「ブログを何記事も書いたのに、読者が訪れない!!」
ブログを書き始めた最初の頃は、毎日グーグルアナリティクスのアクセス解析ツールの結果を見て一喜一憂し、「このままブログを書き続けても報われる日は来るのだろうか」・「ブログのPV数が伸びる日なんか本当に来るのだろうか」といったように、ネガティブな思考ばかりしてしまいがちです。
しかし「このままのやり方を続けていれば必ず成果は出る」という確信を持てていればどうでしょうか?
ほとんどの人がブログを書き続けられるのではないでしょうか?
この記事では「このままブログを書き続けても成果が出るのだろうか」と迷っている人に対して、以下のことについてお伝えしています。
当記事でお伝えしていること
- ブログのアクセス数を伸ばすための”3つのアプローチ”
- ブログアクセスアップのために知っておくべき”3つの考え方”
- ブログのPV数を伸ばすためにやるべき”9つの施策”
最後まで読んでいただければ「この記事の通りに頑張り続ければ、1年後必ず多くのPV数を獲得できる」という確信が持てるようになります。
是非、最後までご覧になってください。
1.ブログのアクセス数を増やすには
ブログのアクセス(PV)数を増やすための方法としては大きく”3つのアプローチ”に分かれます。
3つのブログPV数の獲得戦略
- 検索エンジンからの流入を増やすことで、ブログのアクセス(PV)数を伸ばす方法
- SNSからの流入を増やすことで、ブログのアクセス(PV)数を増やす方法
- ブログサイトの平均閲覧数を増やすことで、ブログ全体でのアクセス(PV)数を増やす方法
3つのアプローチについて、簡単に説明します。
①:ブログ記事の品質を高めてアクセス数を増やす方法
ブログマーケティングの王道の集客方法は、”Googleなどの検索エンジンからの流入”です。
いわゆる【SEO(検索エンジン最適化)対策】という方法で、【ブログ記事を書いて、検索で上位表示を達成することで、検索エンジンでのクリック数を増やそう」という目的を持ってブログを運営していく方法です。
ブログの検索流入数を増やす上で最も重要なこと
”ブログ記事の検索流入数”を増やすためには、”最低でも2ページ以内、検索順位で言うと20位以内に表示させる事”が必要不可欠になります。
なぜなら「ほとんどの人は検索表示1ページの記事しか読まない」からです。
検索結果における3ページ目以降の記事を見るよりも”検索キーワードを変えて再検索する人の方が多い”ので、「検索20位以降の記事では、ほぼ検索エンジンからの流入は生まれない。」といっても過言ではありません。
そのため、ブログ初心者のSEO対策では「需要の大きな記事を書く」のではなく、「検索数は少なくてもいいから、何が何でも検索10位以内を達成する記事を増やす事を目的とすべき」ということになります。
ブログ初心者でも検索エンジンからのアクセス数を獲得できる方法
SEO対策において、ブログ初心者が知っておくべき基礎知識は以下の3つです。
SEO対策に関する基礎知識
- ブログ記事毎に攻略するSEOキーワードの設定【キーワードリサーチ】
- SEOキーワードを満たすオリジナルコンテンツの作成【検索ニーズの解決】
- 高品質なブログ記事を増やし、サイトパワーを高める。【コンテンツプランニング】
上記の3つの基礎知識を学んだ上で、初心者ブロガーでも勝てる「ライバルが少ない美味しい市場を探す」ことが、ブログ初心者でもアクセス数を増やすための重要なポイントになります。
具体的にいうと「お宝キーワードの発掘」と「キーワードずらし」をマスターすることになります。
上記の2つについては、当記事の2章で詳しく説明しています。
②:SNSと連携してブログアクセス(PV)数を増やす方法
ブログで短期間で成果を出したい・大きくバズらせるためには、他のSNSツールとの連携が必要になってきます。
新規記事を公開しても「1年以上の運用経験のある」あるいは「月間1万PV以上がある」ある程度のサイトパワーを持ったブログサイトでない限り、検索上位に表示してもらうには、新規記事を公開してから最低でも3ヶ月はかかります。
その理由はブログを立ち上げて間もない場合は、クローラーが中々回ってこないので、新規記事の検索エンジンへのインデックス・ページの再評価される速度が非常に遅いからです。
そのため、読者を120%満足させる最高品質の記事を書くことができたとしても、そもそものアクセス(PV)数がないので、Googleなどの検索エンジンは「この記事は高品質である」という判断が出来ないので、掲載順位が上がりにくいというわけですね。
SNS×ブログを上手く活用して初動ブログPVを生み出そう
そこでX(旧twitter)などのSNSにリンクを貼ることで、ブログ記事の”初動PV”を生み出す事が非常に友好的になってきます。
初動PVが生まれれば、平均滞在時間やリピータ率などのアクセスデータが計測できるようになるので、「ページの再評価をするためのクローラーが回って気安くなり、「品質な記事であれば短期間で掲載順位を爆上げすることができる」というわけです。
また他のSNSで予めブログの見込み読者を集めておけば、いきなり収益化記事を作成して、URLリンクをツイートなどに貼り付けて告知すれば、収益をいきなり発生させることも可能です。
これが「ブログ立ち上げ3ヶ月で○円の収益達成!!」など、SNSでよく見られる情報商材のからくりの正体であり、Xなどの方が短期間で見込み顧客を集めやすいので、初期の頃はXなどをSNSメインにして、新規記事を紹介するとした方がブログのアクセス数は稼ぎやすいといえるでしょう。
ブログジャンルによってはブログは読者教育・収益化の仕組みとして活用しよう
ブログ×SNSで考えておきたいこととして”ブログとSNSの役割分担”があります。
僕の場合は【ブログがメインで、SNSはサブ】として考えているので、集客のメインはブログ記事からの検索流入ですが、収益性が高い稼げるブログジャンルを狙う場合であれば、ブログ単体で攻略は難しいと判断し、集客のメインをSNSに頼るのも1つの手ですし、資金に余裕があるのであれば、収益ブログ記事だけを作成し、その記事の広告を出す【収益化ページのみのブログ運用】というのもアリです。
【ブログを始める目的】ブログを書くことで身につく5つの稼ぐ力の記事でお伝えしている通り、Xなどの他SNSをメインに運用している人でもブログを持っているのは、ブログは顧客教育・収益ページまでの導線作りにおいて、非常に重要なツールであるからです。
「ブログ記事でアクセス数を集めないといけない!」というわけではなく、ブログジャンルによって最適解は変わりますし、向き不向きもあるので、「自分に合ったネットマーケティングの方法を探す」という意識を持つようにしましょう。
③:ブログ記事・サイトの構造を見直してアクセス数を伸ばす方法
ブログのアクセス数を稼ぐ記事を複数作ることができれば、ブログ全体のアクセス数を増やすことに目を向けていくことになります。
ブログサイト全体のPV数を増やすためには?
月間アクセス(PV)数は【(すべての記事の検索流入数合計)×(平均閲覧PV数)】で決まります。
上記の数字を伸ばしていくためには【訪れた読者を逃がさない】ということが重要で、ブログマーケティングでは読者を以下の5つのステージで育てていくことになります。
5つの読者ステージ
- 【離脱読者】求めていたものと違う。別のサイトを見てみよう。
- 【一見読者】この記事はためになった。満足した。
- 【刺激読者】この記事を読んでいて、気になる記事が出てきた。
- 【リマインド読者】この記事は最高だ。ブックマークしたり、おすすめしよう。
- 【ファン読者】この人の書く記事は面白い。このサイトをブックマークしておこう。
ブログの収益化につなげる上では、読者を満足させるのではなく、「次なる疑問や興味」を引き出し、”不満足な状態を作り出す”ことが重要になります。
そのためには、以下の5つの要素をブログ記事に織り交ぜていく事が効果的になります。
ブログ記事を読んだ後の感想
- 【疑問の連想】ここまでは理解した。でもこういう場合はどうすればいいんだろう?
- 【新たな知識】○○を調べる中で、△△という専門用語を学んだ。これも調べてみよう。
- 【NEXTアクション】○○ができれば、次は△△をしなきゃいけないのか。
- 【サイトへの信頼】この人が発信する情報には価値がある。他の記事も見てみたい。
- 【記事ボリューム】この記事に書いてある情報はすごい。ブクマして関連記事も読もう。
どのようなことも全てを1つの記事だけで説明することはできないので、「この話は○○の記事で」とか「続きの話として○○の記事がおすすめですよ」といった派生記事が”関連記事”であり、関連記事を張り巡らせることで、続きの話を用意し、記事の奥行きを作ることで、セッション当りのアクセス(PV)数を増やす事ができます。
それを示す指標が【平均閲覧ページ数】であり、この指標が高いサイトであればあるほど多くの月間PV数を獲得する事ができるようになります。
ブログのアクセス数を爆増させる理想のブログサイト構造とは
多くのブログアクセスを獲得するためにの理想的な記事とは以下の構造になっている記事のことをいいます。
理想の記事の階層
- LP記事「○○するなら△△の要素があるよ」
- 教育記事「○○で△△であれば□□が原因ですね」
- CV記事「□□の原因であれば△△をすればいいですよ」
ブログ記事の大半が集客のための”LP(ランディング)ページ”であり、LP記事に訪問してくれた読者に対して”関連記事(教育記事)”を紹介し、そこの教育ページで読者の悩みを解決方法を提示します。そして最終的に”CV(コンバージョン)記事”に誘導することで、読者はおすすめされた商品・サービスを購入することになります。
これが基本的なブログサイトの構造です。
上記のような理由からセッション当り平均PV数は3程度になることが望ましく、セッション当りのPV数が増えれば、ユーザーフレンドリーなサイト導線が作り上げられているということになるので、月間PV数・1PV当り単価も上昇します。
離脱ページの重要性
理想のブログサイトとは「どの検索キーワードから出会っても最終的に自分の悩みや知りたい事が書いてあるページにたどり着くことができるようになっているブログサイト」です。
どの記事にも適切な関連記事(内部リンク)が埋め込まれており、読み進めていけば必ず自分が求めている情報・おすすめの商品に出合うことが出来る。そして読者が離脱するのはほとんどが解決ページ(CVページ)であることが望ましいです。
上記を意識したブログ記事の作る方法は以下の記事で解説しています。ブログマーケティングにおいて一番重要となる知識なので、必ず目を通しておくことをおすすめします。
2.ブログアクセスアップのために最初に取り組むべき7つのコト
ここまでブログのアクセス数を増やすためには3つのアプローチがあることをご紹介してきました。
それらを踏まえて”ブログ初心者が真っ先に取り組むべき7つの施策”についてご紹介します。
①:ライバルが少ないジャンルを狙ってブログアクセスを伸ばそう
以下の画像は【ブログ アクセス 上げ方】で検索したときの表示件数です。
なんと6千万以上の記事がヒットしました。
次に比較画像として僕が趣味でしているメダカに関する検索結果が以下の画像になります。
ヒットした件数は約25万件数です。
上記2つを比べた時、どちらのキーワードが上位検索表示が容易であるかは考えなくてもわかりますよね。ブログ記事の品質がうんぬんかんぬんと考えるよりもまずは「ライバルが少ないジャンルで勝負する」ということの方が超重要です。
ブログが昔と比べて稼ぎにくくなった理由は、多くの人がブログ記事を書いて似たような記事が乱立したことに原因があります。逆に考えれば、昔は素人クオリティでも稼げていたということになります。
「何記事も書いてブログに読者が全く訪れない。」という場合は、まずブログジャンルを見直した方がいいと思います。
ビジネスの鉄則は勝負をさける
Youtubeでもそうですが、稼ぐ人の共通点は目の付けどころがいいというところにあります。
同じキャラ・同じ路線で勝負するのではなく、個性あるキャラ・コンセプトを見つけられるかが稼ぐ上では重要です。それはブログでも同じで、誰かが書いていそうで書いていない”お宝ジャンル・コンセプト”を見つける事が出来れば、ブログ記事の品質は多少粗くとも多くのアクセスを容易に稼ぐ事ができるようになります。
お宝ジャンル・コンセプトの練り方については、以下の記事でご紹介しています。
②:ブログを書く時間よりもキーワードリサーチの時間を増やそう
ブログ記事を書く前にあなたはどのくらいキーワードリサーチに時間を使っているでしょうか?
ブログ記事タイトルや小見出しに入れ込むキーワードを数十分でぱぱっと済ませていないでしょうか?
当たり前ですが、ぱっと調べてわかることなんてライバルも当然知っています。キーワードリサーチは「最初の出発点からどこまで連想していけるか?」が鍵で、簡単に出てこないキーワードであればあるほど、ライバルとかぶる可能性は低くなります。
適当に書いた記事がアクセス数を稼いでいるということはよくあることです。それは「たまたまタイトルに入れたキーワードがお宝キーワードであった」ということがほとんどです。
それを偶然ではなく、必然にするためには以下の4つのポイントを意識してキーワードリサーチをする事が重要になります。
KWリサーチのポイント
- ターゲット読者が検索する言葉にはどのようなものがあるのか?
- 既存の記事とは被らないタイトルにはどのようなものがあるか?
- 共起語・関連語にはどのようなものがあるか?
- 類義語・同義語にはどのようなものがあるか?
- キーワードずらしとしてはどのような候補が考えられるか?
③:読んでほしい読者のイメージをしっかりと作り上げよう
ブログ初心者の方が意識することに「ブログを書く以外の時間にどこまで時間をかけられるか」というものがあります。
ライバルが少ないお宝キーワードを見つけることができれば、次に”想定する読者像(ペルソナ)”を考えましょう。
当記事であれば「ブログを初めて大体3ヶ月から半年くらいの人」を想定読者にしています。とりあえずブログを初めてがむしゃらに書いてきたけれど、全然読者が訪れてくれない。
「なんで?」「何が悪いの?」「どうしたらいいの?」という状態で、SEOという専門用語も知らない方も多いと思います。
想定読者が変われば「どんな具体例を使って、どんな口調で、どの話をどこまでするのか?」も変わりますし、「事前に知っている知識はどこまでで、どの用語であればすでに知っていて、逆にどの説明は丁寧にすべきなのか」も変わります。
日常会話でも「説明がわかりやすい人」とは、”自分のレベルに話を合わせてくれる人”です。
ブログでもそれをするためには「目の前のどんな人をイメージして本文を書いていくのか?」をする事が必要で、そのペルソナを元にしてブログ本文で使う言葉を考えていく事が大切です。
高品質なブログにするコツ
良質なブログ記事を書くための下準備であるペルソナ設定については以下の記事で解説しています。
>>【ブログペルソナ設定シートと項目記入例】良質な記事を量産する方法
またわかりやすい説明をするための力に関しても、以下の記事で解説しているので是非ご覧ください。
④:SNSを上手く活用して初期アクセスを稼ごう
1章でお伝えしたとおり、新規記事公開直後は、アクセス(PV)数は全く集まらないので、「ブログ記事を更新すれば必ずXに新着記事のリンクを貼ったツイートをする」という事をルール化しましょう。
そして自分のブログジャンルと親和性のあるインフルエンサーをフォローしたり、コメントを残したりすると自分のアカウントを見てくれる場合があります。そして記事URLを貼り付けたツイートにコメントをしてくれたりすると、いっきに拡散したりするので「1記事書けばリンクツイートをする」・「その記事に興味を持ちそうな人をフォローする」という事をセットにして運用していきましょう。
ブログはテキストがメインになるので、X(旧:twitter)と併用するのがいいと思います。
⑤:SNSで相互フォローをしてコミュニティに参加しよう
上記でも少し触れましたが、SNSと連携する上で、フォロワーの質がとても重要になります。
その理由は【相互フォローをする相手が自分のブログ記事に興味を持つ”読者リスト”を持っていること】にあります。
Xで相互フォローをすることで、フォローした相手が相手が「いいね」や「コメント」をしてくれれば、そのフォロワーにもその影響が波及していきます。そのためフォローする相手は「自分と同じ位の規模感」で、「同じようなコンテンツを発信していて」、「その人をフォローしているフォロワーが自分のイメージする読者像に当てはまる人」と相互フォローするようにしましょう。
そのジャンルで超有名な人をフォローしても相手にされないので、もしするのであれば「その人のツイートにコメントをして傷跡を残す」くらいにしておきましょう。
そのコメントがバズれば自分のツイートを見にきてくれるかもしれません。
SNS運用のコツ
SNSの相互フォローは「お互いに狙っているターゲットのフォロワーが同じなので互いに共有すれば得だよね」という時に効果を発揮します。
お互いにメリットがあってWIN-WINの関係が成り立つからこそ「フォローされたし、フォローし返しておくか」となるわけです。全く関係のない人からフォローされても嬉しくありません。
むやみやたらにフォローしてフォロワーの数だけを増やしても全く意味がなく、SNSも目的と意図を持って運用する事が重要です。
⑥:アクセスが生まれている記事の内部リンクを優先的に作成しよう
ブログのアクセスの8割は全体の1~2割の記事で占められることが多いです。
ブログを30記事書いて月に3000程度のアクセスが生まれている場合であれば、その内の2400PVは3~6記事のみが稼いでいて、残りの24記事で残りの600PVを取り合うという計算になります。それをパレートの法則というのですが、本当にめちゃくちゃ当てはまります。
30記事書いて【30記事×100PV=月間3000PV】なんて計算にはほぼなりません。
特にブログ初心者の場合だと、1割程度の記事が激当りしてブログサイトのほとんどのアクセスを稼いでいて、5割くらいの記事が読者0ということになっていることが多いと思います。ブログ初期の頃は「30記事くらい書いて、その中からアクセスを稼いでいる記事を見つけて、その記事の関連記事から優先的に作っていくようにしましょう」ということです。
アクセスを稼いでいる記事に関連記事として埋め込むことで、アクセスを生む事ができるからです。
PVが生まれれば、検索エンジンにページ評価をしてもらいやすくなるので、そこから更に派生させてPVを生む記事を増やしていく。
「アクセスを生む取っ掛かりをまず作って、そこに時間を集中投資する。」という方は本当におすすめです。
⑦:アクセス分析をして上手くいった記事の条件を見つけ出そう
ブログのアクセスを増やすには、”サーチコンソール”で必ず成果の出た記事・とそうでない記事の比較を振り返るようにしましょう。
振り返りのポイント
- そのキーワードでのライバルの強さはどうだったか?
- そのキーワードでのライバルの多さはどうだったか?
- その記事で自分の書いた記事の出来はどうだったか?
- その記事ではどのくらい独自の目線やアイデアを出せたか?
- その記事ではキーワードと記事の内容がどれくらいあっていたか?
- その記事のキャッチコピーは他の記事と比べてどう違うか?
- その記事は前提となる関連記事や内部リンクをどれほど必要とするか?
「その記事のアクセスがなぜ伸びたか?」は、上記のような様々な要素によって決定されます。
お宝キーワードをたまたま掘り当てただけかもしれないし、ライバルと全然違う視点で記事を書けたのかもしれないし、ブログカテゴリの記事を充実させていた結果かもしれない。
ブログは本当に奥が深くて「しばらく放置していた記事が知らない間に伸びていた」なんてことはしょっちゅうですし、「酒を飲みながら勢いで2時間くらいで書いた記事が表示1ページ目を達成する」ということも起きます。
ブログ記事を書いたり、更新しながらサーチコンソールをしながら試行錯誤を続けていくという習慣を身につけましょう。
3.ブログアクセス数の増やし方全手順【月10万以上を目指すなら】
ここまでブログアクセスを増やすための7つの方法についてご紹介してきました。
上記をやるだけでもかなりの効果を見込めますが、これからブログについて一生懸命勉強して、1記事で3000から10000PVを稼ぎたいと思うのであれば、ブログSEOを勉強し、目的を持ってブログ記事の作成、運用が重要になってきます。
最後に1記事で圧倒的なアクセス(PV)数を獲得するための方法についてご紹介します。
方法①:掲載順位1位を取ることに徹底してこだわる
月10万PV以上のアクセスを狙うのであれば”どんな小さなボリュームでもいいから1位記事を作ること”が重要になります。
検索1位戦略がとても重要である理由
掲載順位1位戦略が重要である理由は【検索順位毎のクリック率】がアクセス数を大きく左右するからです。
掲載順位 | CTR(クリック率) |
---|---|
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
上記は検索順位毎のクリック率平均になりますが、月に10000回表示された場合、10位であればPVは132程度であるのに対し、一位を取れれば、なんと1394PVまで爆増します。
なんと10倍です。言い換えると1位を取れればアクセス数は10位と比べて10倍になるのですから、月1000PVのキーワードで1位をとるのと月10000PVのキーワードで10位を取るのと同じになります。
攻略の難易度はもちろん月1000のキーワードの方が容易です。
更に以下の画像のように1位を取っている記事のクリック率は50%前後を達成する事が可能なので、実際には10位の時と比べて、20~30倍くらいのPV増加の実感になります。
つまり「キーワードボリューム月10程度のキーワードで1位を取る経験をして、次は月100のボリュームで1位を取る経験をして・・・」といったように、ステップアップ形式で1位を取る事を積み重ねていく事を目指していくことをおすすめします。
ブログを書く前の時間を徹底的に増やす
1位を取るためには、大前提として「簡単に勝てるキーワードで勝負すること」が必要になります。
そこでまずブログ初心者は”ブログを書く時間よりも、ブログ記事を書く前の準備時間を増やす”ということを意識しましょう。
すべきことは以下の4つです。
お宝キーワード発掘手順
- SEOキーワード調査において、検索ヒット数の少ないワードを選ぶ。
- SEOキーワードのズラしキーワードを探す。
- Google検索を実際に行い、上位3記事の質を確認する。
- 読者ニーズを満たさない・質の低い記事が上位のキーワードを選定する。
自分の書きたい記事の検索(SEO)ワードにはどのようなものがあるかをリサーチツールで探し、検索ヒット数の少ないロングテールキーワードをまず選定します。そして選んだロングテールキーワードの競合がまだ強い場合は、検索ボリュームの残るズラしキーワードを探し、候補に挙がったキーワードを実際にGoogle検索に打ち込み、上位3記事に目を通しましょう。
すると上位3記事が「検索に対するアンサーとずれている」あるいは「この記事であれば勝てるんじゃないか?」と思えるまで、上記の4ステップを繰り返しましょう。
ブログは芯記事を公開してからの運用が本番
ブログは新規記事を公開してからが本番です。
ブログ記事を書く前の段階はあくまで仮説に過ぎず、情報が限られている時点でどれほど考え抜いても、机上の空論です。
しかし、新規記事を公開するとアクセスデータというものが生まれ、そのデータを見ながら仮説とギャップを埋めることができるようになります。それが”ブログ記事の改稿(リライト)”です。
【あてずっぽうで書いた記事】と【データを見ながら修正した記事】
どちらの方が高品質な記事になりやすいと思いますか?
圧倒的に後者ですよね。ブログは沢山の記事を書くのではなく、1つの記事を丁寧に何度も何度も読者が求める品質になるまで改善し続ける。ブログ初心者の方は記事を量産することよりも、リライトの作業時間を多めに取り、最高の1記事を書き上げる経験を積むことを優先にしてください。
最高の記事が完成する頃には、「こんな感じの記事であればこの程度の検索ボリュームであれば1ページに表示できるんだな。」と感覚としてそれがわかるようになります。
その感覚さえつかめればあとは記事を量産するだけなので、そこからは早いです。
1つのブログ記事を何度もリライトし、必要な内部リンク記事を作成し終えたら本当の意味での記事の完成を迎えます。
CTRが50%を越えるまでキャッチコピーを練り直す
平均掲載順位が10位以内のキーワードが出てくれば、CTRの改善に取り組みましょう。
CTR向上はブログPV数改善施策において最もタイパが良いです。なぜならやることは以下のたった2つしかないからです。
CTR改善2施策
- タイトルを変更する。
- メタディスクリプションを書く。
検索エンジンで検索をかけると以下のように「記事タイトル」と「記事の簡単な説明文(メタディスクリプション)」の2つが表示されます。
読者は上記の情報から「自分が知りたい情報は多分この記事に書いてあるな」と予想を立て、クリックし、そのサイトを訪れます。
そのためにすることは奇抜なタイトルを付けるのではなく「ウチの記事はこの情報に特化して、このような切り口で情報を発信しているよ」と”記事を読むことのメリットを簡潔にわかるようにすること”が大切です。
方法②:ボリュームのあるキーワードを狙う
掲載順位が高い記事をコツコツと作っていくとアクセスデータが以下のように変化していきます。
高品質な記事がもたらす効果
- ユーザー1人当りの平均閲覧PV数が伸びる。
- ユーザー1人当りの平均滞在時間が伸びる。
- セッションのリピータ率が伸びる。
- 被リンク・いいね数が伸びる。
- ブックマーク・まとめサイトに載る。
低品質な記事が少なく、高品質な記事が増えていくと、そのキーワードにおける”サイトパワー”が高くなり、”検索ボリュームの大きいキーワードの攻略”が可能になります。
攻略に必要な記事数はいくつあるのかをリストアップしよう
検索ボリュームの大きい競合度が高いキーワードを狙いにいく場合、サイトパワーやコンテンツの充実度を高めていく事が必要になります。
例えば今読んでもらっている【ブログ アクセス 増やし方】であれば、関連記事は以下のようにリストアップできます。
関連記事リストアップ例
- SEOの基礎知識
- キーワードリサーチツールの使い方
- サーチコンソールでのアクセス解析のやり方
- アクセス解析に基づくリライトの進め方
- X×ブログを組み合わせたマーケティング手法
攻略が難しいキーワードを狙う場合、攻略には、内部リンクとしてどのくらいの数の関連記事の作成しておく必要があるのかをリストアップする必要があります。それがブログ記事の作成をする前に必ず”コンテンツ設計”であり、法人ブロガーや熟練ブロガーは【ブログカテゴリの全体像を先にイメージ】してから執筆作業に移ります。
コンテンツ設計に関しては他の記事で詳しく解説する予定です。
リストアップしたロングテールキーワード記事を全て作成しよう
攻略に必要なロングテールキーワード記事がいくつあるのかをリストアップできれば、自分が書きたい・書きたくないに関わらず、全て片っ端から作成していきましょう。するとその中には、知識や経験がなくて筆が進まないという記事も出てきます。
そんな時はChatGPTやグーグル検索を駆使することで、勉強しながら知識を学んでいきましょう。1年も継続すれば、知らない間に専門家になっています。誰もが知識0でブログを始めますが、ブログを運用していくことで知識を得ていきます。学びながらお金を稼げるのが、ブログの一番いいところだと個人的に思っています。
ブログジャンルの選び方
ブログジャンル選びにおいて重要なのは「自分が興味や好奇心を持って書き続けられるジャンルであること」です。
ブログを運用するとすぐにネタが尽きますし、ボリュームのある記事を攻略するのであれば、書きたい記事ではなく、書かないといけない記事の方が多くなってきます。そのため「自分が知りたい・やってみたい」というジャンルでないとブログを書く事が辛くなってくるので、本気でブログを運用していきたいのであれば、しっかりとコンセプトを持ってブログジャンルを決める事が重要になります。
詳しくは以下の記事で解説しています。
まとめ記事を作成し、競合性の高いキーワードの攻略を目指そう
ロングテール記事を全て作り終えれば、カテゴリページやまとめページを作成し、これまでに作成してきたロングテール記事をその記事の内部リンクとして埋め込んでいきましょう。
これまでに作成してきたロングテールキーワードで掲載順位10位以内を達成することができれば、そのキーワードにおけるサイトパワーは高まってきているはずです。
月間検索ボリューム1万くらいあるキーワードであれば、1記事で月1万以上のPVを稼ぐことも夢ではありません。非常に集客力のあるページとなるので、最後のCTAに収益化ページへの導線をつけたり、アフィリエイトを埋め込んだりすることで、高収益化を目指していきましょう。
方法3:読者が興味を持つ関連カテゴリを作成する
30記事ほど書き終えて、1つのカテゴリやミドルキーワードを攻略できれば、関連カテゴリを充実させることを意識しましょう。
読者が興味を持ちそうな関連カテゴリを作成していくことで、自分だけのブログサイトを作り上げる事が出来ます。
3-1.カテゴリ間のシナジーを意識してコンテンツを設計する
この記事の親カテゴリは【ブログ 運用】になりますが、関連するカテゴリとして【WordPress】や【SEO】・【アフィリエイト】・【ネット副業】など様々が考えられます。
ブログを本気でするならWordPressやSEOの知識は必須になりますし、ブログ収益を最大化するためにアフィリエイトの有効活用する知識は学ぶべきです。またブログの収益源はアフィリエイトだけではありませんし、日々進化するネットビジネスに対応するためにネット副業(起業)のトレンドは抑えておきたいですよね。
読者の興味の導線を考えてブログカテゴリを決めていく事が重要になります。
このようにブログというカテゴリを読み終えた読者は「次にどんな情報に興味を持つのか」あるいは「潜在的な興味はどのような情報であるのか」という”興味・関心のシナジー効果”を意識して、ブログカテゴリを考えていくことが大切です。
3-2.ブログカテゴリの設計でオリジナリティを出していこう
もちろん上記のようなテンプレとしての発展方法も考えられますが、2024年の現在、【WordPress】や【SEO】・【アフィリエイト】というジャンルはすでに多くのブロガーがこすりまくったレッドオーシャンブログジャンルです。
更に上記のジャンルは【操作方法】の解説がほとんどで、記事の差別化がとても難しいです。
そこで僕の場合は「ブログという初期投資のかからない趣味から初めて、最終的には独立・フリーランス・起業する人たちを応援する」というコンセプトを掲げています。ブログで集客することができれば、サークルなどのコミュニティを作って講師になることもできますし、商品やサービスを作って個人事業主・経営者になることも可能です。
そして元々僕は神戸大学大学院で経営学を研究していた経歴ということもあって「経営学(特にマーケティングやマネジメント)」も併せて発信し、ネットビジネスで活躍するためのノウハウを発信していこうと思いました。
上記のように【ブログ】という軸からどのような方向に伸ばしていくかを考えることで、自分だけのオリジナルサイトを作り上げる事が出来ます。
3-3.フロントカテゴリとバックエンドカテゴリを意識する
ブログやネット副業というカテゴリは【フロントカテゴリ(最初のお客さんを掴む)】と僕は位置づけています。なぜなら今からお金を作り出すことに挑戦する人たちなので、そこまでのお金に余裕はないと思うからです。
まず種銭を集めるためにSNSやブログ、ネット副業をして資金に余裕が出てきたら、「起業や独立のためにビジネススキルや人脈の構築、専門知識の学習のためにお金を投資する」という行動が出来るようになります。
それがバックエンドカテゴリであり「ブログサイトの収益は読者の成長と共にあるべき」だと僕は思っています。
それがWIN-WIN関係を作るブログサイトを作り上げる事がブログを書く原動力となっています。