する
この記事は他サイトで運用している記事なのですが、元々【仕事ができる人 特徴】を狙って作成した記事でした。
しかし、結果は【仕事の出来る人 性格】の方が高く、記事を見直すと性格のことばかりで、具体的な行動を書いていない記事でした。そこで【仕事ができる人 特徴】で上位のライバルサイトを参考にしてリライトした結果が上記です。
⑱:順位ごとのリライト戦略
リライトでは、1位をとることよりも10位以内に入るキーワードを増やすようにしましょう。。
狙い目は10位から20位までのキーワード。これは確実に少しの手直しで改善されます。20位から50位までは少し厳しくて、コンテンツの追加・加筆が必要になります。
50以上はほぼ無視でいいです。もしもとりたいのであれば、別記事を作成するなどの記事の分割を検討すべきです。記事の方向性がずれたりする可能性もあるからです。
⑲:まずは1つのユーザーニーズに特化する
リライトではまず1つのキーワードに絞りましょう。そのキーワードの検索意図は何か?どのような情報をあれば嬉しいか、どんな悩みを抱えているのか?それをキーワードから読み取る事が大切です。
しかしリライトは新規記事と異なり、それぞれのキーワードの掲載順位を見ることで、以下の分析がする事が出来ます。
- 評価されているコンテンツはどれか?
- どの部分を更に充実させるべきか?
- 逆に不要な文章・コンテンツはどこか?
数値を見ることで客観的に改善を進めていく事が出来ます。
まとめ:トライ&エラーを我慢強く続けよう
この記事ではアクセスを増やすために必要な18の作業について解説しました。
あなたは全てできていたでしょうか?
是非全て実践してみてください。そうすれば、サーチコンソールを見て、どのようなトラブルが発生しているか、どのような改善をすべきかと言う課題が手に取るようにわかるようになります。
まずはそのノウハウを身につけましょう。
ブログに必要なのは知識でも文章力でもなく、WEBマーケティング力です。